ドラえもん 勉強べやのつりぼりとは、シンエイ動画によるドラえもんのパイロット版である。12分31秒、カラー。
1973年の日本テレビ版ドラえもんの放映が終了した後に、改めてドラえもんをアニメ化するプロジェクトが発足、そして1978年にテレビ局へ売り込む事を目的として、製作された。
大山のぶ代が初めてドラえもんのアフレコを行った記念すべき作品で、パイロット版であるにも関わらず、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンのほか、のび太のママに至るまでこの作品で決定された配役がそのままテレビシリーズで続投している。また、音楽担当の菊池俊輔もこの作品から続投となっている。そのため、テレビシリーズでも使われる劇判がこの作品でも早速使用されている。
ちなみに、ドラえもん初登場時の台詞は口笛で、きちんとした言葉を最初に発したのはジャイアンの「おーい、のび太にドラえもん。おっきいの釣ってきたから見せてやるぞ。来いよ!」だった。
ドラえもん初の台詞は「ねえのび太くん、僕らもご飯食べたら行ってみようよ釣り」である。
キャラクターのデザインは、シンエイ版大山ドラの初期に近いが、ドラえもんの脚が若干長く、メインの子供たちの服装も、のび太の服が黄緑色のシャツに茶色の半ズボン、しずかちゃんの服が真っ赤なワンピースでスカート部分に白い線が入った物、ジャイアンの服はテレビ版のように真ん中にストライプが入った物だが、地の色は緑でラインカラーはピンク、ズボンは茶色とカラーリングがかなり異なっていた。スネ夫は何故かのび太のテレビシリーズの衣装である黄色のシャツに青の半ズボンであった。
内容は原作てんとう虫コミックス12巻収録の「勉強べやの釣り堀」を中編程度にアレンジしたもので、原作には無かった海中散歩のシーンや、魚を部屋に呼んでドラえもんが一緒にゴーゴーを踊るといった珍しい場面もあった。
まだ演出などが確定していない時期であるため、ドラえもんが「ビカビカー」という効果音と共に道具を出す一連の動作が無く、単に「ぺろん」とだけ言って道具を出していたり、のび太の部屋の間取りが若干異なる。なお、この時点で原作と異なり、階段と部屋を繋ぐのは扉ではなく襖だった(壁紙も本放映版とは若干異なっている)。
パイロット版ということもあり、きちんとテレビ放映された機会は、テレビ朝日系列における1979年10月3日の特番のときのみで、長らく幻の一編と化していたが、2004年に刊行された専門誌「ぼく、ドラえもん」の創刊号の特典として初めてDVD化され、2009年の「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」でも特典映像として商品化されている。
ジャイアンとスネ夫がバカみたいに釣れる場所を見つけたと大はしゃぎ。
のび太とドラえもんも昼ご飯を食べたら行ってみようと意気込むも、のび太のママから「あんたは普通に歩いていてもドブにハマるのだから危ないから行ってはいけない」と咎められてしまう。
そこでドラえもんは外に出ないということならばと、のび太の部屋でおざしきつりぼりを使い、釣りを始めることに・・・
あったら削除されるので、載せないでね。
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最終更新:2025/12/06(土) 18:00
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