バズーカとは、アメリカで開発された一連の携行型対戦車ロケットランチャー・シリーズの愛称である。
バズーカはロケットランチャーであってバズーカ「砲」ではないので念の為。
第二次世界大戦中にアメリカはM1 2.36インチ対戦車ロケット弾発射機を開発したのだが、当時アメリカで有名だったコメディアン、ボブ・バーンズがショーのために作ったオリジナル楽器によく似た形をしていたことから、この愛称が付いた。
ロバート・ゴダードがロケット推進を研究しているときに共同研究者のクラレンス・ヒックマンと共に開発した。2人は1918年にこの兵器を披露したが、当時はまだ成形炸薬弾を使っていなかった。成形炸薬弾とセットで使われるようになったのは1942年からである。[2]
第二次世界大戦中に米国が大量に生産し、ドイツや日本の装甲車両相手に戦果を挙げた。一部は鹵獲され米軍車両に向けて使用された他、ドイツ等ではバズーカを参考にした対戦車兵器「パンツァーシュレック」も開発された(日本の対戦車ロケット開発は戦争には間に合わなかった)。
第2次世界大戦中には活躍したバズーカだが、後の朝鮮戦争中には北朝鮮のT-34に対して力不足を指摘されるようになった。理論上バズーカはT-34に対して十分な威力を持っているはずであり、T-34の装甲も特に強化されていたわけではなかったのにもかかわらずこのような威力不足が指摘された背景には、大戦後長期保管されていたバズーカの炸薬が劣化していたことがあったのではないかと考えられている。
のちに口径を拡大したスーパー・バズーカ(HEAT弾頭の威力は同じ技術水準であればおおむね口径に比例する)が導入されるとこの威力不足問題は解決したが、今度は鹵獲されたバズーカによって国連軍の戦車が被害を受ける事例が報告されるようになった。
バズーカおよびスーパー・バズーカを含む系列兵器はアメリカ以外の同盟国でも広く制式採用されており、戦後の陸上自衛隊でも使用している。
ながらく「バズーカ」という語が日本において最も著名な肩撃ち式兵器であった為に、日本のフィクションにおいては、まったく構造の異なる兵器が「バズーカ」と呼ばれるケースがしばしば見られる。こうしたフィクションにおけるバズーカは、「肩撃ちする、威力が高い砲」であり、弾倉があって何発も連射出来たり、発射するものがビームやレーザーだったりする事が多い。
ガンダムシリーズではザク・バズーカやハイパー・バズーカ等に代表される大型砲が初代ガンダムより多用されており、のちにビームバズーカだのメガバズーカランチャーだのと言った様々な「バズーカ」が登場した。
近年では「バズーカ」の記憶が薄れた(かわってR・P・G! が台頭しつつある)こともあってバズーカの一般名詞的な使用も減りつつあるようである。
余談ではあるが、ミリタリーを全く知らない人に同様の兵器を説明する場合は
「無反動砲」「ロケットランチャー」と言っても分かって貰いづらいが
「バズーカ砲みたいなやつ」と説明するとなぜか分かって貰いやすい…といった用途(?)はある。
日本には余剰化していたM1及びM9が貸与され(後に供与に変更)、1952年以降はM20やM20B1も供与されるようになった。M20、M20B1にはA1と同様の改修が施されM20改4、M20B1改4と改められた。[3]
掲示板
41 ななしのよっしん
2022/05/15(日) 09:53:13 ID: HReekz5HRO
ID: gNWLBiYrWl
こういうやつ大嫌い
気持ち悪い
おかしいおかしい言うだけでどう言う風におかしいのかも説明できてないお前がおかしい
42 ななしのよっしん
2022/09/23(金) 11:52:52 ID: 0YMu2Vpz9V
二年前に噛みつかれてるのに気づいて今更反撃するの面白すぎる
43 ななしのよっしん
2023/03/25(土) 03:19:51 ID: F7YIkrk3I3
バズーカは米軍のアフリカ戦線参戦以前に試作品がレンドリースでソ連に引き渡されていて、それの鹵獲品がパンツァーシュレッケのもとになったらしい
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最終更新:2025/04/25(金) 11:00
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