前前前世とは、RADWIMPSの楽曲である。
2016年8月26日に劇場公開された新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』の主題歌4曲のうちの一曲。
歌詞は『君の名は。』の内容とリンクしたものとなっているほか、映画の予告にて最も早く楽曲解禁が行われたため、主題歌4曲の中でも『君の名は。』を代表する一曲となっている。
なお、本曲は劇中場面で流される挿入歌であり、オープニングテーマやエンディングテーマではない(オープニングテーマは「夢灯籠」、エンディングテーマは「なんでもないや」である)。
本楽曲は以下の経緯を経た結果、4つのバージョンが存在している。
RADWIMPSの楽曲としては珍しく、どちらかというとかなり大衆向けに製作されており、彼らの作品全体から見ると若干異質なジャパニーズポップス寄りの産業ロック的作風となった楽曲でもある。
また、『君の名は。』のボーカル曲は全て未シングル化作品であるため、本作を含む野田ボーカル曲のオリジナル日本語版を入手するにはCDではサントラかRADのアルバムを、また楽曲単体で購入したい場合はiTunes Storeの単体販売を利用する必要がある。
2014年秋、川村元気(東宝のプロデューサー)を通じて、新海誠監督からRADWIMPSに映画『君の名は。』の劇伴参加のオファーが来る。オファーを受諾したRADWIMPSは、顔合わせ会議の場で脚本の第1稿を受け取り、監督との打ち合わせ内容から楽曲を制作。2015年2月にはラフ版を現場に上げている。その後も幾度となく現場とのやりとりを通じて映像と楽曲を擦り合わせ、『君の名は。』の世界観に合った楽曲として完成したのがこのmovie ver.である。
2016年7月5日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にて、フルバージョンが解禁された後、2016年8月26日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」にて、テレビ初披露された(なお、テレビ初披露となった日は映画の公開日でもあったほか、RADWIMPSにとっても地上波初登場となった)。
2016年11月24日放送のNHK「SONGS」では、この楽曲のタイトルを冠した番組名(RADWIMPS 「前前前世」を生んだバンドの今)だったにも関わらず、「君の名は。」関連の楽曲は本作含めて一切演奏されなかった(全て新アルバムの新曲を演奏した)ため、若干不満の声も聞かれた。
一部報道でこれに関連して「前前前世」は紅白でテレビ初披露か?といったことも書かれたが、前述の通り既にテレビ番組での演奏は行われている。
こちらは、2016年8月24日発売のサウンドトラック『君の名は。』に収録されている。
こうして完成したmovie ver.であったが、完成後に新海監督から「映像の尺や情景に合わせて足して欲しい」という要望が入ったため、急遽追加ブロックを作ることとなった。追加ブロックについては、movie ver.の2番の歌詞を差し替える形で使用されているが、前述のサウンドトラック収録には間に合わなかったため、movie ver.でありながら劇中と歌詞が異なる事態になった。
ちなみに追加ブロックの歌詞は、『君の名は。』の登場人物である瀧と三葉の会話を思わせる表現になっている。この歌詞が気に入った新海監督は、歌詞を聴かせるために既に収録済みだった台詞を落として劇中に組み込んでいる。
この映画バージョンは現時点で一切のメディア収録が行われておらず、映画の中だけで各種台詞に紛れて聴こえるのを聴くしかない状況である。
その劇中で追加されたブロックを改めて楽曲に組み込み、リアレンジしたバージョン。追加ブロックは劇中バージョンとは異なる箇所に組み込まれている(全体の歌詞を落とさずmovie ver.のアレンジを極力残すための苦労の跡が伺える配置でもある)。よって、上記の「映画で使われた前前前世」とは全く異なるバージョンである。また、movie ver.と比べると演奏時間が若干(10秒ほど)短縮されている。
2016年10月5日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にて、フルバージョンが解禁されている。
2016年11月23日に発売されたアルバム『人間開花』に「スパークル」のoriginal ver.とともに収録。
余談ながら、『人間開花』に「夢灯籠」「なんでもないや」は収録されない。
初出場となった2016年大晦日の紅白歌合戦では後半トップバッターとしてこのバージョンが演奏された。対戦相手は乃木坂46。
この際に「君の名は。」の劇中映像や予告編を再編集した特別ビデオがバックに流れたが、紅白のNHKカメラが基本的にボーカリストの映像を重視している点もあってカメラワークはお世辞にも良いとは言えず、この映像を完全に楽しめたのはNHKホールの観客のみだった。因みに、映画のネタバレは考慮されなかったらしく、結構重要なシーンがバンバン使われている。(中には瀧のチ○ニーシーンも)
2017年4月7日より北米での公開が決定されるにあたり、野田が原曲のメロディ(original ver.)に合わせて日本語詞を元に新たに英語詞を書き下ろしたバージョン。「前前前世」を英訳せず、敢えて「Zenzenzense」と表記させているのが特徴である。
この曲を含む英語主題歌4曲を収録した『君の名は。English edition』は、2017年1月27日からの先行配信を経て、2017年2月22日発売予定(日本国内限定)。海外向けには、英語主題歌4曲を収録したサウンドトラック『Your name. (deluxe edition / Original Motion Picture Sound Track)』としてリリース予定。
このため、国産ロックバンドの音楽作品としては珍しく「日本語バージョンが未シングル化にも関わらず、英語版のみがシングルカットされた」作品となった。
「君の名は。」について語るスレ#515より |
無断転載ではあるが前前前世のフルverが24日という驚異のスピードでミリオンを達成した、また歌ってみたやMADなどの派生動画が数多く見られる。
掲示板
58 ななしのよっしん
2018/01/10(水) 02:39:30 ID: 9kySkyEmsH
>>54
隕石じゃなくて彗星だった、少なくとも2回は地球に逢いに来て、種(隕石)をまいてってる
earthboundってサブストーリーのサブタイもそれを示唆してる
3600年前のクレーターがあれば完璧にそうだといえる、ないのが微妙なところだった
59 ななしのよっしん
2018/01/28(日) 12:16:59 ID: ivnwYibynl
タイムボカン24で少しだけ流れた…
60 ななしのよっしん
2019/07/13(土) 12:19:16 ID: 6jJw0YA+Y2
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最終更新:2024/11/09(土) 04:00
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