北村晴男とは (キタムラハルオとは) [単語記事]

北村晴男（1956〜)とは、長野県出身の日本の弁護士である。

概要

早稲田大学卒。2000年代から2010年代にかけて、人気番組「行列のできる法律相談所」に出演し、「笑わない男」「法廷に笑顔はいらぬ　冷静沈着」というキャッチフレーズや、丸山和也弁護士とのバトルなどで人気を博した。また、YouTubeちゃんねるも開設しており、法律論や法政策についても論じている。

日本保守党の法律顧問を務めており、2025年 7月の参議院選挙（比例代表）には日本保守党から出馬し、当選している。

発言・エピソード

高校球児でもあった。「行列のできる法律相談所」内のエピソードによれば、長野大会の準々決勝で、9回裏にセンターライナーに打ち取られそのまま負けてしまったことは悔しい思い出であり、ある意味で弁護士人生の起点なのだという。
番組内では、法律論よりかは人生論を語る丸山和也弁護士とは意見を異にすることが多かった。なお、弁護士によって見解、法解釈が分かれることは番組内だけでなく、実際の法務でも起こることである。
「バラエティー番組とはいえ、法律を扱っているのだから、笑ってはいけない。笑っては全国の弁護士に失礼である」ということで笑わないのだという。実際に事務所でも部下が笑うと𠮟りつけるが、私生活では普通に笑うのだという。しかし、長年番組に出演し続けるにつれ、この方針は少しずつ軟化していき、後期には笑ってもいい場面では素直に笑うことも増えていくようになった。
サザンオールスターズのファンとしても知られ、一番好きな曲で且つカラオケの十八番として「真夏の果実」を挙げている。『行列』のレギュラー放送期間中には2回ほど北村がサザンの曲を歌う場面が番組内で放送されたことがある。また、「蛍」「涙のキッス」「TSUNAMI」なども好きな曲として挙げており、自身の葬儀ではこれらをかけてもらうことを希望するほど思い入れが強い旨を語っている。
次女は女優であり、長男はプロゴルファー。
法科大学院について「もともと、日本の大学、大学院はレジャーランドであって、学生を指導する力が貧弱なのだから、失敗するに決まっていた」と、法科大学院制度を自身のYouTubeちゃんねるで批判した。