墓守鬼とは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
超人閻魔(ザ・マン)が創り出した異空間「超人墓場」に勤務する連中。複数おり、その外見は日本の伝承にある鬼そのものである。オモシロ起源説的には「墓守鬼の姿から人間たちが鬼の想像図を作り出した」というところだろうか。
職務は超人墓場で労働をする超人たちの監視。場を盛り上げるためか「永遠にこの終わりなき労働が続くんだ」と煽っているが、実際は超人達が現世に復活するための超人パワーを生産するための装置である。製造された「命の玉」を4つ溜めることで復活でき、すでに3つ集めていたウォーズマンは復活できる事を教えられていたようだ。最初から全員に教えていればみんなもっと頑張ると思う。
墓守鬼たちの中にはわざわざオーバーボディで偽装したアビスマンが混ざっており、おそらく墓守鬼たちの勤務態度を監査している。このコスプレは古来から行っていたようで、数億年ぶりに超人墓場を訪れたゴールドマンは一目で見破っている。読者からはそこまで分かりやすい変装とは思えず、完璧超人始祖たちの厚い友誼を思わせる一幕であった。
アビスマンやペインマンら完璧超人始祖たちを深く信奉しており、ペインマンがジャンクマンに敗れた時には嘆き悲しみ、仇を討とうとジャンクマンを襲いかける。しかしペインマンに制止されると、その指示を忠実に守り、ほぼ戦闘不可能な状態に陥っていたジャンクマンを解放した。
また、この時ジャンクマンは片手を切り離したことで多量の出血をしており、彼の残った手では止血が不可能なのでそのままでは失血死しかねない。早急に止血・手当が必要なはずだが、それを行ったのは墓守鬼たちであろうと思われる。
超人墓場での試合を盛り上げる実況解説・観客としても作中を賑わせた。戦っている超人たちにいらん事ばかり言ってさんざん盛り下げてくれた主にキン肉マンII世のゲス人間どもと違い、その観戦マナーの良さはさすがに完璧超人始祖仕込みの民度の高さを誇る。良い意味でゆでイズムが浸透しており「鬼のように強いアビスマン様」の台詞は読者の腹筋を崩壊させた。
戦闘能力は、超人墓場で霊体になっている超人たちに対しては高く(あるいは霊体の超人たちが力を失っているのか)、金棒の一撃でキン肉マンを打ちのめし、強制労働に送り込んでいる。
しかし生命を取り戻した超人には歯が立たず、生き返ったウォーズマンには蹴散らされてしまっている。
また、脱走を企んだサンシャインたち数名の超人に対しては、相手は霊体のままのはずだがオメガマンが投入された。偶然オメガマンがその場にいただけかもしれないが。
ところが「生きている超人にはかなわない」と自分らではっきり認識しているのに、悪魔六騎士による超人墓場侵攻の際には勢い良く迎撃に出てはバッタバッタと殺されまくり、悪魔六騎士の勇壮な活躍シーンを大いに演出した。この命を捨てての名演もまた読者からの評価は高い。
超人墓場の崩落に巻き込まれて多数の鬼が殉職したが、全滅はしておらず、戦後は超人墓場の後片付けに従事している。完璧超人始祖たちを慕うあまり、彼らの遺体に手を触れる事すらはばかり埋葬を行えないでいたが、帰還したジャスティスマンの許可を得て歓喜する姿を見せた。
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7 ななしのよっしん
2022/10/19(水) 00:22:00 ID: HjfLWxn151
8 ななしのよっしん
2024/05/27(月) 00:48:14 ID: U+QZZ7tzR1
民度が高いわりには時期的に消滅してるはずのサイコマンが出てきている事態におかしいと思わないポンが目立つ今回。
地上の情報はこっちに来てない疑惑もありそうだし、職務優先して超人パワー精製装置をいつでも直せるように周りを片付けていたのもありそうではあるが。
9 ななしのよっしん
2024/09/01(日) 11:02:16 ID: HjfLWxn151
始祖たちに対する敬意を見るともしかしたら太古の下等超人達に虐げられた種族を始祖が保護してそのまま超人墓場の作業員として雇ったとかそんな経緯があるのかもしれない。完璧超人以外の超人に対する態度が厳しめなのもそんな過去があるからとか。
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最終更新:2025/12/16(火) 10:00
最終更新:2025/12/16(火) 10:00
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