壊してみろとは (コワセルモノナラコワシテミヤガレとは) [単語記事]

壊してみろとは、一部の工業製品からの人類と自然への挑戦状である。

概要

産業革命以来急速に発展した文明の中で、人類は様々な工業製品を世に送り出してきた。
手の中に収まる携帯電話・スマートフォンから巨大な輸送船、或いは音速を超えて飛ぶ飛行機まで…。

その工業製品の中には、過酷な自然環境・整備面でハンデを抱える途上国・戦争という極限の環境・或いは子供の乱暴な扱いに耐えるべく、常軌を逸した耐久力を与えられたものもいくつか存在する。

しかし、本来は工業製品とは特別な用途ではない限り、丁寧に扱うのが第一である。
乱暴に扱っても正常に動くような耐久性を持つ工業製品は、丁寧に扱えば使用者より遥かに長生きすることもありうるのだから。

「俺達を壊してみろ　壊せるものならな…」

ゲームボーイ
 任天堂が誇る不死身の携帯ゲーム機。
「湾岸戦争で爆撃を受けたにも関わらず、中枢部は正常であった」という逸話はあまりにも有名。
トヨタ・ハイラックス
 日野開発・トヨタ発売のピックアップトラック。
簡潔な構造で非常に高い耐久性と信頼性を発揮し、特に途上国では農業用車両から銃と装甲を追加してテクニカルに改造され"貧乏人の戦車"までなんでもこなす。チャド内戦後期に至っては、双方の陣営共にハイラックスをベースとしたテクニカルで戦ったため「トヨタ戦争」とも呼ばれるほど。
某TopGearの悪乗りにも耐え、遂に彼らをギブアップに追いやったこともある。
→ハイラックス最強伝説
ホンダ・スーパーカブ
説明不要の"世界の国民車"。
徹底的に機能性と「一般人のためのバイク」を追求した結果、安価でチート級の燃費、その上呆れるほどに頑丈なバイクに仕上がった。
あまりの頑丈さから都市伝説まがいの噂も少なからず存在するほどである。（水没したカブを乾かしたらエンジン掛かったとか、サラダ油でも走れたとか）
上記のハイラックスに優るとも劣らない酷い扱いを受けてもエンジンが掛かるほど。
YS-11
戦後の国産旅客機第一号として有名な機体であるが、軍用機的な設計思想により民間機としては異常なまでの耐久力を有した機体でもある。
Wikipediaの記事を見ればわかると思うが、並の旅客機なら再起不能になるような事故をやらかしても「修理して復帰」で済ませた"武勇伝"もいくつかある。どこの日本軍のリアル異能生存体だ…
TOUGHBOOK
Panasonicが製造・発売するノート型（或いはスレート型）PC。
屋外、特に工事現場での使用を前提とされており、PCとしては驚異的な耐久性能を有している。
その耐久性たるや、1m程度の高さからの落下には余裕で耐え、70度近くの高温や-15度もの低温に晒されても起動が可能であり、さらにはバギーで未舗装の道を引きずり回しても（ダメ押しで泥を水洗いで流しても）正常に稼働するほど。

さすがTOUGHBOOKだ、ランマーやバギーなんてなんともないぜ！