売上厨とは (ウリアゲチュウとは) [単語記事]

売上厨とは、ネット上の売上が嘘だと疑わず真実だと思い込み、売上だけでしか物事を判断できないネット民のことである。

後述の通りこの売上厨は大雑把に「売り豚」とも言われることがあるが、これはそもそもFX用語で“ショートポジション”と呼ばれる株の売買姿勢を取る人間を指しての蔑称も含んでいるため、使用する際には注意が必要である。

「売上テーマの議論場でないところ」で「勝手に売上話を持ちこむ者」を厨と呼ぶ傾向がある。
後者の場合は比較厨や無自覚な荒らしな場合もある。

概要

以前は2chのアニメサロン ex 板やニュース速報（嫌儲）板の「アニメ DVD・BDの売り上げを見守るスレ（売りスレ）」に常駐しており、やたら深夜アニメの円盤の数字を比較したがる。

「売り豚」とういう言葉が生まれたのは萌え好きに「萌え豚」と呼び名が以前からあり、深夜アニメの萌えアニメで売上比較をしている者が多かったのでその流れで呼ばれるようになった。そのため、このスレにいる住民は女性中心に人気があるアニメには興味のない者が多い。
だが今では「売り豚」の名称は深夜アニメに限らず漫画、ゲーム、映画など売上の全般で使われており、基本的には売り豚はどこでも嫌われている。

特徴としては

売上ボーダーラインを勝手に決め（一般人には企業側の売上ラインを知るのは不可能）、超えると「大勝利」。超えられないと「爆死」「オワコン」などとレッテルを貼る。
- 爆死の基準は様々であり、「続編ができない」、「続編の場合前作と比較して8割を下回る」、「信者が暴れた」などあの手この手で思い込みのレッテルを貼る。
放送前に目立つ宣伝などをした場合「これ賭け枠」としてボーダーラインを上げられて叩かれやすい。
- 逆に放送前に期待できない予想を覆して売れたダークホース枠には優しい。が、2期があった時に少しでも売上が下がると叩く。
ネットで見かけた売上数だけが全てであり、それで良作、駄作を決めており売上以外の項目を認めない。
別にその作品に深く触れたわけでもない、元から興味があったわけでもないのに自身の主張の正当性を強調するためだけにこれまで売上が良かったとされる作品を担ぎ上げる、一方でそれ以下の売上とされた他の作品をその作品と比べるように貶す。
しかも売上数を絶対的な基準と吹聴している割にしょっちゅう(彼らの基準で)売れた作品、あるいは社会的ヒットを飛ばしたような作品に対しても、それが自身の嗜好や趣味にそぐわない、むしろ嫌いなタイプの作品だった場合は「あれは◯◯^[1]だろうから例外」などとあれこれ理由をつけてその結果を認めようとしない矛盾極まりない言動に走る傾向が強い。
逆に自身が好んでいる、楽しんでいるような作品に関して「その売上が低い」という話題や情報を出されると、それに対してはスルーを決め込んだり、これまた都合の良い理屈でフォローに走ったりする事もある。