学研奈良登美ヶ丘駅とは (ガッケンナラトミガオカエキとは) [単語記事]

学研奈良登美ヶ丘駅とは、近鉄けいはんな線の駅である。駅番号はC30。

概要

2006年 3月に生駒駅から延伸開業した近鉄けいはんな線の末端駅。当初は「登美ヶ丘駅」として開業予定であった。
奈良市内北西端の丘陵部に位置し、駅舎は奈良市と生駒市の市境に跨っている。ちなみにすぐ先には京都府精華町との県府境があり、県境クラスタには堪らない立地となっている。

高架駅ながら、大阪市高速電気軌道中央線の車両が乗り入れる。その為に、駅番号は中央線のコスモスクエア駅からの通し番号となっている。当初は大阪市高速電気軌道が駅番号を付与する際にけいはんな線の駅にも便宜的に連番で付けていたが、近鉄でも駅番号を付与することになった際にそのまま使用した。アルファベットがCなのは中央線(Chuo Line)の頭文字から。同じように御堂筋線が乗り入れる北大阪急行も連続した駅番号を採用している。

周辺は「関西文化学術研究都市」と呼ばれる学術地域に指定されており、奈良学園大学や、県立登美ヶ丘高校、奈良先端科学技術大学院大学など、幼稚園から大学までの学問施設が集中している。また、駅前にはイオンモール奈良登美ヶ丘があり、ちょっとしたショッピングスポットとなっている。

バスは奈良交通の路線バスが運行しており、祝園駅、高の原駅、学園前駅へ発着するバスが停車する。駅以外では学研奈良登美ヶ丘駅の北部に位置する鹿ノ台方面、北西部に位置する高山サイエンスタウン方面のバスが発着する。

この駅から更に東側への延伸計画があるが、現在は計画凍結中。その一方で、精華町議会は新祝園駅への延伸・接続要望を2019年に決議している。近くをリニア中央新幹線が通る計画案があるため、そちらの路線が確定してから延伸計画の検討に入ると思われる。