我愛羅とは、漫画『NARUTO』に登場するキャラクターである。
砂隠れの里出身の忍。父は四代目風影・羅砂、姉はテマリ、兄はカンクロウ。赤い髪と目の隈が特徴的であり、額に『愛』の一文字を刻んでいる。
12歳→13歳。下忍。好きな言葉は自愛。
母・加流羅(加瑠羅)の胎内にいる時に砂の化身・守鶴を四代目風影とチヨバアによって憑依させられ、最強の忍となるべく生み出された。加流羅が我愛羅を出産した際に死亡したため、加流羅の弟である夜叉丸に献身的に育てられたが、守鶴の力を制御できない我愛羅は同年代の子どもや里の大人達からはバケモノと呼ばれ忌み嫌われ、愛に飢えた孤独な幼少期を送っていた。しかし、6歳の時に夜叉丸から命を狙われた上、「風影の命で殺害を試みた」「アナタは誰からも愛されてなどいなかった」という衝撃的な告白を受け、「もう誰も信じない」と我愛羅は決意。自ら額に「愛」の字を刻み、自分のために生き、自分だけを愛する「我を愛する修羅」として生きると誓う。
夜叉丸の襲撃以降、我愛羅は風影の刺客から幾度となく命を狙われるが、その度に相手を返り討ちにしている。「他者を殺すことで自分の生を実感する」という歪んだ存在理由を見出した我愛羅は、それから6年間孤独で荒んだ日々を送ることとなる。
下忍の中でも最強クラスの実力を持つが、眠れば守鶴に人格を乗っ取られるという弊害があるため、常に不眠症に悩まされている。目の深い隈と情緒不安定な態度はそのため。普段は冷静で礼節を重んじるが、戦闘などによって一度気を高ぶらせると途端に狂暴な本性を露わにする。
12歳の時に受けた中忍選抜試験において、木ノ葉崩しの際にうずまきナルトと激突。守鶴化しても尚ナルトの前に敗北を喫した我愛羅は、ナルト、そしてうちはサスケや春野サクラの強さの理由が「愛する者を守るため」だと気づく。また、同じ人柱力としての業を背負うナルトと理解し合い、彼のように誰かを守れる人間になりたいと思うようになる。
うちはサスケ奪還任務では、木ノ葉同盟国・砂の忍として参戦。かつて殺そうとしたロック・リーを庇うなどと更生した態度を見せ、君麻呂に対して中忍試験時よりも遥かに成長した忍術と実力を見せつけながら辛勝した。
また、アニメ版においては以前は険悪だった仲のテマリとカンクロウとも打ち解けた様子を見せ、年下の忍からも少しずつ慕われ始めている。
16歳→17歳。好きな言葉は慈愛、未来。
大蛇丸に謀殺された父の跡を継ぎ、五代目風影に就任。体内の一尾・守鶴を暁に狙われ、守鶴を抜かれたことで一度命を落とすが、チヨバアの転生忍術により生き返った。
里長としては異例の若さではあるが、他の五影にも負けず劣らずの知力と戦闘力を兼ね備える。その実力は現土影・オオノキだけではなく、穢土転生で蘇った影達にも認められている。
第四次忍界大戦で、亡き父・四代目風影と敵同士という形ではあるが再会。「夜叉丸の告白は自分の命による嘘だった」「お前は母に愛されていた」と父から聞かされ、母の姿を象った砂に守られながら感泣する。かつて憎んだ父を許した我愛羅は、里の未来を託されながら彼を見送った。
守鶴とも対等の関係として友好を結んでいる描写もあり、敵からの襲撃に守鶴が自分の意思で我愛羅を守っている他、”前の人柱力に似ている”と守鶴なりの褒め言葉を(心中で)呟く姿が見られる。
命の恩人であるナルトに対して友情を深め、「お前が火影になったら杯を交わそう」という約束をする。我愛羅のナルトへの信頼と友情は特別なものであり、無限月読にかかった際は幼少のナルトが友として家に遊びに来るという夢を見ていた。
戦争終結後もTHE LAST、BORUTOと変わらず風影として里や民を守り続けた。シカダイという甥っ子もでき、かつて自分に愛情を与えてくれた夜叉丸のように、よき叔父として彼を見守っている。
なお本編では服装以外ほとんど姿が変わらなかったが、THE LASTでは髪を伸ばし始め、次世代編からは何故か大胆な七三へとイメージチェンジしている。それでも愛の文字を目立たせるスタイルは健在。
背負ったひょうたんに収めた砂を自在に操る。ひょうたんの砂はチャクラが練り込まれた特別性の砂であり、我愛羅の意思とは無関係に盾となって彼を守る。これは守鶴の力ではなく、死して尚息子を守るという母の意思によるものである。また、守鶴を失った後も砂を操る力は健在であること、父と同じく砂金を操れることを鑑みるに、磁遁系の血継限界を受け継いでいると考えられる(尚、映画では砂鉄を操ったこともある)。
先述した「砂の盾」と砂を直接身に纏う「砂の鎧」を巧みに使い分け、「絶対防御」の異名を誇る。風影になってからは自分よりも部下や他の忍を守ることを優先しており、一部二部を通して防御に優れたキャラクターと認識されている。
攻撃面・補助面においても優秀であり、砂で相手を拘束し潰すという戦法を得意としている。周囲の岩や石を自分の砂で砕いて新たな砂を生み出すという方法で、チャクラが尽きぬ限り無限に砂を操ることができる。また、浮遊する砂に乗って移動したり、硬質化した砂で相手を捕らえるといったこともできる。「砂さえあれば…なんでもできる」。
ただ、チャクラの燃費が宜しくないようでカンクロウから「弱点の目白押し」と評されている。我愛羅本人も、この問題は自覚しているようで、本人の寡黙な性格もあいまって、自身の術を自慢したり語ったりする描写は少ない。
掲示板
102 ななしのよっしん
2023/07/10(月) 18:47:40 ID: RwirmInT//
初期我愛羅の残忍さに影に隠れがちだけど木ノ葉丸を殴ろうとしたカンクロウや我愛羅に殺される忍に笑顔でバイバイするテマリも結構アレだったよな
まあ毎回我愛羅の殺戮ショー見せつけられてたら性格歪むのも無理はないけど
103 ななしのよっしん
2024/10/25(金) 09:06:29 ID: JTG+QMuu3p
シカダイに「我愛羅おじちゃんは中忍試験の筆記試験の時どうしたの?」とか聞かれたら真面目に応える姿が浮かんだw
我愛羅「まず砂で目を作って視神経を繋いでだな・・・」
カンクロウ「傀儡の術で試験官の中に人形を忍ばせるのもいいぞ」
104 ななしのよっしん
2024/10/25(金) 09:17:04 ID: vh6bddIieO
あれはバレないように情報を盗む諜報活動の実力を測る試験だからさ…
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最終更新:2024/12/23(月) 13:00
最終更新:2024/12/23(月) 13:00
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