東亜重工単語

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東亜重工

東亜重工とは、「BLAME!」「BIOMEGA」「シドニアの騎士」など弐瓶勉作品に数多く登場する架の重工業企業/組織である。

概要

各弐瓶作品において東亜重工の役割・重要性はそれぞれ違うものの、以下のような共通項が見られる。

  • 作中において非常に高度な技術を有している。
  • ある種の独立・第三者的な組織として存在するが、過酷な状況にいる人類を救うための行動を取る。
  • 一時的に話の中核を担うことがあるが、東亜重工そのものについて多くられることはなく、本筋の進行に合わせフェードアウトしていく。

なお、東亜重工の存在やその他の描写により、下記三つの物語が時間は違えど共通する世界観にあるという意見もあるが、所謂スターシステムとして弐瓶氏が使っている可性もある。

よく名前が似ているためか「ナウシカ巨神兵を造ったのも東亜重工」といった記述を見かけるが、
実際には巨神兵を造ったのは東亜工廠と言う組織であり、本項の東亜重工とは一切関係である。

BLAME!

初出は「BLAME!」。
他のSF漫画と違い一切の余分な説明がなく、それ故特異な世界観を醸しだす「BLAME!世界においてすら東亜重工は異質な存在である。作中では、物語キーとなるネットスフィアとは全に独立・不干渉の契約条項を結んでおり、そのため作中において的な権限を持つ「セーフガード」および「統治局」が一切干渉出来ない。駆除系が東亜重工の管理するエリアに迷い込もうものなら、その駆除系はセーフガードの意志に関わらず即座に機停止する。このことから単に政治的な契約だけで独立していたわけではなく、独立を守るための技術を持っていることが見て取れる。その他、統治局やセーフガードとはまた違う技術を多数有することを示す描写が出るものの、組織としての具体的な的などを沿革などを明確に明かすことなく東亜重工についての物語は終わる。

BIOMEGA

次に東亜重工について描かれたのは「BIOMEGA」。
BIOMEGAにおいては主人公が所属する組織として存在しており、主人公行動示を与えていた。このため、組織としての東亜重工について大なり小なりスポットライトがあたることになり、当初一部ファンの間で「BIOMEGA自体が東亜重工体の話になるのでは?」と予測されたが、やはりBIOMEGAでも詳細をられることなく物語シフトしていく。作中では東亜重工本社も登場する。

シドニアの騎士

シドニアの騎士」においても東亜重工の名が見られる。
物語舞台となる播種と呼ばれる恒星宇宙シドニア」において、東亜重工は人型機動兵器衛人」を始めとする各種兵装、操縦などの装備類、内の設備・備品や日用品に至るまで様々な研究開発と製造を担っている。

シドニア太陽系を脱出してから1000年程航行を続けているが、600年程前にも当時の衛人や装備類が東亜重工製である描写がある。しかし、物語開始時点の100年程前に起きたシドニア人口の99%を失うこととなったある事件の際に東亜重工も施設の大部分を衛破壊され、その後の兵器開発・製造は岐開発に取って代わられていた。
その後、主人公谷風と「十七式衛人継衛」の活躍などにより、東亜重工は新兵器開発と製造に返り咲き、この頃から内での登場人物の装や日用品にも東亜重工製のものが立つようになった。終盤には継衛の後継機も製造している。
敵である外宇宙生命体の奇居子の脅威に加えて、シドニア内部も様々な陰謀や思惑が絡み合い東亜重工、岐開発もその渦中にある。
これまでの推移を見る限り、やはり今作品でも前述の共通項から大きく逸脱することはないのかもしれない。

その他作品

シドニアの騎士」の後に連載された人形」「大雪海のカイナ」でも東亜重工が登場しているが、詳細は不明。

東亜重工動画制作局

アニメシドニアの騎士」の製作クレジットされている実在の団体。
製作委員会方式の同作の出資企業による任意組合。東亜重工動画制作局を構成するのは、ポリゴンピクチュアズ、キングレコード講談社

ニコニコ動画での東亜重工

弐瓶氏の長期連載作品に継続して登場することから、弐瓶勉漫画に関する動画タグに東亜重工がつくことは多い。また、「ここに病院を建てようシリーズ編して「ここに建てた東亜重工が逃げた」といったタグが使われることもある。

その他、有志による東方シリーズとのコラボ動画においては「東方重工」といったタグも見られる。

東亜重工グッズ

下記のMHz SHOPにおいて東亜重工のオフシャルギア展開として、作業用肌着(シャツ)、防寒用上着(パーカー)、作業用軍手などの衣類グッズが販売されている。中には「シドニアの騎士」作中にそのまま登場しているものもある。

また、東北地方太平洋沖地震災害支援チャリティープロジェクトとして、「東亜重工&ハングリーバグ」のフェイスタオルが取り扱われている。弐瓶勉氏の作品に登場する東亜重工と同様、ハングリーバグ林田球氏の漫画ドロヘドロ」に登場する店名。この手のグッズにしてはしいことにどちらもデザインが秀逸で普通に欲しくなる出来栄えとなっているのが特徴。
※東亜重工・フェイスタオルの場合
  価格:¥1,285(税込) → 価格内訳:義援¥1,000、製造費¥285 (販売経費やデザイン費等一切含まれていない。)

関連動画

関連商品

RIOBOT 継衛原作弐瓶勉監修の東亜重工製「一七式衛人 継衛」。付属する装備には1/144ケール再現された長さ約82cm高速弾体加速装置も含まれる。

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最終更新:2024/03/28(木) 22:00

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