松屋銀座・浅草

松屋銀座および松屋浅草とは、(株)松屋が運営している百貨店である。

概要

東京都内にて高級百貨店を営んでいる。日本国内にて「松屋」を屋号名にしていた百貨店はあるが、この(東京)松屋とは資本関係や人事交流等は一切無い別企業である。
福岡県内に福岡松屋(マツヤレディス)・大牟田松屋という百貨店が存在したが、福岡松屋は2003年に破産、大牟田松屋は2004年に破産し消滅。この(東京)松屋だけが現存する「松屋」を名乗る百貨店である。

勿論言うまでもないが、牛めし屋の松屋とも無関係。レストランフロアのテナントにも入っていない。

1869年に神奈川県横浜市で創業した「鶴屋呉服店」がそのルーツである。1889年に東京神田にあった「松屋呉服店」を買収したことが今後「松屋」の名を使うことになるきっかけである。

かつては神奈川県・千葉県にも店舗があったがそれらは全て閉店しており、現在は東京都内にのみ店舗を構える。

現存する店舗

ライバル百貨店の多くは地名→屋号名の順で表記することが多いが、松屋グループでは他の百貨店とは異なり、屋号名→地名の順が公式の表記。

松屋銀座

所在地:東京都中央区銀座3-6-1　最寄駅:東京メトロ 銀座駅直結
1925年開店。中央通り(国道15号線)沿いに位置し、銀座三越と一二を争う高級百貨店である。地上8階・地下2階建てで、延床面積は約3万2000平方メートル。

松屋浅草

所在地:東京都台東区花川戸1-4-1　最寄駅:東武鉄道 浅草駅2F直結
1931年開店。東武鉄道浅草駅の駅ビルテナントとして出店。地上7階・地下1階建てであるが、2010年5月末をもって販売不振を理由に地上4階以上の営業を終了した。延床面積は約7000平方メートル。なお、閉鎖されたフロアは2012年11月21日に「浅草エキミセ」としてリニューアルオープンされた。

プチプチマルシェ

所在地:東京都中央区銀座西2-2先　最寄駅:東京メトロ銀座駅直結(銀座インズ1)・東京メトロ銀座一丁目駅直結(銀座インズ2)
2010年開店。銀座インズ1・2のテナントとして入居。松屋がプロデュースするレディースファッション専門店街である。

かつて存在した店舗

松屋横浜吉田橋

1924年～1946年。最寄駅は関内駅。吉田橋のたもとに建っていた。現在跡地は首都高速神奈川1号横羽線になっている。

松屋船橋

1970年～1976年。最寄駅は京成船橋駅。現在もビルは存在し、近畿日本ツーリスト等がテナントとして入居する雑居ビルになっている。

松屋伊勢佐木町(横浜支店)

もともとは1934年5月に開店した鶴屋という百貨店だったが、鶴屋という名称を使うことがまずかったようで7月に壽百貨店として仕切り直しに。その後1944年松屋呉服店横浜支店として松屋グループになった。その後1976年に横浜支店を野澤屋→のちの横浜松坂屋に売却し神奈川県内から完全撤退。その後横浜松坂屋は建物を西館として使用したが、2008年に閉店した。現在も建物は残っており、場外馬券売り場「JRAエクセル伊勢佐木」として使用されている。

松屋東京丸の内

2012年～2020年。東京駅ナカのホテル「東京ステーションホテル」のテナントとして入居する高級セレクトショップであった。

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関連項目

• 百貨店
• 東京都
• 銀座
• 浅草