「森田芳光」(もりた・よしみつ)とは、「家族ゲーム」「メイン・テーマ」「キッチン」「(ハル)」「失楽園」「模倣犯」等の様々なジャンルの映画作品で知られる監督・脚本家である。
僕は映画でも何を描いたのではなく、どう描いたかが大事だと思っている監督です。
小学生時代に子役として活動し、高校時代に映画「ドクトル・ジバコ」を観て映画に目覚めて映画制作の道を志し、日本大学芸術学部に進学して学生運動に参加しながら自主制作映画を撮影し、1978年には短編映画「ライブイン・茅ヶ崎」の監督・脚本を務めて第2回ぴあフィルムフェスティバルに入選した。
1981年に、映画「の・ようなもの」で長編映画の監督・脚本家デビューを飾り、1983年に公開された松田優作の主演映画で、長い食卓に横一列で食事をとるといった描写で知られるブラックコメディー「家族ゲーム」がヒットし、
など数々の受賞し鬼才として評価された。
松田優作とは1985年公開の映画「それから」でもコンビを組み、
を受賞するなど高い評価を受けた。
1985年には、とんねるずが主演を務めたそれまでの作品とは作風の異なるコメディ映画「そろばんずく」の監督・脚本を務めた。
※同作での共演がきっかけで、とんねるずの木梨憲武と安田成美が結婚している。
1989年に吉本ばなな原作の映画「キッチン」の監督・脚本を務めたが興行成績がふるわず、久しぶりのオリジナル映画作品となった1996年公開の映画「(ハル)」でも作品の評価に対して興行成績は振るわないと言う結果が伴わない時期が続いたが、1997年公開の渡辺淳一のヒット作を映画化した「失楽園」で監督・脚本を担当し、R-15指定を受けながらも200万人を超える観客を動員するスマッシュヒットを記録した。
※興行成績がふるわなかった時期は、映画制作本数を控えて映画「バカヤロー!」シリーズの製作に専念しつつ競馬雑誌のエッセイを中心に活動した。
1999年には「39 刑法第三十九条」や「黒い家」といった自身初のサスペンス映画が公開され、2002年には宮部みゆきの「模倣犯」の監督・脚本を担当した。
2007年には黒澤明監督の映画「椿三十郎」を当時の脚本を用いてリメイクし、子供の頃から好きだった鉄道を題材にした映画「僕達急行A列車で行こう」の監督・脚本を務めて邦画史上最多の車両数が登場する鉄道映画を制作したが、2012年春の公開まであと僅かとなった2011年12月20日、急性肝不全のため61歳の生涯を閉じた。
監督・脚本 |
脚本映画出演制作総指揮 |
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1 ななしのよっしん
2015/04/16(木) 01:41:41 ID: wsM0DP6MFh
(ハル)は観とけ
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最終更新:2024/04/20(土) 02:00
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