機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタムとは、ガンダムエースにて2003年から2006年にわたって連載された飯田馬之介の漫画作品である。
飯田馬之介が後期監督を務めた08小隊の前日譚的作品。一年戦争の緒戦であるブリティッシュ作戦が描かれている。作者の趣味を反映してミリタリー要素やSF要素が強い作品になっているのが特徴。
宇宙世紀を舞台とした作品としては最も早い時期を扱ったものである。その為、登場するMSもザクⅠがメインでありザクⅡは「最新鋭兵器」という扱いをされている。地球連邦側にとってはモビルスーツやミノフスキー粒子といった新兵器との初遭遇の場にあたり、未確認の兵器を相手にした事による混乱や情報収集の努力などが描かれている。
08小隊のキャラクターも数人登場するが、一名を除いて基本的にはファンサービス程度の登場に止まっている。
地球連邦とジオン公国の緊張感は頂点に達していた。マゼラン級戦艦トータチスはジオンのムサイ級巡洋艦を追尾しつつ監視していた所、突然攻撃をうける。宣戦布告がなされた事を推察したトータチスのクルーたちは応戦するが、ミノフスキー粒子によるコンピュータの不調や「人型の新兵器」モビルスーツに翻弄され苦戦、大破しサイド2・8バンチのコロニー「アイランド・イフィッシュ」に不時着する。クルーたちがそこで見たのは、ジオン軍によって住民が皆殺しにされ、死の街と化したコロニーだった。
コロニーの生き残りと合流したクルーたちは生き残る為、そしてジオンの目的を阻止する為の戦いを開始する。
ナダ・チノミ
トータチス兵器部士官の中尉。サイド3出身の為冷遇されているが、優秀な士官。メキシコシティーに妻と生まれたばかりの子供がいる。行動力抜群で身体能力にも優れる。タフ。
ジオン軍伍長。ムサイ級巡洋艦チェールの艦載MSパイロットだが、交戦したトータチスを追って侵入禁止命令が出ていたアイランド・イフィッシュに侵入してしまい、秘密作戦であるブリティッシュ作戦に関わる事になる。小惑星帯出身。幼い頃事故で両親を亡くし、生活の為にジオン軍に入った。
トータチス艦長の中佐。ミノフスキー粒子の使用やジオン軍の作戦目的などを看破するなど、優れた洞察力を発揮しながら部下達を指揮する。
連邦軍の士官候補生。休暇で実家のあるアイランド・イフィッシュに帰省しておりブリティッシュ作戦に巻き込まれる。目の前で家族や友人を失った。任官前だったが、連邦軍兵士としてジオンと戦う事を選ぶ。
ストレット
ジオン軍少尉だけどなぜか部下に中尉がいる。エリザの上官。軍人らしくリアリスト。ホモではなくゲイ。
ケイモス・サト
兵器部曹長。ナダの部下で、別行動を取ることが多かったナダに代わって現場指揮を担当した。戦闘の中で成長していく。
フェゼ
トーチタス副長。報われない死に方をした人その一。恋人だったオペレーターのルナが酸素欠乏症になってしまう。
おやじさん
トーチタス機関部員。報われない死に方をした人その二。
アイランド・イフィッシュの生き残りの一人。コロニー公社の職員。アブラガニ。
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最終更新:2024/05/09(木) 07:00
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