練習とは (レンシュウとは) [単語記事]

練習とは、うまくなるために繰り返し行う勉強や経験のことである。

より体系的に行われるものを訓練と呼ぶ。

練習

人間、この先何が起こるか分からない。危険な目に遭うかも知れないし、大事な発表などで転んだりかんでしまうかも知れない。誰かからいきなり絵を書いてみろと無茶ぶりされるかもしれない。そのために行うのが「練習」である。

同じ行動を繰り返すことによって、体のくりかえし動かした部分が強化されると同時に感覚に慣れていき、その行動に対する経験を積める。そしてその間に見える改善点などを見出し、より最適化していく事ができるようになる。

もちろん、練習したからといってうまくいく保証があるわけではない。しかしぶっつけ本番ではどうするべきか要領がつかめない以上^[1]、少しでも体が次の動作を覚えてさえいれば、経験がなく全く何もできないよりかは、はるかにマシな状況になるはずである。

余裕で（あるいは少しでも）スムーズに物事を進められるようにするというのは、とても大事なことである。

訓練

訓練とは、「練習」のうち、主にスキルや感覚を身につけさせるためのもので、何かが発生した状況やその本番、あるいは特定の何かを目的として、想定し行うものである。"来たるべき何か"の時のためにあらかじめ練習しておくことが必要な場合が多い。

訓練は指標やガイドもなく個人で漠然と"練習する"のではなく、すでに最適化された目的やルール、方法を体系的に"練習させる"という部分が強い。消防や警察などの機関はまさに能力とチームワーク両方が職務のカギとなるため、教官の指導のもとにおいて"訓練"を受けることによって組織的な活動が可能になる。
・テレビでは、ニュースを見た際に勘違いされないよう「訓練」のテロップが挿入される。