聖獣セルケトとは、漫画「遊☆戯☆王」に登場するカードである。
リシドが使用するモンスターであり、「王家の神殿」の聖櫃に封印されたカードの守護神。
フィールドに「セルケトの紋章」、「王家の神殿」、「封魂の聖杯」の3枚のカード(三種の神器と呼ばれる)を揃えることで召喚できる。元々の攻撃力は2500で、攻撃したモンスターを体内に取り込みその攻撃力の半分を自分の攻撃力に加える能力をもつ。これで取り込んだモンスターは生け贄とすることが可能。
バトルシティ編、城之内とのデュエルで、聖櫃に「ラーの翼神竜」を封印したリシドが三種の神器を揃えて召喚。
「人造人間-サイコ・ショッカー」、「伝説のフィッシャーマン」、「ベビードラゴン」を次々と吸収し、攻撃力は5225まで上昇。そのままリシドの勝利かと思われたが、リシドはこのときマリクを騙っており、正体がばれるのを防ぐために本物のマリクの命でラーを使用することになる。「王家の神殿」の聖櫃からラーを開放する代償として、このカードは生け贄に捧げられた。このとき、このカードに取り込んだ3体のモンスターがラーの生け贄に使われている。
攻撃は、相手モンスターをはさみでつかんで頭からバキバキと喰らうというもの。リシドにも「身の毛のよだつ光景」と言われている。
召喚条件は、作中のリシドの言葉をそのまま借りると、「聖櫃に聖なるカードが封印されし時、『三種の神器』たる三枚の魔法カードを揃えよ」。この言葉からすると、ただ3枚のカードを揃えるだけでなく、聖櫃に聖なるカード(ラーの翼神竜)を封印することも条件なのかもしれない。
セルケト(Serket)とは、古代エジプト神話におけるサソリの姿をした女神。サソリの毒から人々を守るとされた。
どう見てもサソリの姿をしているが後述のOCGで天使族にされているのはこのあたりが理由か。似たようなモンスターでも、そのような事情がない「ミレニアム・スコーピオン」は昆虫族になっている。
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2」の攻略本下巻(2002年1月22日発売)でOCGに登場。
効果モンスター
※「決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯」収録のカード(15AX-JPY17)による
星6/地属性/天使族/ATK 2500/DEF 2000
(1):自分フィールドに「王家の神殿」が存在しない場合にこのカードは破壊される。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードが戦闘で破壊したモンスターは除外される。
(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
このカードの攻撃力は500アップする。
原作では3枚の魔法カードを召喚条件とするモンスターだったが、OCGでは通常召喚モンスターとなり、「王家の神殿」がない場合自壊するという形になった。また、モンスターを取り込む能力は、戦闘破壊したモンスターを除外して攻撃力500アップという形になった。
上級モンスターとしては高い攻撃力を持ち、自己強化もできるため戦闘では十分な活躍が期待できる。戦闘破壊したモンスターを除外するため、墓地利用を封じられるのもうれしい。しかし、特定のカードがないと自壊するため、多少の攻撃力は捨ててでも、自壊しないモンスターを使ったほうが安定する。
「王家の神殿」の特殊召喚効果を使用する場合はこのカードが必須になる。しかし、このカード自体を手札に呼び込むことは難しいので、直接墓地へ送って「ファントム・オブ・カオス」などでカード名をコピーしたほうが安定する。
アドバンス召喚する場合、「進撃の帝王」で維持することも可能。耐性をつけることができるので自己強化との相性は良い。「進撃の帝王」がないと使いものにならないのが難点。
安定性が最大の課題ではあるが、上級モンスターとしては高い攻撃力などから戦闘では強い。
攻略本の同梱カードとなった後、2015年の再録まで一度も再録されず、絶版であった。そのため、長らく第2期のテキストを引きずったカードでもある。そのテキストでは除外と強化は1つの文で表されており、ひとつの効果(除外に成功しないと強化できない)のように見えるが、実際には再録前から別の効果という裁定が下っており、再録時のエラッタは単に表現を明確にしたに過ぎない。
「王家の神殿」の制限復帰に合わせてか、「決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯」で再録された。一方で「王家の神殿」はside:武藤遊戯に再録されているため注意が必要。
「王家の神殿」が2006年9月1日以降長らく禁止カードであったため、このカードは正規の方法で維持できないカードとなっていた。
このカードを維持するためには、効果そのものを無効にするか、複雑な手順を踏んで自壊を無効にするかしかなく、ほぼ使いものにならないカードと言ってよかった。その後、「進撃の帝王」の登場で、それなりに現実的なレベルで効果を使用しつつ維持することが可能になった。
似たような立場のカードに「ガーディアン・エルマ」、「E・HERO バブルマン・ネオ」などがある。前者は召喚・反転召喚・特殊召喚ができないため、セットするしかなく、後者に至ってはどうあがいてもフィールドに出すことすらできないという有様であったため、召喚制限などはなく、一応維持する方法もちゃんとあり、ネタに近いとはいえファンデッキとしての運用も不可能ではなかったこのカードはまだ幸せだったのかもしれない。
バブルマン・ネオについては後に登場した「青天の霹靂」で、一応は出せるようになった。
後に「王家の神殿」がエラッタで弱体化したうえで制限復帰したため、正規の方法での使用も可能となった。
「進撃の帝王」との相性もそれほど悪くないため、セルケトのサポートとして2種類とも入れることも検討できるが、2つとも使用すると後半の融合モンスター特殊召喚効果が封じられてしまう点には注意。
掲示板
3 ななしのよっしん
2022/09/08(木) 06:34:01 ID: n69uXT9DDd
ケルビーニで維持できるんだな
>>sm41040238
4 ななしのよっしん
2023/05/04(木) 22:24:05 ID: I6vEF7mKjM
そろそろリシドリメイクの番来るか……?
「装備したモンスターをアドバンス召喚のためにリリースしてもよい」辺りで原作通り三幻神サポート系効果加えてもいい……よね……?
「神縛りの塚」と組み合わせるという外道コンボ(神の怒り的な意味で)
5 ななしのよっしん
2024/10/17(木) 22:06:22 ID: 1rNC43KS9Z
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最終更新:2024/12/28(土) 05:00
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