食屍鬼街(喰屍鬼街表記もある)とは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する貧民街である。
Part1ファントムブラッドの時代(1880年代)にイギリスの首都ロンドンにあると設定された貧民街。作中時代より何百年前からも存在し、迷い込んだ人間を襲い暴力で身包みを剝いでいく事からオウガー(オーガ)の住む街という食屍鬼街の名前を持つ。
貧民街の中でも特に危険な地区であり、猫が子犬をを襲い食らう程動物でさえも過酷な環境。呪われた者が住むところと言われる事からどこにも行き場所がない強い差別を受けた人間が行き着く場所であることが想像される。衛生環境も悪い為か伝染病が流行る時はいつもここからと言われており、無計画に家が建築されたからか非常に行き止まりが多くまるで迷路のようで外からの来訪者を迷わせ、壁のヒビが怪物に見えるほど不気味である。作中の描写から中華街のような地区もあり、東洋人も住んでいる。
作中では、ジョースター家に養子として迎えられる前のディオ・ブランドーが、食屍鬼街の東洋人ワンチェンから病死のように見せる東洋の毒薬を買い、父ダリオに服毒させて殺害。その後、ジョースター家に迎えられてから7年後に病に倒れた当主のジョースター卿に飲ませる薬をこの毒薬にすり替えていたが、跡取り息子ジョナサン・ジョースターはダリオが送った手紙を偶然見つけ、書き連ねた症状が父の症状と同じである事から、ディオがダリオを毒殺し、同じ薬でジョースター卿の殺害を考えている事に気づく。
ジョナサンは毒薬を大学の研究室に任せたが分析不可能という結果を受け、東洋の薬であることを推理。ジョースター卿の看護を信頼できる医師に任せた後、ディオがジョースター家に来る前に住んでいたロンドンへ向かい、入手先と考えられる食屍鬼街へ向かい、証拠と解毒剤を手に入れるために危険を承知で一人でこの地に入る。
当てもなく食屍鬼街を探し回っていると、この地のチンピラのまとめ役であるロバート・E・O・スピードワゴンが子分二人を連れてジョナサンを襲う。しかし武器を持っているにもかかわらずジョナサンのタフさと覚悟の前に拳や蹴りで一蹴される。
仲間がやられた事にさらにチンピラたちがジョナサンを取り囲もうとするが、スピードワゴンはそれを制止。敵として襲いながらも、自分が家族のためにここに来たように彼らにも家族がいるはずだと思って悲しませたくない為に手加減していた事を、アマっちょろい奴と評しながらもジョナサンの精神的にも貴族である事を気に入り、スピードワゴンはジョナサンに対して協力を申し出、そして毒薬の売人ワンチェンを取り押さえる事に成功する。
TVゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」及び「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR」では、プレイアブルとなったキャラクターにそのキャラの個性的な戦法を再現するために、全キャラクター共通のコマンドとして「スタイル」システムを採用している。
「スタンド」や「波紋」などのメジャーなスタイルもあれば、該当キャラクターが一人しかいなくても特徴的なスタイルが採用され、両作品に参戦したロバート・E・O・スピードワゴンはスタイル「食屍鬼街」を持つ。
「EoH」では、スタイルボタンを押すとスピードワゴンの背後に刺青と東洋人を召喚し、それぞれに対応したコマンドで標的に仲間たちが攻撃を加えるという仕組みである。仲間が攻撃されると退場し、仲間アイコンが点灯されるまで再登場はできない。このゲームの大技であるDHAの始動技はこの仲間達にも当たり判定があり、この仲間達に当たってしまったDHAは仲間が退場になるだけでキャンセルされてしまい、ゲージの使用損になる肉壁としての特徴も持っている。
「ASBR」では、スタイルボタンを押すとスピードワゴンの後ろにつく刺青と東洋人を交代させる。この仲間のどちらかが出ている状態でスピードワゴン自身のコマンド技の性質が変わり、オプションとしてメインキャラの行動中に動かしてコンボの継続が出来る。
また、「EoH」「ASBR」ともにスピードワゴンの大技演出時に刺青、東洋人が登場する。
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最終更新:2024/04/24(水) 14:00
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