龍炎寺タスクとは (リュウエンジタスクとは) [単語記事]

龍炎寺タスク（りゅうえんじ - ）とは、

「さん、が抜けているよ？」

……龍炎寺タスクさんは、TVアニメ「フューチャーカード バディファイト」の登場人物である。

企画段階では主人公として描かれていたが、最終的にはその座を未門牙王に譲り、彼のライバルとして登場する。

概要

中学 1年生でありながら警察組織『バディポリス』に所属し、バディモンスターの力を悪用する『犯罪（クリミナル）ファイター』を取り締まる天才少年。正義感が強く、学校を早退しながらも率先して任務に参加し、作戦の中心人物となることが多い。

バディファイトの腕前は日本一といわれ、彼から逃れた犯罪ファイターは本編でも荒神ロウガのみしかいない。さらにカードの効果を現実化する力『フューチャーフォース』の使い手であり、その力で盾のカードや武器のカードで災害から市民を守ったり、バディファイト以外の荒事で場を乗り切ろうとする犯罪ファイターに対抗できる唯一の存在でもある。
頭脳明晰で推理力や洞察力も高く、その頭脳はバディファイト以外でもいかんなく発揮。バディポリス内でももうあいつ一人でいいんじゃないかな状態だったりする。

ドラムバンカー・ドラゴンをバディにした未門牙王にコアデッキケースを渡しに現れた際、彼にバディファイトを挑まれ、それを了承する。ファイト後は互いにライバルと認め合い、その証として世界で只一枚、タスクしか持っていない必殺技カード「ガルガンチュア・パニッシャー!!」を牙王に譲り渡した。その際、牙王から「貰いっぱなしは気が済まない」とアイテムカード「竜剣ドラゴブレイブ」と交換という形で譲り受けている。しかし、ドラゴブレイブは性能が高いもののレア度の低い何も変哲もないカードであり、恐らくタスクも既に持っている（その上でもっと使いやすい「竜剣ドラゴフィアレス」を採用している）。パル子からも「交換として釣り合ってない！」と突っ込まれているが、タスクにとっては思い入れの強いカードとなったのか、現在でも（フューチャーフォースによるリアルファイトで）律儀に使い続けている。

４年前に発生した大災害に巻き込まれ、ジャックに出会うまでの３日間、たった一人で岩山を彷徨った過去を持つ。その時に「自分たち子供は大人や環境に守られている」ことを痛感し、「早く守られる側から守る側に回りたい」という思いから少年バディポリスとなった。

ところが第21話から調査官を名乗る者たちが現れ、許可なくフューチャーフォースを解放した罰によりバディカードの使用を禁止されてしまう（そもそもフューチャーフォースは本来、国際協議の決定の下に発動を許可される代物であり、タスクが自分の意思で発動できるものとは知らされていなかった。それを危険視した大人たちの適切な処置ともとれる）。それでもタスクは正義の執行と人々を守るためにその禁を破り続けてしまい、遂に第33話でバディポリスの資格を剥奪されてしまう。

正義の行えない日々によって、次第に無力感と大人への不信感を募らせたタスクは、臥炎キョウヤの掲げる理想の世界の建国に賛同し、煉獄騎士としてディザスターに加入する。フューチャーフォースを持っているにもかかわらず、敢えてディザスターフォースを奮うことによってキョウヤが企むダークネスドラゴンWのゲート開放が大きく進むが、未門牙王とのファイトでコールされたジャックの一撃によって、臥炎カップ最終戦において、目を覚ますこととなった。

アニメ第１期最終回では、自分の心の弱さを反省し、修行のためにドラゴンWへ赴く。

使用デッキ

未門牙王と同じくドラゴンワールドの武装騎竜を中心としたデッキを使用する。
牙王との違いとしては、やはりバディのジャックナイフ・ドラゴンを中心とした構成となっており、武装騎竜のデッキでも【ジャックナイフ】型として区分されるものを使っている。

「天才バディファイター」という設定は、劇中で「牙王の場のカードを全て破壊しつくした後、ドラゴニック・グリモで手札補充」というえげつない描写で表しており、初心者の牙王との実力の違いを見せつけた。

ワールドフラッグ	ドラゴンワールド	バディ	ジャックナイフ・ドラゴン
コアガジェット	スターパルサー（円形盾型）	種族	武装騎竜
デッキ	集え、竜の軍団！！　《ドラゴニック・フォース》、ルミナイズ！！