Wi-Fiルーター 単語

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Wi-Fiルーターとは、無線LAN(Wi-Fi)機を搭載したルーターのことである。

概要

Wi-Fiルーターはパソコンスマートフォンタブレット端末ゲーム機をはじめとしたデジタル機器のアクセスポイントとなる機器のことである。
固定回線に接続するものもあれば、充電池を内蔵し携帯電話ネットワークに接続出来る「モバイルWi-Fiルーター」も存在する。

主な規格

MIMO対応機種は複数のチャンネルを束ねることで更なる高速化を実現している。

規格名 周波数帯 最高速度
(1チャンネルあたり)
特徴
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps メリット:b規格・g規格・Bluetooth等と周波数帯がかけ離れているので干渉しにくく安定性が高い。

デメリット:高周波数帯なので直進性が高く天井などの障害物に弱い。対応機種がやや少ない。
レーダー衛星通信と周波数帯がダダ被りしている都合、干渉を与えないよう、日本法上で一部周波数帯の屋外での使用は禁止されている。(5GHz帯共通)
そして実際にレーダー波が来てしまうとそのチャンネルはそこから30分間使えなくなるよう設計されている。(同)
IEEE802.11ac
またはWi-Fi 5
5GHz 433Mbps 2020年第1四半期現在最新鋭の規格axとの絡みでWi-Fi 5というレトロニムがつけられている。

メリット:とにかく速い。爆速。a規格と同じく干渉しにくく安定性が高い。

デメリット:対応機種が少ない。対応機種がまだまだ高価(スマホであれば基本的には高級・準高級クラスでないと搭載されていない)。
IEEE802.11ax
またはWi-Fi 6
2.4GHz
5GHz
600.4 Mbps 2020年第2四半期で正式リリース予定の規格。第6世代ということで消費者に分かりやすいようWi-Fi 6というニックネームがつけられた。

メリット:さらに速い。爆速。しかもLTE技術を一部取り入れて、APのような混雑した場所での使用でも速度が下がりにくくなった。

デメリット:対応商品が(まだほとんど)ない。
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps メリット:安価。かなり古い規格なので古い機種なら対応機種が多い。屋外使用可

デメリット:干渉にかなり弱い。遅い。
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps メリット:安価。b規格に対する上位互換性があるので対応機種が多い。屋外使用可

デメリット:干渉に弱い。同じSSID接続グループ内にb規格の機種が混じっていると、
全員b規格での接続に切り替わってしまい速度ダウンする。
IEEE802.11n
またはWi-Fi 4
2.4GHz
または5GHz
150Mbps axとの絡みでWi-Fi 4というレトロニムがつけられている。

メリット:そこそこ安価。そこそこ速度も出る。対応機種も多い。5GHz帯の一部を除き屋外使用可

デメリット:2.4GHz帯機種では干渉に弱い(b規格・g規格よりは少しマシ)。
IEEE802.11ad 60GHz 867Mbps WiGigというニックネームを与えられている。

メリット:2GHzという帯幅の暴力を生かした爆速。2.4GHz帯や5GHz帯とは違って他の機器と競合していないので干渉しにくい。

デメリット:電波到達範囲が狭い(この周波数帯は酸素に吸収されてしまうので余計にひどい)。直進性が強すぎて部屋を出ると使えない。小さいアンテナを作りにくいのか対応機器がない。今後増える見込みもない。
IEEE802.11ay 60GHz 100Gbps以上? adの発展規格。2019年末にはリリース予定だったが…
何に使うんだってくらい速いが、どーせ対応機器は出てこないので忘れていい。

暗号化

暗号化には以下の方式がある。

スマートフォン等の接続画面でマークがあれば暗号化あり、ければ暗号となる。
暗号しのものは盗聴されるリスクが最も高いので、
重要なデータ(例えばネットバンキング等)やりとりしてはいけないがセオリー
どうしてもしなければならない場合はVPN経由で通信すべし。

規格名 セキュリティレベル 特徴
WEP 低い 最も古い規格なので対応機種こそ多いが、
暗号の仕組みがとうの昔に解析されてしまったので
本気を出せば僅か10程度で破られてしまうぐらい脆弱
正直なところ、よりはマシレベル

任天堂DS無印(最初期)モデルはWEPにしか対応していないので、
セキュリティの観点からしてみればもう使うのはやめるべき
DSi以降の機種への買替を推奨(DSi以降はWPA2-AES対応なので)。
もしどうしても初代DSネットに接続したいなら
ネットワーク分離機(プライバシーセパレーター)をオンにするべし。

ソフトバンクが、マクドナルドドトールコーヒーに設置している「BBモバイルポイント」は
未だにWEPのままの所がど。ソフトバンクよ、やる気あるのか?
2015年6月マクドナルドで行われていた「マックDS」が終了したので
今後はWPA2に切り替わる可性はきにしもあらずだが、未だに音沙汰し。
WPA WPA-TKIP やや低い~中 2002年に制定されたセキュリティ規格。

WEP脆弱性が露呈したことに際し、次なるセキュリティプランとして導入。
WEPベースにしつつも、1万パケットごとに
暗号キーを変更することでセキュリティレベルアップしている。
そのため、旧来のWEPしか対応していなかった機器でも
ファームウェアの更新でかろうじて延命措置を取ることが可だった。

…とは言うものの、もとがWEPなので時間はかかるが
暗号を破られてしまう脆弱性あり。

もしTKIPを使う場合、暗号キー変更時間を短い時間にしたほうが良いが、
頻度を上げ過ぎるルーターの負荷が増加し
通信が不安定になるという弱点が露呈する。
WPA-AES やや高い WPA規格ではTKIPが基本であるが、AESもオプション装備として設定可でった。
AESは米国政府認の暗号化技術を導入したおかげで、
暗号解読は現状不可能。今のところにも破られていない。
また、ルータークライアント双方の通信負荷を減らせて
安全かつ安定性に運用が可となっている。

なおPSPWPA規格までしか対応していないので要注意。
PSVitaPS3PS4WPA2に対応している。
WPA2 WPA2-TKIP 2004年に制定されたWPA2では基本的にAESでの運用をメインとしているが、
TKIPの搭載も可となっている。
一部機種ではセキュリティの観点からTKIPを設定不可能にしているものもある。
WPA2-AES 高い 2004年に制定された現行最新鋭規格。

現行機種は全てこれに対応している(というか、義務となっており
これが使えないとWi-Fiアライアンスの認を受けられない)
ので、余程のことがい限りコレを選ぶのが最も安
PSPが現役の場合なら話は別だが。

主なWi-Fiルーターブランド・メーカー

アルファベット順→あいうえお

ブランド

※のあるものはモバイルWi-Fiルーターも存在する。

メーカー

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最終更新:2024/05/31(金) 20:00

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