レトロニム(retronym)とは、後から登場した他の物事と区別する必要が生じたために、元からあった何かに対して後から遡って改めて付けられた言葉のことである。
レトロ(retro)とは「古い以前の何かに遡及する」という意味、ニム(nym)とは「語」という意味である
掲示板
50 ななしのよっしん
2025/04/22(火) 07:52:34 ID: qmh8AztG5+
あとビザンツと似たケースに「アステカ」と「インカ」がある
アステカの語源はナワトル語のアステーカ(Aztecah)
アステーカトル(Aztecatl)の複数形で「アストラーン(Aztlán)の住人」を意味する言葉
アストラーンとは古代アステカ人が今の住処に移住する前に棲んでいたと言われる伝説上の地名
当のアステカ人は自らを「メーシッカ(Mexihcah)」と呼んでいて
こちらはメーシッコ(Mexihco)の住人という意味で、メーシッコは今のメキシコシティに当たる地名
もちろんアステーカも彼らの呼び名の一つではあったが一般的ではなく、メーシッカのほうが一般的だった
ここまで来たら皆気づくだろうけど、このメーシッカ、メーシッコというものが今日のメキシコの語源であり
アステカ人は自国をメキシコ、自らをメキシコ人と呼んでいたわけだ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
51 ななしのよっしん
2025/04/22(火) 08:24:44 ID: qmh8AztG5+
インカについては簡略に書くと、アステカと似たような経緯で
インカ帝国の場合、本来の自称はタワンティンスゥユ、ケチュア語で「四つの国」と言う意味(四国?)
ヨーロッパ人からは「ペルー帝国」と呼ばれてた
「ペルー」の厳密な語源は諸説あるが、パナマ地域のある酋長の名前から来たという説が有名
パナマは中米から南米に入る関門だったので、その後ヨーロッパ人の間では
ペルーが南アメリカ地域を指す名称として広まり、その後インカ帝国と接触してからは
語義がインカ帝国を指す意味に取って代わった
一方「インカ」はインカ帝国の君主号「サパ・インカ」から来た言葉
サパ・インカを略して単にインカと呼んだのが始まりで、後世の歴史書で君主号がインカであることから
ペルーの帝国を「インカの帝国」と呼んでいたのがいつの間にか国名にすり替わったケースで
こっちもこっちで時代区分に便利だったので一般化
52 ななしのよっしん
2025/04/27(日) 04:48:59 ID: OtNBuGovB4
「炎上」はニュースやSNSでは別の意味で用いられる機会が増えたため
火災である場合には「リアル炎上」って言われてるのを観測するようになった。
といっても「火災」や「火事」のような代替表現があるので「リアル炎上」という言葉は定着したとはいえない。
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最終更新:2025/05/15(木) 14:00
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