GP影響動画とは (グランプリエイキョウドウガとは) [単語記事]

GP影響動画とは「アニメ最強ＧＰに影響された動画」シリーズの略称であり、ニコニコアカウント名「ｃｒｕ」氏による、動画シリーズである。

概要

タイトル通り、アニメ最強ＧＰに影響を受け、各アニメのキャラクター同士がトーナメント方式で戦闘するテキスト系ＭＡＤ。試合はＧＰシリーズと異なり、８人によるトーナメントとなっている。参戦キャラは戦闘に特化した、基本的に他のＧＰシリーズを超えるチートキャラが多い（四代目と言われているアニメオブファイターズと同等かそれ以上）

ｃｒｕ氏はこのシリーズを作る以前には「さくらと銀とお化け屋敷」という動画（現在削除済み）を投稿したのみで、自称「動画作成１ヶ月の素人」とのこと。とはいえ発想のセンスにはキラリと光るものがある。ただネットマナーはお世辞にもいいとは言えない。

アニメ最強ＧＰに影響されたとあるが、ＧＰとは根本的な作り方、方針、進行などが全く違うため、ｃｒｕ氏オリジナルの世界観と見ていいだろう。キャラ設定には原作アニメから考えたらおかしな点（第一試合の能力の設定、第二試合の能力の発動条件と発動後の代償、第１０話におけるノートのルール設定、など）はあるものの、それらを「この動画の中でのみの、試合を円滑に行うための設定」としてみれば、構成はきれいにまとまっている。

各試合内容

参戦キャラは以下の８名。

また、他のＧＰシリーズとは違い、二回戦の組み合わせは再抽選は行われず、そのまま第一試合の勝者ＶＳ第二試合の勝者、第三試合の勝者ＶＳ第四試合の勝者と、普通のトーナメント形式で行われるとの描写がある。ネタバレになるため、二回戦以降の組み合わせはここには表記しない。

第一試合

孫悟空（ドラゴンボール）　ＶＳ　木之本　桜（カードキャプターさくら）

言わずとしれた戦闘民族サイヤ人ナンバーワンの孫悟空と、ＮＨＫの本気が生み出した魔法少女さくらの対決。正体不明なものが極端に苦手なさくらにとって、ここまでわかりやすい相手ならばありがたい相手、と思いきや両者の力の差は歴然。悟空相手に桜はどう戦うのかが気になる一戦

第二試合

海藤　優（幽遊白書）　ＶＳ　アイギス（ペルソナ３）

高校生で言語研究の著述もしているという天才海藤と、まさかのロボットヒロインとなったアイギスの対決。暴力行為を一切受け付けない海藤だが、アイギスもアイギスで、「何にでもなれる」能力を持つチート。神にもなれるアイギスがどう攻めるか？なお、アイギスは「体はロボット」だが、れっきとした人間である。「ロボットだから能力の効果はない」などということはないだろう。

第三試合

ラッキーマン（とってもラッキーマン）　ＶＳ　ジョルノ・ジョバァーナ（ジョジョの奇妙な冒険）

宇宙１の運を持つラッキーマンと、一切の攻撃を無効とするジョルノの対決。かたや攻撃無効、かたや幸運、どちらも傷つけることが出来ない。前試合同様、お互いがどう戦うのか想像できない対決になるだろう。ただ、ラッキーマンが負けるということは「負けた方がラッキーマンのためになる」ということを意味する。もし負けた場合、この大会には恐ろしいことが待っている、かもしれない……

第四試合

暗黒 ○○えもん（ダークサイドに落ちた○○えもん）　ＶＳ　坂田銀時（銀魂）

＊この記事は情報提供者を求めています＊

この大百科の著者が、暗黒 ○○えもんについての知識を全く持ち合わせておらず、調べてもわからなかった。そのため、この試合の大百科は他の誰かに任せようと思う。だれも更新しないならば、試合終了後に試合で得た知識を元にまた更新させて貰う。

作者マイリスト

他のＧＰシリーズとの繋がり

アニメ最強ＧＰに影響を受けた動画はこの他にも、アニメ最強トーナメント、アニメ＆ゲーム最強ＧＰｐａｒａｌｌｅｌ、アニメオブファイターズなどがある。ｃｒｕ氏は動画のコメントからの意見を取り入れる方だが、他のＧＰシリーズについてのコメントには無反応を通している。アニメ最強ＧＰ以外の動画はあまり意識していないと見られる……が、キャラの選び方（キャラかぶりなど）、試合展開（メドローア、安藤ネタなど）、ＢＧＭ（ドラクエ、グロラン、サガフロ系など）が他のGPシリーズを意識しているようにも見えなくもない。まぁどれも有名音楽や設定なので、かぶるのはよくあること。その他のＧＰシリーズに対して意識を持っているかどうかは不明。

一応言っておくが、他のＧＰシリーズとのキャラかぶりはタブーとされているようで、実はタブーでもなんでもない。

以前ＧＰシリーズとよく似た、「第六次聖杯戦争」という動画の二番煎じとして「ディシディアニコニコ動画」という動画があったが、登場キャラがほとんど第六次聖杯戦争に酷似しており、そのことを叩かれ、いつの間にか消えてしまった。だが、それは別に「同じキャラを使った場合、視聴者が飽きるから」というだけで、作者が一番自信を持って作れるキャラを参戦させることに何の問題もない。

現に、四代目ＧＰと呼ばれているアニメオブファイターズの作者・本多氏は「今回、あまり活躍できないキャラが多く出た。もったいない！他にＧＰシリーズを作る人がいるならば、自分の作品とのキャラ被りは気にしないで下さい。むしろ被って使って欲しい！そして活躍を見たい！」という発言をしたことがある。

故に、他のＧＰシリーズに出ている悟空や桜、ラッキーマン、銀時のようなキャラは、他の作品とは関連ないと考えて見るのが礼儀だろう。まぁ作者個人が他の作品とネタで絡めてみることにはなんら問題はないが……

むしろアニメオブファイターズの作者・本多氏のブログによれば、アニメ最強トーナメント、アニメオブファイターズの作者はｃｒｕ氏を影から応援しているということなので、他のGPシリーズの作者に怒られる、などということは恐らくないだろう。

反対に、現在本多氏の製作中の次回作のネタがｃｒｕ氏とかぶっているとのこと。

まだわかりませんが、「ＧＰ影響動画にあのキャラを出ている。ということは、後に（ＧＰ影響動画では）あのネタを出すかもしれない。そうなると自分のネタとかぶる可能性が高い」という感じです。（中略）もうかぶってるシーンは作ってしまったんですよねー。今更作り直すのももったいない！というわけでこのままやります！ＧＰ影響動画の作者ｃｒｙ氏！ネタかぶったらすまぬ～！

（本多のブログより原文ママ。太字は記事編集者）