Wiiであそぶピクミンとは (ウィーデアソブピクミンとは) [単語記事]

Wiiであそぶピクミンとは、Wiiであそぶセレクションの一つであり、
ニンテンドーゲームキューブソフト『ピクミン』をWii用にリメイクしたものである。2008年12月25日発売。

2009年 3月12日には、Wiiであそぶピクミン2も発売されている。

概要

GC ソフトであるピクミンをWii用にリメイクしたソフトであり、すべての操作がWiiリモコンとヌンチャクで行えるように変更されている。操作方法以外にも大小様々な相違点・変更点がある。

基本操作

コントロールスティック：オリマーを動かす。
ポイント：画面内のポインターを動かす。
オリマーから一定距離以上離れている場合は、投擲用と笛用にポインターが分離する。
有効範囲はかなり広い反面、画面外を指定することは出来ない。
オリマーを操作していない場合、オリマーは自動的にポインターの方を向く。
Aボタン：ピクミンを掴み、離すと投げる。ピクミンを連れていないときはパンチを繰り出す。
射程距離はGC版より長く、GC版で言うダッシュ投げに相当する飛距離を普通に出せる。
後ろや横など、前方以外に投げることも出来る。
ピクミンを掴んでいる間は隊列のピクミンはオリマーの背中側に移動する。
Bボタン：笛を吹き、ピクミンを集合させる。
画面内であればどこまでも届く。ただしあまりに遠すぎると、一瞬でフリーピクミンに戻ってしまう。
Cボタン：隊列のピクミンが解散し、色別に整列する。
十字ボタン下：ポインターの方向に隊列操作をする。
十字下を押しながらポインターを動かすことで自由に隊列を動かせるが、
隊列操作しながら別方向にピクミンを投げることは出来ない。
Zボタン：カメラをオリマーの後方に回り込ませる。
十字ボタン右・左：カメラ距離を切り替える。
ズームアウトにするとポインターの有効範囲ものびる。
逆にズームインなら範囲が狭くなり暴投を防ぎやすくなる。
十字ボタン上：カメラの高さを切り替える。
上空視点なら小さな敵を直接狙いやすく、
通常視点は前方を見渡しやすい。
ピクミンを持ちながらB：ピクミンを色別で持ち替える。
ピクミンを持ちながら十字下：ピクミンを成長具合で持ち替える。
プラスボタン：レーダーとピクミン数の詳細を表示する。
マイナスボタン：ポーズメニューを表示する。
②ボタン：寝る。
寝ている間オリマーは完全無敵。ピクミンはいるとオニヨンまで運ばれる。
HOME ボタン：ホーム画面を呼び出す。
慌ててポインターを見失ったときはこの画面で確認するといい。

GC版との細かい相違点

ワイド画面に対応し、視野が広くなった。
笛の音がリモコンのスピーカーから出るようになった。設定でOFFにすることも出来る。
獲物の運搬先オニヨンが、数字の色で分かるようになった。
ピクミン投げ、笛の射程が長い。敵から離れて攻撃できる他、意外な場所にピクミンを投げ渡せることもある。
オリマーとポインターを別々に操作できるが、逆に隊列移動とピクミン投げを別方向に使うことは出来なくなった。
爆弾持ちピクミンを笛で呼んでも爆弾を置かなくなった。爆弾を複数使う場合やラスボス戦ではGC版とは異なる工夫が必要である
GC版1では出来なかったピクミン持ち替えが出来るようになった。
ペレット草を倒したピクミンが、そのままペレットを運ぶようになった。また、ペレット草の芽を攻撃しなくなった。
敵の耐久力などがやや変化しているらしい。一部敵の鳴き声や効果音も異なる。
バグ死（圧死・死体によるポリゴンすり抜け）がGC版より発生しやすい模様。スロープの下でも死ぬので注意が必要。
操作方法の変更により、説明画面の文章やイラストが変わった。
ピクミンが昇天するときの色が、ピクミンの色ごとに変化するようになった。
タイトル画面のデモで「愛の歌」が流せる。
日にちを戻し、以前のデータからやり直せるようになった。戻した後もセーブしなければ戻す前のデータは消えないので、クリア目前のデータを残しておけば、いつでも好きな日数に戻してパーツ回収やボス戦が出来る。
オリマーの近くで獲物がオニヨンに吸収された場合、真下のピクミンを普通に笛で呼ぶことが出来なくなった。（後述するテクニックで回避可能）
オリマーが壁や地形に隠れると、その位置にオリマーの影が表示される。またカメラが自動的にゆっくり上がっていく。
日没後、ピクミンが帰還して離陸するムービーをボタンでカットできるようになった。
GCではプレイできないがWiiUでプレイ可能。現状、GC版仕様のピクミンをWiiUで起動する方法はない。

テクニック

ポインターロック
 リモコンの構造上、静止させることが難しいと言われるポインタ操作の欠点をカバーする技。
リモコンの赤外線センサーを隠すことで、画面上のポインターを画面に対して固定することが出来る。
ヌンチャクを持っている左手を使い、手首のあたりで塞ぐといい。
慣れないと正確な位置に止めるのは難しいが、少しのずれならオリマーを歩かせることで補正が可能。
マイナスボタンでポーズをかけ、リモコンを画面外に逸らすことでも同様の効果が得られる。
Wii版高速投げ
隊列のピクミンはAを押している間、オリマーの背中側に移動する。この性質により、オリマーが左右に向きを
変え続けながらAを連打すれば、ピクミンがオリマーの近くに集まってくるので高速投げが成立する。
GC版同様に隊列移動でピクミンを集める方法もあるが、視点操作に化けやすいので個人的にはオススメしない。
上記のポインターロックと同時に使えるようになるとかなり強力かつ高射程のピクミン連射が出来るようになる。
持ち替えワープ
A+BやA+下でできるピクミン持ち替えをすると、持ち替え対象のピクミンはオリマーの手元にワープする。
このピクミンがオリマーから遠かったり、障害物に阻まれていても、問題なくオリマーの手元に出現する。
これを利用すると壁越しにピクミンを呼んだり、段差越しに爆弾を回収したりすることが出来る。
回収キャンセル
 Wii版ではオニヨンが獲物を回収している間、真下のピクミンを呼ぶことは出来ない。
このときオリマーもオニヨンの真下に立ち、『ピクミンを返す』をすると回収モーションがキャンセルされ、
笛で呼べるようになる。逆に回収が始まる前にオニヨンから離れていた場合も、隊列内扱いにならない
ため笛で呼べる。（Wii版投げ射程ギリギリくらいの距離が目安）
HOME ボタンの活用
 HOME画面のポインターを使えば、時間停止中に狙いを定めることが出来る。また、
『マイナスでポーズ→HOME画面を出す→狙いを定めてHOME画面解除→赤外線センサーを隠してポーズ解除』
この手順を踏むことで、時間停止中にポインターロックが出来る。隊列移動のあとすぐに投げたいときに有効。
ズームキャンセル
 ゲーム序盤はピクミンを引っこ抜くときに自動的にズームになる。Wii版では視野範囲が狭くなると射程距離も
狭くなるので厄介だが、オニヨンの真下でAを押せばその演出を短縮し、早く視点を戻すことが出来る。