甲斐享(かい とおる)とは、刑事ドラマ「相棒」の登場人物である。
演:成宮寛貴
警察庁次長を父親に持つ所轄署の新米刑事の青年。
権力者である父親のことをコンプレックスに思っている。
刑事には父親のコネは使わず、署長推薦を貰って選抜試験に合格した。
客室乗務員の彼女が居る。
Season11の第1話にて、香港旅行中に杉下右京と出会う。
その後、香港で遭遇した事件を解決したことをきっかけに、杉下右京に引き抜かれる形で特命係に配属され、
杉下右京の新たな相棒となる。
もう一度書くが、杉下右京に指名され、引き抜かれる形で特命係に配属された。
初代相棒の亀山薫はミスをして特命係に送り込まれ、
二代目相棒の神戸尊は杉下右京の監視のために(後にもう一つの隠れた理由も分かるが)配属されたように、
杉下右京が居たら特命係に人材が送り込まれている状態であった。
そのため大河内主席監察官曰く、その配属を聞いた神戸は、腰を抜かすぐらいに驚いたという。
指名した理由は今のところ語られていない。
「父親である甲斐峯秋が警察庁次長なので、彼を特命係の盾にしようとしているから」
と劇中では言われているが、詳細は不明である。
甲斐峯秋は、息子が警察官になった事には否定的で、息子としても警察官としても出来が悪いと見做している。
また、一刻も早く警察を辞めて欲しがっており「人材の墓場である特命係にいれば警察を辞める」
と考えたため、息子の特命係への配属を承諾した。
あだ名は「カイト君」で「かい とおる」の最初の3文字から取られている。
捜査一課配属を目指していることから、捜査一課トリオと初対面の際にはとても喜んでいた。
これに対し、伊丹は戸惑っていたが、芹沢からは愛着を持たれていたことから、
それなりに良好な関係を築けているようである。
彼のもうひとつの顔。
元々は13期から3年前、親友である梶祐一郎の妹がとある男によって刺殺されてしまったが、
犯人は危険ドラッグを使用したジャンキーだった為罪に問うことができなかった。
凶行に走ろうとする祐一郎を抑止し、「怒りに身を任せて復讐することがどれほど愚かなことかを教える」為にあえて自分が素性を隠して犯人に暴行を加えた。
この事件がネット上で反響を呼び、ついた渾名が「ダークナイト」である。
これ以降カイトは、法律の網をくぐり抜けてのうのうと暮らしている悪党を片っ端からフルボッコにしていった。
何故復讐が終わってからも尚このような行為に走ったのかは、取り調べでは「ダークナイトという名声を浴びたのが気持ちよかったから」と大河内によって解釈されているが、父親である甲斐次長からは「杉下右京への対抗心」と解釈されている。前者に関しては本人は半分肯定しているものの、理由はカイトにもわからないらしい。
これまでにも感情的になりやすく、犯人や歪んだ思想の持ち主に対して暴行を加え(ようとす)るシーンが多かったカイトであるが、視聴者もとい、ファンからは単に不器用なイメージが強く、最初の1件目以外の動機が理解できないうえに、唐突すぎる展開という事で、この話については批判が多い。
この事件を切っ掛けに、部下の監督不行き届きとして右京は無期停職となってしまい、子供を身篭った恋人の悦子は一人取り残されてしまう事になるのだった。
ちなみに彼は相棒史上初「犯罪者として右京の相棒を卒業した男」である。
右京に自ら指名されて特命係に配属されたという唯一の相棒だったというのに、その最後は皮肉にも唯一の汚点とも言うべき称号を得てしまった。
なお、この件で名乗った「ダークナイト」はかつてフジテレビで堺雅人が主演したドラマ『ジョーカー 許されざる捜査官』に引っ掛けているのではないか?との声がある。(ジョーカーはバットマンの宿敵で、ダークナイトはバットマンの異名のひとつ)
演:真飛聖
カイトの恋人。
日本国際空港で働くキャビンアテンダントであり、カイトとは合コンで知り合った。
面倒見がよくカイトの相談相手として持ちつ持たれつの関係を築き上げていたベストカップル。
13期にて享との子を妊娠していることが発覚するが、ほどなくして白血病にかかってしまう。
しかし、回復は順調に進んでいるらしく、最終回でも気丈な姿を見せていた。
自分のことよりも恋人であるカイトのことを心配し、彼と峯秋が仲直りすることを切に願っていた。
芹沢「バカ野郎だな…アイツ」
伊丹「ああ…本当に馬鹿野郎だ」
角田「馬鹿野郎だ…」
米沢「馬鹿野郎…ですな。」
| 相棒 | ||
| 登場人物 | 特命係 | 杉下右京 - 亀山薫 - 神戸尊 - 甲斐享 - 冠城亘 - 青木年男 - 陣川公平 |
| その他 | 米沢守 - 角田六郎 - 伊丹憲一 - 内村完爾 - 大河内春樹 - 小野田公顕 -浅倉禄郎 | |
| 本編 | ピルイーター - ボーダーライン - 右京の目 | |
| 映画 | 相棒 -劇場版Ⅱ- | |
| 関係者 | 役者 | 水谷豊 - 寺脇康文 - 及川光博 - 成宮寛貴 - 反町隆史 六角精児 - 山西惇 - 川原和久 - 片桐竜次 - 神保悟志 - 岸部一徳 - 石坂浩二 - 生瀬勝久 |
| 脚本 | 太田愛 | |
| 音楽 | 池頼広 | |
| 制作 | テレビ朝日 - 東映 - 小学館 | |
| 関連項目 | 刑事ドラマ - テレビドラマ - テレビ番組の一覧 - 官房長シリーズ | |
掲示板
157 ななしのよっしん
2023/11/07(火) 16:12:44 ID: YzsP4BioNY
>>153
卒業の前シーズンでシリーズを立ち上げたゼネラルプロデューサーが降板して、今まで伏線&回収担当や世界観の掘り下げでシリーズを補完する役割を持ってた櫻井武晴さんと脚本家間の流れを綺麗にする「つなぎ役」を担ってた戸田山雅司さんが降りたりとか制作内部もゴタゴタで、脚本の連携も上手くいかなかったのもあると思うな。
特に櫻井さんは「『相棒』生みの親は輿水泰弘、育ての親は櫻井武晴」て言われるくらい重要スタッフの1人だったから、この人がいなくなったのは以後のシリーズにも相当なダメージだったはず。
158 ななしのよっしん
2025/07/20(日) 11:50:40 ID: D8pVc6bY/Q
無くなったラストって
甲斐君が打たれて亡くなるor大怪我して右京さんに後悔させるとかそういう楔を打ち込むっていう思惑のことなんだろうかね
ダークナイトってどちらの株も下げただけで黒歴史扱いなんだろうし何がしたかったのやら…
159 ななしのよっしん
2025/08/28(木) 18:02:39 ID: xA3tlAPrZB
ファンの間で正月spつま成宮復帰が既成事実にされてるのはワロタ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/24(水) 14:00
最終更新:2025/12/24(水) 13:00
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