ビブリア古書堂の事件手帖とは、三上延による小説作品である。メディアワークス文庫刊。
2011年3月刊行の第1巻に始まり、2017年2月刊行の第7巻で第一期が完結した。2018年から第二期シリーズが刊行中(2020年現在、第二期は既刊2巻。合計9巻)。イラストは越島はぐが担当。
北鎌倉に設定されたビブリア古書堂という架空の古書店と周辺を舞台にし、店主である篠川栞子と店員である五浦大輔が訪れた客たちが持ち込む古書にまつわる様々な謎や事件を読み解いて行くというようなストーリー。
ライトミステリーと銘打たれているが、ミステリー要素は薄め。古書にまつわる謎や事件といっても、今のところ古書の内容で物語に関わってくるところは作中でちゃんと説明されるので、出てくる書籍の知識が無くても楽しめる。
メディアワークス文庫はライトノベルとは一線を画すためにイラストをほとんど入れない。そのため、パッと見小難しい小説に見えるが、中身は完全にライトノベルなのでその点も安心して良い(ただし話の要素などは一般文学の要素も多い)。
角川書店刊行の隔月刊雑誌『アルティマエース』にてナカノによるコミカライズが2012年3月より連載開始し2014年まで連載された『アルティマエース』休刊後は、『月刊ASUKA』へ2013年1月号より移籍。原作2巻までをコミカライズし全6巻にて終了。
講談社、『good!アフタヌーン』2012年23号より、交田稜の作画で連載開始。角川版よりペースは早めで、全3巻で終了した。
2016年には児童書レーベルの角川つばさ文庫からも1巻が発売されている。
2017年に実写とアニメ、両方同時の映画化という異例の発表がなされた。実写映画は2018年11月1日に公開された。アニメ映画に関しては2020年現在も続報はなく、制作が進んでいるのかどうかも不明。
2013年1月から3月まで、フジテレビ系列で全11話で放送された。
かつて人気ドラマを多数輩出した月9枠という時間帯で鳴り物入りの放送・・・だったのだが、しかしフタを開けてみれば初回こそ14.3%とテレビドラマ不況のこの時期ではそこそこの数字だったが、最終回8.1%と月9枠最低の視聴率となった。
(平均視聴率は11.3%。ちなみに平均視聴率34.3%と歴代最高を叩き出したHEROの最終話は36.8%)
主演の剛力彩芽がいけなかったのか、それとも共演者のEXILEのAKIRAや高橋克実のせいか、あるいは脚本や演出がダメダメだったのか、そもそも「フジテレビ」だから見なかったのか、戦犯探しの議論は尽きない。
講談社版(good!アフタヌーン連載)
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最終更新:2024/05/16(木) 00:00
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