プリンシパルステークスとは (プリンシパルステークスとは) [単語記事]

プリンシパルステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する東京競馬場・3歳馬限定・芝2000mのリステッド競走である。副題に(ダービートライアル)が付いている。

概要

それまで東京優駿(日本ダービー)のトライアルレースを担当していたNHK杯(GⅡ)が1995年の開催を最後に廃止され、1996年からGⅠのNHKマイルカップとなったため、新たに青葉賞(GⅡ)とは別の優先出走権を確保出来るトライアルレースとして、同年にプリンシパルステークスが誕生した。

創設当時は芝2200ｍだったが、2003年に完了した改修工事で東京競馬場の芝2200mの設定が出来なくなったので現在は芝2000mになっている。

当初は2着まで日本ダービーの優先出走権が与えられたが、2010年以降は1着のみになっている。
重賞ではないため2着では収得賞金を得られない。そして日本ダービー出走に充分な収得賞金を持っている馬はそもそもこのレースに出る理由がない。そのため基本的にこのレースの出走馬から日本ダービーに出られるのは1着馬だけである。

このレースの勝ち馬からはダンスインザダーク、サイレンススズカ、ルーラーシップ、スピルバーグが、複勝圏内からはマチカネフクキタル、シャドウゲイト、ポタジェがのちにG1を勝っているが、日本ダービーを勝利した馬は現在までいない。第1回(1996年)勝ち馬ダンスインザダークがダービー2着に入ったのが、このレースを経て日本ダービーに出走した馬の現在までの最高戦績である。

2019年は当初は5月4日の土曜日の第11レースの予定であったが、当日の第10レースの古馬のリステッド競走のメトロポリタンステークスの直前に、雹が降る大荒れの天候に見舞われ打ち切りとなったため、12日の日曜日に延期となった。