リッカー(Licker)とは
である。本項では2について記述する。
バイオハザード2にて登場したクリーチャーで、本作品のハンター的存在。
Tウイルスによってゾンビと化したラクーンシティの市民は、本能に従って新鮮な肉を求めて喰らいついた。しかし強烈な新陳代謝を補うだけの栄養を摂取出来なかったゾンビはやがて餓死してしまう。その一方で運良く肉を摂取し続けたゾンビは更なる突然変異を起こして「リッカー」となる。
脳は剥き出しとなり、露出した脳髄が眼球の部分までせり出したため視覚は完全に失われた。その代わりに発達した聴力で獲物を見つける。ゾンビとは違って四足歩行で移動、鋭利なものになった爪を活用して壁をも移動する。筋肉組織も剥き出し、ゾンビの頃より力強く発達している。そして刃物のように鋭く長い舌を使い、獲物を串刺しにして仕留める。実際、作中で舌を使ってRPD署員3人を貫いた他、鋭い爪で1人の首を飛ばしている。
この様子を見た別のRPD署員によって「リッカー」の名前が付けられた(ちなみに一般公募で命名された)。
バイオハザード アウトブレイクではサスペンデットと呼ばれるリッカーの上位互換がボスとして登場。周りのリッカーを呼び寄せていた。
ハンターがいないバイオハザード2におけるハンター的存在。聴力に頼っている設定があるため、立ち止まったり抜き足差し足で進めばリッカーから攻撃されない。当然普通に動けば攻撃される。鋭い爪や舌で攻撃してくるが何より恐ろしいのは時折繰り出す飛び掛かり爪攻撃。もしも残り体力が半分くらいならばほぼ確実に死ぬだろう。そんなリッカーが序盤から、しかも複数で出てくるもんだからたまったもんじゃない。
なお研究所には体力が向上したリッカー改なる存在も確認されている。
ゲーム版ではその後、5において始祖ウイルスを追加投与されることで改良された「リッカーβ」が登場。以前と比べて嗅覚がやや鋭くなったが、あまり頼っていないのか嗅覚は話題に上がらないことが多い。だがもう一つ、「繁殖能力」によって数が爆発的に増えており、文字通り数の暴力でクリス達を追い詰めてくるのが恐ろしい。しかも2の頃にはなかった即死攻撃を備えているため(これはパートナーに助けてもらわないと即死確定)、数の暴力も相まって更に恐ろしいことになっている。だが2の頃と違い、タイラントのように「心臓が露出している」という弱点が発生しており、ショットガンなどの吹き飛ばせる武器でうまく仰向けにさせることが出来れば速攻で倒せるチャンスとなる。
映画版バイオハザードにも登場している。映画版のリッカーはアンブレラ社の生物兵器という設定で、ゾンビから変異した存在ではない。地下研究施設ハイブにて1体が保存されており、様々な薬液が流し込まれ暴走を防いでいたが、バイオハザード発生に伴う電力供給停止で薬液も停止。自由になったリッカーは施設内を徘徊した。小説版では何体かゾンビをバラバラにしていたようである。
その後、ハイブから1人脱出しようとしたスペンスへと襲い掛かり、その血肉を喰らった(その場面はあまりにもグロいためか地上波ではよく編集が加えられる)。新鮮なDNAを摂取した事でリッカーはハンターへと変貌した。
続編の2にも出演しており、教会内で3体が現れた。俊敏な動きで銃弾を軽快に避けるなどジルたちを苦戦させたが途中で現れたアリスに1体残らず駆逐されてしまった。
ゲーム版と同じ世界観であるCG映画「ダムネーション」にもリッカーβが登場。こちらはゲーム版5と同じタイプだが、従属種プラーガを投与されガナード化させられており、劇中で支配種プラーガを取り込んだ長老やアレクサンドル・“サーシャ”・コザチェンコによって操られていた。このおかげで「レオンに味方するリッカー達」という、2の頃からは想像もできない光景を見ることが出来る。
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最終更新:2024/05/03(金) 21:00
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