新宿のアーチャーとは、スマートフォン向けRPG「Fate/Grand Order」に登場するサーヴァントの1騎である。
CV:土師孝也
Fate世界におけるサーヴァントの定義はこちら(サーヴァント(聖杯戦争))を参照のほど。
第一部の決戦、冠位時間神殿での戦いが終わった数か月後、日本の東京に新たな特異点と思しき反応が観測される。
特異点修復のため、レイシフトに臨む主人公を待っていたのは、カルデアからの通信以外の支援が全く不可能な孤立無援の状況であった。
その状況で主人公に助成するサーヴァントが一人。それが、真名すら記憶から喪失しつつも沈着冷静で聡明な老紳士であった。
そんな彼と、1.5部1章「悪性隔絶魔境 新宿 ~新宿幻霊事件~」を戦い進めてゆくこととなる。
しかしこの紳士、なかなかに胡散臭い。
ファンからの通称は「新茶(“新”宿のアー“チャ”ー)」、「アラフィフ」など。
マテリアルのように「Mr.ダンディ」とは一向に呼んでもらえない。(無理)
蝶をモチーフとしたロングコートの紳士服に身を包んだアラフィフ(50歳前後)の紳士。
背中に棺桶型の武装コンテナを持ち、それをぶっ放す。
一見寡黙で落ち着きのある紳士のように見えるのだが、口を開けばよく喋り、ジョークやおちゃらけた雰囲気が大好きであることがよくわかる。主人公にもフランクで、若者と付き合い慣れしている。
その一方、言葉の端々にどこか先を見据えて現在のことに固執せず、来る策略の成就に心血を注いでいるかのような振る舞いが散見されるため、かなり胡散臭い。
声が付くとなおさらで、シリアスな時の落ち着いたトーンとギャグのアッパーな感情の振れ幅に驚くだろう。
誰だよ高田純次間違えて英霊にしちゃった奴!!
カルデアに来てからは(真名を知っているならなおさら)トラブルメーカーとして扱われている。
2017年度イベントの遠因は大体彼に在り、 しかし適当に事件が終わり次第、お仕置きを受けて手打ちにしてもらういわばバイキンマン的ポジションを愉しんでいるかのよう。どうやら事件が発生した時点で彼の目的は達成しており、それ以降の顛末も含めて織り込み済みというような振る舞いをする。
しかし、マスターへの忠誠心そのものは高い。1.5部1章の中で、あらゆる過酷な状況で安易な手段としての悪行に手を染めず、しかしそれ以外の選択肢が無ければ非道な手段も覚悟を持って行う主人公に対しては特別な思い入れを抱くこととなる。
絆を深めてマイルームでそのことに問うてみるといいだろう。 彼なりの主人公への敬意を語ってくれる。
弱点は「家庭願望」。
特に妻子がいなかったことを突いて肉親ムーブをされると弱い。そのネタで邪険にされるとガッツリ落ち込む。
それを突かれてフランに骨抜きになり、2017年夏のイシュタルカップで彼女の参加を全力バックアップすることに。
※Fate/Grand Order 1.5部1章「悪性隔絶魔境 新宿」ネタバレ
コナン・ドイル著「シャーロック・ホームズ」シリーズの一の悪役、ジェームズ・モリアーティ数学教授。
大学の数学教授として天才的な実績を修める一方、ロンドンを中心とする犯罪組織の頭領であり、ホームズが手掛けたいくつかの事件の裏で手引きをしていた……のだが、まったくもって証拠が出ないため、ロンドン市警も「この教授、ホームズに付きまとわれてかわいそう」ぐらいの認識であった。結局ライヘンバッハの滝でホームズが暗殺じみた手を使わざるを得なかったほどにその犯罪コンサルティングの手腕は高度。
彼の衣装が蝶を模しているのは、彼こそ蜘蛛であると同時に、正義に捕らわれる蝶そのものの暗示であるとのこと。
彼が犯罪を成す動機はどうやら自分が書いた論文「小惑星の力学(the dynamics of an asteroid)」の証明とのこと。
要約すると、「地球が割れて粉々になる空想科学めいたことを実際にやってみたい!」というもの。
迂遠という他ないが、その動機で自分の手を一切汚さず、一見問題の無い小犯罪が積もり積もって国家はおろか地球すら破壊し得るという手法を実現しようとした行動力と実践するだけのキレ者ぶりはあらゆる犯罪者の比ではないだろう。
老年期が召喚されるのはそれもそのはず。「シャーロック・ホームズ」を原典にするならば彼は3話しか出てこないし、外見が描写されたのは『最後の挨拶』でホームズ本人とライヘンバッハの滝で対面するのが初めてである。
『シャーロック・ホームズ(Fate)の口伝が書籍「シャーロック・ホームズ」となった』とするFateにおける解釈は、曰く「モリアーティの残党の規模から、ドイル氏にモリアーティに深入りさせたくないという理由で伝えなかった」結果とのこと。
それゆえに英霊の力のブーストとなる知名度の中に、肉体的な若さは望むべくもなかったということらしい。
一方で彼自身に戦闘力は無く、英霊たる力量は無い。仮に召喚されてもキャスターがいいところだという。
何故アーチャーなのか。 それは彼は幻霊「魔弾の射手」と融合することで英霊へとクラスアップした存在だからである。
内容は、「悪魔と契約して得た必中の弾を放つ銃の呪いによって最愛の人を七発目によって殺害(あるいは未遂)してしまう」という歌劇である。
それは彼の棺桶型複合火器コンテナ「ライヘンバッハ」へと姿を変え、無尽の弾丸をモリアーティ本人は狙いをつけずとも命中させることが出来るという素敵宝具を所持するため。
さて、無尽とは言え問題の『七発目』の弾丸の行き先は―――ぜひ1.5部にて確かめてもらいたい。
| 筋力:C | 耐久:D | 敏捷:A | 魔力:B | 幸運:A | 宝具:C |
| Quick × 1 | Arts × 3 | Buster × 1 |
| 【保有】 | 魔弾の射手:A |
厳密な狙いを行わなくとも、弾丸が誘導して敵に着弾する。 どちらかというと身に宿した幻霊の性質。精神に与える影響は少なく、精々攻撃時銃を使いたくなる程度。 無敵貫通状態付与(1ターン) スター集中度アップ(1ターン) |
| 蜘蛛糸の果て:A++ |
秩序を破壊し、善を穢し、しかして疑いや罰を自分へ向けさせない。 蜘蛛の巣のように相手を取り込み貶める。 【発動にクリティカルスター10個必要】 自身のNP増加 宝具威力アップ(3ターン) クリティカルスター10個減少 |
|
| 邪智のカリスマ:EX |
悪の組織のボスとしてのカリスマ。世界全土を陰から支配できるランク。 味方全体の攻撃力アップ(3ターン) 自分以外の「悪」の味方サーヴァントの攻撃力追加アップ(3ターン) |
|
| 【クラス】 | 対魔力:D |
一小節程度の魔術への抵抗力を持つ。魔よけのアミュレット程度の効果。 状態異常耐性アップ。 |
| 単独行動:A+ |
マスター不在で活動可能。
クリティカル威力アップ。 |
パパ、腰を痛めてるのにガングレイヴごっこなんかしちゃいけません!
彼の想う窮極的犯罪「惑星破壊」の具現。 サーヴァントとして規模を抑えているが、力を注げば対都市・対国と規模は広がる。
コンテナの一斉掃射から舞った粉塵に隠れ、接近しての接射する。また巨大な杭で大地を穿ち、地割れに敵を巻き込むことができる。
そのカットインは外連味抜群で男の子に効くこと間違いなしである。
ゲーム内ではBuster単体宝具。
ダメージ発生前に対象の防御力へのデバフが生じる。
攻撃的なスキルラインナップの☆5(SSR)アーチャー。
使い勝手はかなりテクニカル。
『魔弾の射手』『蜘蛛糸の果て』の効果からかなりクリティカルスターを要求するサーヴァントながら、彼自身はArts主体で、Quickの性能は明らかにそれらを活用できるほどの性能をしていない。
脇を固めるサーヴァントや、パーティの概念礼装の強さによって彼自身の強さもブーストされるタイプのサーヴァント。
『邪智のカリスマ』の二重バフ対象の多くがアサシンであるので、Quickの多い彼らからスターを譲ってもらうには最適である。
一方で同じアーチャークラスで該当するのはアタランテ、エミヤ・オルタ、浅上藤乃のみ。
意外にもクラス混成のパーティの方が力を出しやすいサーヴァントとなっている。
クリティカルスターさえ出してしまえば、
「『魔弾の射手』で回避・防御不可能なアーチャーのクリティカルダメージで殴る」
「最大成長した『蜘蛛糸の果て』はNP50も充填するのでほぼ宝具発射を確定できる上に宝具威力アップ付き」
「『邪智のカリスマ』の二重攻撃アップ時の高い上昇倍率」
……という高性能なバフを山盛りにしたこの上ないアタッカーかつ味方の火力バッファーとしてのポテンシャルがある。
特に前述の浅上藤乃とはあちらが『千里眼(闇)』でスターを生成し『蜘蛛糸の果て』の発動を補助、こちらが藤乃が持たない攻撃力バフを『邪智のカリスマ』で2重強化と恐ろしく噛み合う。両方Buster宝具で同色チェインを組める上にArtsカードが多く宝具の回転を阻害しないため、3人目に誰を置いても融通が利くのも利点。並んだ時の絵面も犯罪臭がしてヤバイ
彼専用の編成・礼装が必要ながら、☆5のスペックもあるため、上手く回った時のポテンシャルの高さは目を見張るものがあるだろう。
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最終更新:2025/12/22(月) 09:00
最終更新:2025/12/22(月) 08:00
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