触手 単語

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触手とは、浪漫溢るるの結晶である。

概要

生物学的特長

一般的に動物の頭部、または口周辺から生える突起物をす。 

動物と言っても概ね脊椎動物に属する生物の器官を示す為に使われる。これはそもそも触手が、脊椎動物の「手」や「足」に相当する器官として後付で定義された代物だからだが、生物史においては、もちろん触手の方が圧倒的な長さを誇る。

アシナシイモリ等にもその触手は見受けられるが、その絶対数からすればやはり例外であろう。

す範囲が較的広義な触手であるが、最も代表的な触手を有する生物イカタコなどの頭足類が上げられる。以下に代表例を示す。

頭足類

軟体動物

口の周辺に円形に八本の触手が並んでおり、表面には数の吸盤が並ぶ。イカの場合は吸盤に鉤がついた種類もおり、一度獲物を捕らえてしまえばそうそう逃がすことはい。

また、はその全身のほとんどが筋肉であり、大のものになると人間では引き離せない程のを持つ。

も高く、に関しては脊椎動物で最も知が高いとされる。

刺胞動物

クラゲイソギンチャクなどが上げられる。

頭足類にべると運動器官としては脆弱なものが多いが、補って余りある武器として、ほぼ例外なく触手にを有している。積極的に動けないこれらの生物にとっては防御、捕食両方の意味で必要なものだと言える。

最もその性の強弱も種類非常に幅広く、人間が触れても少しちくりとする程度が大半だがクラゲにおいては「カツオノエボシ」「ハブクラゲ」「キロネックスイソギンチャクにおいは「スナイソギンチャク」「ハタゴイソギンチャク」など、危険な分類もある為、海水浴等では注意が必要。

棘皮動物

ナマコヒトデなどが上げられる。

ナマコの場合は口の周辺に、管足が発達した触手を持つ。餌の摂取の他、移動にも使われる場合があり、その際は普段の緩慢な動作からは逸脱した動きを見せることもある。

ヒトデのものは触手よりも腕と呼称することが多いが、近縁のクモヒトデに属するテヅルモヅルの有する器官は正に触手そのものであろう。を有する固体も多く、オニヒトデなどはその代表格である。

頭足類や刺胞動物においては発器官を有する種類も多く、間や深海で垣間見えるそのは混じりけの自然界の美しさを見せ付ける。

富山湾のホタルイカ漁などは、一度は間近で見てみることをお勧めしたい。

 

文化的特長

西欧において触手を有する生物は、下等かつ忌み嫌われた存在とされることが多い。を「デビルフィッシュ」と呼称することは周知の事実である。

しかしアニミズムが土台にあり、古くから食材として扱ってきた日本ではコミカルな趣が強く、その本来の姿が苦手な人はいても、デフォルメ化されたキャラクターや食材としての側面まで否定する人間は少ない。

それらが結実した末に生まれたのが、いわゆる「触手責め」と呼ばれるアダルトジャンルである。

ジャンルとしての初出は幕末すらも遡り、1820年頃の葛飾北斎の艶本『喜会之故通』に記された『蛸と海女』と呼ばれる木版画に行き着く。

触手の有するエロティックさを芸術の域に高めた至高の傑作であり、後世に残した功績は計り知れない。

時代は下り、アニメ技術が発達した1980年代後半『超神伝説うろつき童子』や『淫獣学園』などの作品が発表され、以降深く静かに業界全体に浸透していく。

アダルト向けとされているジャンルではあるが、直接的流血描写もなく行動を制限できる点から、一般のジャンルにおいても多様されている(関連動画参照)。

「むしろ拘束こそが触手の王道」「本番行為は邪」と言ったも少なからず存在するが、「正義ヒロインが敵の手に落ちる」と言った展開が少年幼い性知識に働きかける要因になることは多く、一概に否定出来る意見ではない。

現在、成人向けとしての触手は種類、責め方共に多様化と細分化を極め、安易な区別は難しいものの、種類に関しては下記の四つに概ね大別出来る。

一般的触手

頭足類の持つオードッソックススタイルなど、動物が有する既存の形の触手をす。

」を想起させる種類は基本的にこの部類に入り、「触手」と言われてっ先に思い浮かべる物が該当すると言ってよい。

あらゆる責めに対応するが、緊縛表現強いて上げると緊縛表現に優れる。

植物触手

植物が持つや蔓が自立的に動いた場合、これも触手に該当するとして発達した種類をす。

そのもの、あるいは食虫植物捕食器官などもその形状から好んで使われる。

の香りなど催淫効果がある等、他にべて品のある責めが多い(あくまで「多い」程度)。

不定形触手

スライムアメーバ等、一定の形を持たない液状生物の器官、いは全体をす。

ある程度体の度を調整できる存在として描かれることが多く、を溶かしたり全身にまとわりついたりとねちっこい展開が立つ上、他の触手がやることも基本的に再現

モノによっては責めの対を包み込んでしまうこともあり、最近での雑魚の代名詞からは程遠い鬼畜責めを展開してくれる。

機械触手

文字通り、機械で出来た触手をす。一般的な形状としては初代ゲッター3の腕を想像してみて欲しい。保護カバーで覆われたタイプや、極めて細いケーブル状のものもある。

自由度に関しては他の触手にべて弱いのだが、こちらは他の様々な機械と連携して作業することによって価を発揮する。

機械ならでは容赦い責めが多く、被験者が精神崩壊をおこす展開に至ることも少なくない。

下の二つに関しては、別途に「スライム責め」「機械責め」として独立させる動きも見られる。

どちらにせよその種類は膨大であり、今後も更なる展望が見られることは間違いない。

 人類の歴史は1万年にも及ばず、種としてみても400万年程度に過ぎない。

だが、触手の歴史は5億年も前にも遡る。

彼らからすれば、人類の何たる愚鈍で小なことか。

今こそ々は彼ら触手に敬意を評し、学ばねばならない。

 

々は今ようやく登りはじめたばかりなのだ。

この果てしく遠い触手坂を……

  

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