高松信司とは、日本のアニメーション監督の1人である。
元々はタツノコプロダクション志望であったが、タツノコプロの笹川ひろしの紹介でサンライズに入社。サンライズでは高橋良輔の元で制作進行を勤めた後、富野由悠季のスパルタ教育に耐えつつ設定製作を勤め、1985年「機動戦士Zガンダム」の31話で演出デビュー。
1990年代はガンダムに代わる看板作品「勇者シリーズ」の演出に入り、93年の「勇者特急マイトガイン」、94年の「勇者警察ジェイデッカー」、95年の「黄金勇者ゴルドラン」の三作で監督を担当する。勇者シリーズで3作監督を務めたのは創始者の谷田部勝義と高松信司だけであった。
この際、「ゴルドラン」と平行して「新機動戦記ガンダムW」の監督代行を務めたのがきっかけで、翌96年の「機動新世紀ガンダムX」の監督に抜擢される。ガンダムWよりも更に厳しい製作環境、テレビ朝日の都合による放送時間帯移動と放送期間短縮にめげず、何とか破綻無く物語を完結させた高松のスケジュール管理能力を評価する声はいまだ多い。
その後サンライズを離れ、1998年、スタジオぎゃろっぷ制作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の第三代監督に就任。当初は「サンライズから干された」などと中傷もあったが、前任の監督がそれぞれ1年で交代になったのに対して、高松は同作の監督を6年間にわたり務め上げ、こち亀をフジテレビのアニメ部門における看板作品の地位に押し上げた。2004年からはスタジオコメットに移り「スクールランブル」の監督に就任。こちらは26話と短期間であったが、その後金﨑貴臣による二学期(第二期)放送を経て、OVAで三学期(第三期)の制作と高松の監督再任がアナウンスされている。
2005年には「銀盤カレイドスコープ」の監督を務めるが、スタッフが監督に無断で作画を韓国に外注したことに怒り、監督名義を「高松信司」→「タカマツシンジ」に変えてしまう。最終話にいたっては制作進行が絵コンテを一ヶ月塩漬けにしてしまうという異常事態に見舞われ、怒った高松はクレジットから自らの名前を消し、演出には「Alan Smi Thee(アラン・スミシー)」と表記され、日本アニメ史上初の珍事とまで言われた。
2006年にはサンライズに戻り、「銀魂」の監督を務める。劇中では原作どおりの過激なギャグが使われ、それが元でゴールデンタイムから異動になるものの、人気は持続し、こち亀に次ぐ2年間の監督担当になった。106話目で監督職を藤田陽一に引継ぎ、自らは監修となった。
現在「スクールランブル三学期」を製作中。
サンライズ、スタジオぎゃろっぷ、スタジオコメット共にニコニコ動画への本編アップロードには厳しく、高松が監督をした作品の動画は残りにくい。
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最終更新:2025/12/16(火) 15:00
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