DANCERUSH STARDOMとは、KONAMIによるBEMANIシリーズ最新作のダンスゲームである。
Dance Dance Revolution稼働20周年を迎える2018年3月23日より稼働したBEMANIシリーズ作品。
タイトルからわかる通りDDRを祖とする同シリーズのダンスゲーム作品群に属しており、シャッフルダンス(メルボルンシャッフル)などの本格的ダンスが楽しめるシステム構成を売りにしている。美麗なLEDによる筐体演出、4.1chサラウンドによる濃密な重低音はBEMANIシリーズ誕生から20年の技術進歩を垣間見れるだろう。
2017年より突発的に開催されたロケテストでは、
STEPSTAR→ShuffleDancerz→DANCE GENERATIONS→DANCERUSH→DANCERUSH STARDOM
と毎回タイトルを変遷しての稼働となった。正式タイトルはかなりの難産だった模様。
近年のBEMANI機種には珍しく、積極的に版権曲を取り入れている。特に北米地域でも稼働することから、海外の著名なEDMレーベルやアーティストの楽曲も入っており、近年失敗続きだったBEMANIの本作に向けた本気具合が伺える。当初はBEMANIアーティストや他機種に多く収録されている楽曲がほとんどなかったが、稼働開始後はBEMANI楽曲も入るようになっている。そんなオリジナル楽曲はSota Fujimori、SYUNN、HuΣeRらBEMANI Sound Team、かめりあ、Hommarju、lapixといったお馴染みのFLOOR昇格勢はもちろんの事、KO3やおもしろ三国志、HyperJuiceら新規参加アーティストらも楽曲提供を行っている。
操作UIはフットセンサー+モーションカメラと、DDRとDanceEvolutionを組み合わせたものになっており、フット側が通常の踏みとジャンプの動作の他、スライド動作に対応。モーション側は加速度検知によりダウンの動作に対応している。また、モーションカメラを用いてプレーの様子を撮影し、YouTubeにアップロードすることも出来る。
プレイ画面が似ているからか、ロケテスト~稼働開始時点では「足でやるCHUNITHM」と言われていたが、猛烈なスライドを要求するFLOWER(STARDOM Remix)の登場により一転、「足でやるボルテ」と揶揄されるようになった。
フットパネルのセンサーは感圧式ではなく赤外線式なため、感度が非常に敏感。軽量なスマートフォンや鞄の紐を置いただけでも反応してしまう。特に多くのプレイヤーが使用する店舗の筐体では溜まった埃にさえも反応してプレイ中に誤反応を起こす可能性があるため、こまめな清掃が必要になっている。
プレーは画面奥から手前に流れてくる、踏み(TAP)、スライド(SLIDE)、ダウン(DOWN)、ジャンプ(JUMP)に対応するマーカーを処理して進めていく。一部楽曲では画面横に振り付けがシルエットで表示されるため、慣れないうちはそれらを真似して動いてみると良い。
クリア制度はDDRやGITADORAと同じライフ制で、曲終了までに残っていればクリアとなる。しかしライフ設定はかなり甘く、余程ミスを重ねない限りまず閉店はしない。
上位譜面になるとランニングマン、Tステップ、スポンジボブ、シャッフルストンプといったシャッフルダンスの技術を駆使しなければ拾えない配置が登場するようになり、高スコアを狙う場合は必然的にそれらの型の習得が必須となる。例に挙げた四つの型は特に頻出する型で、この四つさえ出来ればほとんどの譜面をスムーズに踊れるようになるので、まずはこの四型の習得を目標にすると良いだろう。特に基本となるランニングマンとTステップはゲーム内でも手厚いレッスンが用意されている。その他にもYouTubeなどに多くアップロードされている教則動画を見たり、出来るプレイヤーから教えてもらったりして、能動的に習得を進めていこう。習得した後の「自在にステップを踏める」快感は筆舌に尽くし難いので、少し長い道のりではあるが根気強く練習を続けて欲しい。
2人プレーの場合は1Pが前側、2Pが後ろ側に配置されるため、ダンエボよりも省スペース。しかしプレイ中に勢いあまって前や後ろに移動しすぎると誤爆が発生してしまう。更にライフやコンボ、スコアも共用となっている。一部楽曲には2人プレー専用で先行配信されるものもあるので、期日をチェックしておこう。
プレイ評価はスコアによって☆1~5の5段階で判定される。楽曲の解禁はプレイ評価に直結しており、獲得した☆を使用してアンロック(解禁)していく仕様になる。そのためかスコア判定基準がBEMANIの中でも群を抜いて甘く、最高評価である☆5の基準である90点以上が取りやすい。これは後述のEXTRA STAGE進出のしやすさにも繋がる。他機種と比較するなら、本機種で99点以上がDDRで言うAAAランクとなる。また、一部の未解禁楽曲にはディスカウントミッションがあり、指定された条件を満たすとアンロックに必要な☆の数が割引されるようになっている。中にはこのミッションを達成しないと事実上解禁が不可能な楽曲も存在する。
2018年4月27日の16時よりPASELI限定のSTANDARDモードが実装され、同モード限定でEXTRA STAGEに挑戦できるようになった。進出条件は「2曲プレイして累計180点以上獲得(難易度不問)」と、BEMANI屈指のハードルの低さとなっている。しかしEXTRA STAGEのライフは特別製のEXTRA LIFE GAUGEとなっており、TAPとSLIDEでBADを10個出してしまうと即閉店と急にシビアになる。
なお、製品版では曲と難易度は自由に選べるが、ロケテストではDOWNとJUMPでもライフが削られた上にLv10楽曲での挑戦を強制される非常に厳しい仕様だった。
従来のBEMANIシリーズ通り、ハイスピードなどの各種オプションも搭載。本作ではマーカーの太さ、筐体のLEDの明るさ調整などに加え、文字表記を日、英、韓、簡中、繁中の五ヶ国語から選べる。従来の機種でも稼働地域によって表示文字がローカライズされることはあったが、デフォルトで多言語対応機種となるのはBEMANI初となる。
大百科に記事がある楽曲のみ記載。
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/06(月) 10:00
最終更新:2024/05/06(月) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。