西田昌司「こんにちは。参議院議員の西田昌司です。今日は11月の19日の月曜日、お昼過ぎなんです。今日は週刊西田の番外編ということで藤井先生と一緒にちょっと撮らせていただきましたが、なんで藤井先生が今日ここにいていただけているかというと、実は今安倍晋三総裁のところに二人でお話しをしにいってきたんです。それは何かといえば、思ったとおりですが安倍総裁が列島強靭化ということを訴えていくと、マスコミが「またもやバラマキをやるのか」というとんでもない批判をやりだしました。しかしこの批判に根拠が無いのは、もうこの週刊西田をご覧の方はご存知なんで好けども、安倍総裁派もちろんそのことを分かっておられます。そこで私は藤井先生に「マスコミに何が彼らの言っている批判が的を射ていないデタラメなのか」ということをしっかり安倍総裁からも話していただけるように、また我々がマスコミに大して「そういう批判は当たらない」ということをしっかりしようという目的でお会いして、今日は週刊西田の中でもマスコミの言っている批判が全くデタラメだということをハッキリ申し上げたいと思います。ということで藤井先生一つよろしくお願いします。」
藤井聡「よろしくお願いします。はい今日も安倍総裁とお話させていただいた内容のポイントは国土強靭化・列島強靭化というコンセプトそのものは日本を強くする、国民が幸せになるために国家を家そのものとして強くしていこう、そのために土台であるところのインフラをきちんとやらないといろんな大恐慌とか大地震とかで日本がつぶれてしまうというコンセプトなんですが、残念ながら強靭化って「あぁまた土建屋の何かやるんか」と「バラマキやるんか」と例によってもうステレオタイプといいましょうか120%その人からの反応がたくさんあると。その中でどうやると国土強靭化っていう今申し上げたニュアンスが国の方に伝わるかというときに、これはもうシンプルに「強くしないと日本は潰れる」という「日本強化プロジェクト」みたいな感じで」
西田昌司「その方がつまり、列島強靭化、これは国土の強靭化だけじゃなくて経済も財政も、それから外交安全保障もあらゆる意味でこの3年間国力が低下したんですから、それをもう一度強くしていこうと、強くたくましい国にしていく、それで絶対日本強化プロジェクト、こういうことなんですよね」
藤井聡「今回の総選挙の争点は、この3年間で日本が脆弱化したと、弱くなって弱体化して脆弱化したと、これをきちんと取り戻すんだというのが最大の争点だと思うんですが、おそらく民主党側として論点をずらすということを多分考えてこられるだろうと。実際そういう風に論点をずらしてTPPだとか定数是正だとか猫騙しを使って、自分たちが3年4ヶ月で無茶無茶にしてしもうた内容を、一回置いて、そういう意味で強い日本を作るというのは、弱くされた日本をもう一度強くするという意味も」
西田昌司「だからこれね、藤井先生おっしゃったとおりで、私は従業からQT、党首討論のときに感じたんですけども、安倍総裁と初めての党首討論で、安倍総裁がお話になったときに、もうすかさず無効の閣僚たちが、要するに「自民党政権が負の遺産を作ったんだ」「そうだー」とまたジミンガーということを言っていましたね。そして現実問題、ジミンガーといっているけれども、本当に経済を国力を落としたのは民主党なんですが、それは全く無いんですね」
藤井聡「そうなんですね。本当に反省をして次はぜんぜん違う方針でそれこそ「国土強靭化やります」とかいわはるんだったら「あぁそうですか」という話ですけど、それを隠して訳の分からんTPPやとかなんか別の話で定数やとか言ってまた猫騙し、例によってこないだの3年3ヶ月前の嘘であるということをご自身で認められたマニフェストを繰り返すだけの話ですから、これ断じて逃してはならないと思います。」
西田昌司「ですね。私は安倍総裁はそこにひるむことなく正しい政策をおっしゃっていただいていると思うんですね。ところが列島強靭化をすると建設国債を日銀が買い取ってくれればいいんだと言い出しましたら野田総理がこういうことを言っているんですね。「国債を買い取っていくと財政規律が悪くなる」とかね、それから「列島強靭化というのはバラマキじゃないか」とかね。そういうような話をしているんですが、まさにこの財政規律とかそういう一見すると正しいんですけれども、財政規律を良くするために国があるわけでも政府があるわけでもないんですよ。今目の前に起きている問題は財政規律が悪いから起きているんじゃなくて景気が悪い、デフレに悩んでる、これどこの国民も多数派だと思うんですが、そのやらなきゃならないことを目の前にして「財政規律が悪い云々」といういわば屁理屈で、しなければならない仕事をしなくて3年間デタラメなことをやってきたんですね。」
藤井聡「本当におっしゃるとおりで、実際の安倍先生は「建設国債を日銀に買ってもらうということを考えるべきだ」とか「財政出動をやるべきだ」ということをメディアでおっしゃるだけで株価が反応すると、それぐらいマーケットは本当に財政出動を望んでるんです。これマーケットが反応するということは本当に重要なことなんで、なぜかというとマーケットの人たちはものすごい巨大な何十億とか何百億とかのお金の運用の仕方を考えてて、本気でどういう銘柄がよいのかを考えている時に財政出動をするということと本当に財政が変わるということをマーケットが考えると、それは株価が下がったりするのに上がるということは、実際国債を買ったりするマーケットは絶対に財政破綻することが無いと思っている証拠が出ているわけですよ。ですから安倍先生がおっしゃるだけでこういうことですから、安倍先生がもしも本当に政権を取ってそれで実際にそういう対策をやりだすとものすごい景気が良くなるというのが、この一時とってもほぼ間違いないんじゃないかと思いますね」
西田昌司「仰るとおり。結局僕はマスコミの方々に申し上げたいのは、あなた方がこの政権交代作ってそして一度やらせてみたら日本とんでもない状態になっているんですよ。だから今回の選挙の争点というのはまさにマスコミが作り出した民主党政権がとんでもないことをしたと、だからもうこれは終わらせなきゃならないというのが当たり前のことなんですよ。ところがマスコミの論法ちゅうのはそのことを横において相対的にするんですよ。「今度は民主も悪かったかもしれないけど自民がまた今度はまた土建国家にしようとしている」とか、まだ安倍さんが総理になってないんですけれども、総理になるという前提でもう与党の叩きをやっているという、そういうとんでもない卑怯というかデタラメやっているんですが、結果として安倍総裁が今「自分たちがこういうことをやる」という政策を言い出したとたん今藤井先生が仰ったようにマーケットは反応している、要するに本当に世の中分かっている人は「ちゃんときちんとそのことをやってもらいたい」と待っているんですよ」
藤井聡「そうですね。市場の世論が安倍総裁を支持しているということなんです。テレビの世論がちょっと違うことになってもーてるわかなんですけども。それは本当の現場の人たちは支持しているということです」
西田昌司「これはなぜそうなるかというと要するに、我が市場原理主義じゃないですから市場の反応を優先すればいいという話じゃないですが、少なくとも今の生の経済は市場が反応していまして、テレビの中でたとえば文章を書いたり発言している、あの連中というのは全くの素人なんですよ。実際の経済全く分からない、そしてまたそういうタレントのような芸人のような方々の意見が国民の意見のような形で言っていますけれども、現場を知らない人間の意見なんて意味が無いんですよ。それをきっちり報道番組なら仕分けをして報道すべきなんですが、単なるバラエティで要するに与党を叩いて飯を食ってきたと、今度は政権が野党の民主党にいっても自民党を叩くことによって飯を食うと、今度は政権交代が起こったら同じように自民党を叩くと、これは要するに彼らの頭の中がはじめから自民を叩くことが正義だというように戦後の枠組みの中である意味で言うと左翼思想に染まってしまって、現場を見ない方が多すぎるんですね。だからここを何とかしなきゃいけない」
藤井聡「そうですね。もうそういうようないわゆる左翼思想というのが「財政破綻するー怖いぞー」とかいう話とか「構造改革しないといけないぞー」とかっていう考え方自体がものすごいカビの生えた古臭い考え方なんだということをぜんぜん気づかずに、今安倍先生が「きちんと日本を強くするために財政出動だ、金融緩和をやってインフラ対策をやっていくんだ」という非常に理由あること、新しいことをニューディールの話もされているわけですから、安倍先生のほうがぜんぜん新しいにもかかわらず「また旧態依然の自民党に戻るのか」と、お前が古いんだよ!お前が古いのに気づいてへんのかと。この滑稽さにどれだけの人が気づいてもらえるかというのが今回の総選挙の重要なポイントなってくると思いますよ」
西田昌司「だからこれはマスコミはこういうこと言わないんですよ。だからマスコミを見ている限り日本は救えないと。見るなら週刊西田を見ようと。このことを今日はお話をして、とりあえず番外編でございましたけれども終わりたいと思います。今日は先生ありがとうございました」
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