卑怯とは、正々堂々とせず、物事に正面から立ち向かおうとしないこと。
戦闘、スポーツ、ゲーム、その他様々な分野で用いられる。
出禁や退場・出場停止で済む(?)場合もあるが、一部は犯罪も含める。
概要
おおむね、卑怯であることはあまりよくないこととされる。漫画・アニメなどにも卑怯なキャラクターが登場することがある(主に敵キャラクター)が、自らの卑怯さが裏目に出て本人にとってよくない結果を導く展開になることも多い。このような卑怯なキャラクターとしては、「らんま1/2」の早乙女玄馬などがよく知られる。
卑怯な行為は必ずしも本人の顕在的な意識に基づいて行われるとは限らない。例えば気弱な性格であるがゆえに、本人が卑怯な行為をしているという自覚なしに卑怯な手段を取ってしまう場合もある。このような場合、単に厳しく諫めるとますます萎縮して、より無自覚に卑怯な行為を取る恐れもある。このため「相手の意識がどこにあるか」を注意しながら接する必要がある行為や概念であるとも言える。
一見正当そうなスポーツの試合など、勝敗があらかじめ決めらていた場合もある。(→八百長)
古来から用いられた
「悪人の常套手段」といってもだいたいあってるが、相手を虚を突き出し抜くという意味では古来の戦から幅広く用いられてきた。相手を誤認・油断させたり側近・部下を寝返らせて情報を得る、仲違いや戦力を分散させるなど有利な状況を作る、指揮統制が難しく陣形を崩さざるを得ない地形やタイミングを狙って相手より少人数で一網打尽にするといった戦術はロマンでもある。この辺りは孫子の兵法などが詳しい。
美女の色仕掛けによって相手国の要人を篭絡する手口は現代も行われるため
平和ボケしたまま「敵国」へ行ってしまうと、恥ずかしい写真・映像を撮られゆすられる羽目になる。
(→ハニートラップ)
手口
よくあるのは夜間・寝込みを襲う、相手より大人数・重武装・大火力でフルボッコにしてしまうなど。重要人物や家族を人質を取るといった手段もある。吐き気を催すレベルの卑怯であっても「勝てば官軍」であったり、勝った際のドサクサに紛れて証拠隠滅・口封じをして勝ち逃げという場合も珍しくない。
民間人に紛れて攻撃後素早く逃走する、大威力の仕掛け爆弾(IED)といった手口はテロや非対称戦争でも多く見られ、最新鋭の装備が満載の米軍であっても大被害、疑心暗鬼に陥ってPTSDになるなど相当苦しめられるレベル。
ギャンブル作品等では互いに裏をかき、相手のイカサマを逆利用したり、イカサマにイカサマで対抗する、イカサマした痕跡を残したが実は何もしていないパターンなど、壮絶な頭脳戦が繰り広げられる場合もある。もちろん高い計画性や手先の器用さ、ルールの熟知がなければあっという間に反則負けである。真似することなかれ。
コンピュータが普及した現代においては、相手の重要情報をごっそり盗み取ったり
ゲームなど、チートなどの不正行為やそのツールの開発や販売も秘密裏に行われる。
偶然発見され修正されていないバグ等を利用する場合もある。
もちろん単純に大声での威嚇・恫喝・脅迫といったゴリ押しで意見を通すのも広義の卑怯である。
その他
レントシーキングなど、お金で法律・ルールを変えてしまうリアルチートも存在する。
反則・不正行為、ズルい、汚いと呼称・罵倒される場合もある。
ゲーム・競技や実施環境によっては不正が行い難い/易い。
一国に有利なようルールを変更したり、審判を買収するなど裏の読み合いは激しい。
不正を行えば痕跡が残る・痕跡がズレるよう細工するなどアイデア次第で見抜くものや
元から不正が行いづらいよう道具・機材の構造になっている場合もある。(偽造対策など)
ルールや法律違反に対する罰則が緩い場合、「捕まらなければラッキー」感覚で行ったり
違法行為で稼いだ莫大な金額と比較し罰金が安ければ、結果的に大黒字といったパターンもある。
闇バイトのように、個人情報を握ってしまい捨て駒を使い放題といった手口もある。
労働者の無知・罪悪感をとことん利用したブラックバイト・ブラック企業は現在も日本中で息づいている。ただし一定の知識があれば容易に反撃が可能。(項目参照)
ニコニコ動画
一方ニコニコ動画では、「卑怯戦隊うろたんだー」の代名詞として専ら使われる。一般的には好ましい意味を持たないこの語も、うろたんだーにとっては最高の誉め言葉である。 詳しくは当該項目を参照。
関連動画
関連項目
人物行為・手口・結果 |
台詞その他 |
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