この項目は、2019年7月26日公開の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』のネタバレ成分を一部含んでいます。 記事の閲覧に十分気をつけないとぶっとばすぞぉ~! |
当項目では、平成の世において仮面ライダーシリーズのあらゆる媒体で展開されたものの「平成ライダー作品」という括りにされない事がある作品を挙げる。
平成ライダー作品の定義
当項目における「平成ライダー作品」とは、ファン間の通称として徐々に使用され始めた『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダージオウ』までのTVシリーズとして放映された仮面ライダーシリーズ及びその派生作品の総称を指す。より詳しい定義付けは「平成ライダー」の単独記事を参照。
より公式的に定義付けをするのであれば20作目の平成ライダー作品である『仮面ライダージオウ』と同時に開始した「平成仮面ライダー20作品記念公式サイト」にて紹介されている20作品である。
作品名一覧
平成に展開された仮面ライダー作品と言ってもその定義は様々に分かれ一概に並べる事は不可能のため、ここでは種別ごとに見出しを分け列挙をする。
なお平成ライダー作品として定義付けられているTVシリーズ内で最初から登場していた仮面ライダーをメインに据えた派生作品等は、題号が異なるとしてもれっきとした平成ライダー作品としキリがないためここでは列挙しない。
以下がその派生作品の例(※一部)である。
- 劇場作品
例:『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』/『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』/MOVIE大戦シリーズ - 舞台作品
例:ファイナルステージ/ヒーローショー/『仮面ライダー斬月 -鎧武外伝-』 - Vシネマ作品etc
例:「ドライブサーガシリーズ」のようなVシネマ/『仮面ライダーゴースト アラン英雄伝』のような特典映像/各種ハイパーバトルビデオやネットムービー/エグゼイドにおける「[裏技]シリーズ」 - 小説作品
例:『小説 仮面ライダークウガ』のような講談社キャラクター文庫/『S.I.C. HERO SAGA』 - 漫画作品
例:『仮面ライダークウガ(HEROES)』/『風都探偵』 - ゲーム作品
例:『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
逆に『仮面ライダーG』や『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』のようなTVシリーズの平成ライダー作品との繋がりがあるものの、オリジナルの設定として仮面ライダーが主役格に据えられ独立した仮面ライダー作品(とされる物)は分類の上で列挙をする。
ただしそのオリジナル作品の派生作品(『仮面ライダーワールド』等)はこちらもキリがないため列挙をしない。突き詰めるとめっちゃオタク間で論争という名のライダーバトルになりそうだよねこれ。
※漏れや間違いがあれば加筆や修正をお願いします。
ネオライダー
詳細は「ネオライダー」の単独記事を参照。
平成に初登場作品が公開されたが、作風としては昭和ライダーに比較的近いのもあり、ファンの間で昭和ライダーに分類するか平成ライダーに分類するかよく議論がされる。
なお映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』ではいずれも昭和ライダーに分類された上での登場であったため、公式的には昭和ライダーの認識であるようだ。平成ライダーと数を揃えるためとか言っちゃダメ。
平成仮面ライダーシリーズ最終回ともされる『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では「平成ライダーとして扱われなかった平成のライダー」としてその意匠とライドウォッチを身に着けた「仮面ライダーゾンジス」が登場。
作中では変身者であるカゲン(演:パパイヤ鈴木)が仮面ライダーJの変身ポーズを披露し、最終局面ではJライドウォッチも活躍を見せた。
題号 | 年 | 媒体 | 補足 |
---|---|---|---|
真・仮面ライダー序章 | 1993 (平成5年) |
Vシネマ | 主人公として「仮面ライダーシン」が登場 |
仮面ライダーZO | 1994 (平成6年) |
映画 | |
仮面ライダーJ | 1995 (平成7年) |
映画 |
昭和ライダーリブート
原作が昭和ライダーだが展開されたのは平成である上に世界観や設定も他作品と明確に異なるため、ファンからはオリジナルの平成ライダーとして扱われる事がある。
しかしプロデューサー的にはやはり20作品の「平成ライダー」の枠組みとは別として扱っている節もあるようだ(発言リンク)
『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では「平成ライダーとして扱われなかった平成のライダー」として『仮面ライダーアマゾンズ』の意匠とライドウォッチを身に着けた「仮面ライダーザモナス」が登場。
作中では変身者であるジョウゲン(演:斉藤秀翼)が初登場時に『仮面ライダーアマゾンズ』に登場する鷹山仁を意識した衣装を披露している。
「THE FIRST/NEXT」も「平成ライダー」の枠組みではないため長らく再登場が危ぶまれていたが、2016年に発売されたゲーム『オール仮面ライダー ライダーレボリューション』では1号、2号、V3が他の昭和ライダー/平成ライダーやアマゾンズと共にプレイアブルキャラクターとして無事に参戦を果たした。
題号 | 年 | 媒体 | 補足 |
---|---|---|---|
仮面ライダー THE FIRST | 2005 (平成17年) |
映画 | 初代『仮面ライダー』を原作としたオリジナル作品 |
仮面ライダー THE NEXT | 2007 (平成19年) |
映画 | 『仮面ライダー THE FIRST』の 続編で新たにV3が登場 |
仮面ライダーアマゾンズ | 2016 (平成28年) |
配信 (シリーズ) |
『仮面ライダーアマゾン』を 原作としたオリジナル作品 |
海外展開
海外で展開された平成のライダー作品。『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』は昭和なので違うぞ!
日本の作品(原作)をそのまま翻訳しただけというわけではなく、映像を再利用しながら現地で新たに撮り下ろした映像も加え全く別物の作品として公開されたのが特徴。
題号 | 年 | 媒体 | 補足 |
---|---|---|---|
Masked Rider | 1995 (平成7年) |
TV (シリーズ) |
『仮面ライダーBLACK RX』を 原作とした パワーレンジャーシリーズ(海外)の スピンオフ作品 |
KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT | 2009 (平成21年) |
TV (シリーズ) |
『仮面ライダー龍騎』を 原作とした海外ドラマ作品 |
他の元号を跨いだ
『仮面ノリダー』と『仮面ライダーBLACK RX』(及び前作の『仮面ライダーBLACK』)は昭和に放送が開始したため、ファンからも公式からも昭和ライダーとして扱われている。
しかし放送中に元号が平成に切り替わったため「真の平成ライダー1号はRXだ!」「昭和ライダーであり平成ライダーでもある」という主張も多く見られるのが特徴。
逆に平成ライダー最終作である『仮面ライダージオウ』は放送開始が平成でも、放送中に元号が令和に切り替わったため「実は令和ライダーの側面も持っているのでは?」と考える事もできる。
平成仮面ライダーシリーズ最終回ともされる『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では「平成ライダーとして扱われなかった平成のライダー」としてRXの意匠とライドウォッチを身に着けた「仮面ライダーバールクス」が登場。
同じく二つの元号を背負ったジオウと、「王」としてお互いに激しい争いを繰り広げた。
さらに作中では失意の底に落ちたジオウを励ますため、元号の切り替わり的にはRXと全く同じ文脈を背負った仮面ノリダーこと木梨猛(※元々は非公認)が登場。
結局仮面ライダーとしては認められなかったものの、パロディ企画が平成ライダーの文脈として公式に認められた瞬間となった。
題号 | 年 | 媒体 | 補足 |
---|---|---|---|
とんねるずのみなさんのおかげです | 1988 (昭和63年) |
TV (シリーズ) |
主人公として「仮面ノリダー」が登場 (第13回まで昭和の放送) |
仮面ライダーBLACK RX | 1988 (昭和63年) |
TV (シリーズ) |
第10話まで昭和の放送 |
仮面ライダージオウ | 2018 (平成30年) |
TV (シリーズ) |
第34話から令和の放送 |
その他
平成に展開されたとはいえ「平成ライダー」の枠組みではないと言われる事がある…が、初登場作品が「平成ライダー」との繋がりも深く決まった分類が難しい作品。
この内『仮面ライダーG』と『仮面戦隊ゴライダー』は、平成仮面ライダーシリーズ最終回ともされる『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』に登場。
「平成ライダーとして扱われなかった平成のライダー」としてか「漫画版クウガのように他媒体にも広がる平成ライダー」としてかどちらかは不明だが、上述した他のライダーとは違い、TVシリーズにおけるクウガ~ジオウの「平成ライダー」と共に敵と戦った。
特に『仮面ライダーG』はそのあまりもの特殊性から2009年以降一切の露出がなく再登場が危ぶまれてたためファンを驚かせた。
題号 | 年 | 媒体 | 補足 |
---|---|---|---|
仮面ライダーEVE -MASKED RIDER GAIA- |
2004 (平成16年) |
小説 | 漫画『仮面ライダー』の続編で主人公 として「仮面ライダーガイア」が登場 |
クレヨンしんちゃん 真夏の夜にオラ参上! 嵐を呼ぶ電王VSしん王 60分スペシャル!! |
2007 (平成19年) |
TV (SP) |
『仮面ライダー電王』とのコラボで 「仮面ライダーしん王」が 主人公(野原しんのすけ)として登場 |
SmaSTATION!!Presents SMAPがんばりますっ!! |
2009 (平成21年) |
TV (SP) |
稲垣吾郎とのコラボ企画として 「仮面ライダーG」が主人公として登場 |
仮面ライダーバトル ガンバライジング | 2013 (平成25年) |
ゲーム | プレイヤー(主人公)の分身として 「ガンバライダー」が登場 |
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号 |
2015 (平成27年) |
映画 | 当時放送中だった『仮面ライダー ドライブ』とは別に主人公として 「仮面ライダー3号」が登場 (映画のスピンオフとして 『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』も存在) |
仮面戦隊ゴライダー | 2017 (平成29年) |
配信 (シリーズ) |
前日譚として当時放送中 だった『仮面ライダー エグゼイド』が主人公の映画 『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』が 同日に公開 |
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NO RIDER
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関連項目
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