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死神｢チョコボの命なんてハネよりも軽い、そう思っていた時期がワシにもありました。」
概要
チョコボの不思議なダンジョン2で登場する死神種モンスター、特にLv.3の命の番人は、
通常はとても倒せる敵ではなく、一種のトラップ扱いの敵である。
(類似した存在として、風来のシレンの突風、トルネコの大冒険 不思議のダンジョンの地震が挙げられる。)
どろぼう(死神ショップの品物を金を払わずに持ち出す行為のこと)や、
1フロア内を長時間探索していると、命の番人が出現する。特に、長時間探索したときは、
死神に殺されてしまうぞ!!
という警告文と危機感を煽るBGMの相乗効果により、トラウマ級のスリルが味わえる。
しかし、死神の特性を覚えてしまえば、こちらのレベルが低くても、雑魚と化してしまうことがある。
命の番人は5555もの経験値を持つため、経験値稼ぎ等でかなり便利な敵であり、
プレイ動画によってはバッサバッサと死神を狩り続けるものもある。
そのため、そのような行動をとる動画では、
死神が殺されてしまうぞ!!
と、真逆のコメント、タグがつけられることがある。死神(笑)もいい所である。
死神の能力
死神は、以下に挙げるようなチーターも真っ青なスペックを持つ。
(下のパラメータは死神種Lv.3の命の番人を基準にして記載している。)
1.膨大なHP。
ラスボスのグラスゴスX･Zが各4500、オメガでさえHP8000であるこのゲームにおいて、
破格と言って余りある32000ものHPを持つ。
2.驚異的なパラメータ。
攻撃力･防御力共に、カウンターストップの255である。
チョコボの防御力を限界まで上げても、一撃で100以上、時には300以上の大ダメージを与えてくるため、
最大HPが999のチョコボには非常に痛い。
3.地属性以外の全属性への耐性、全ステータス異常への耐性。
属性攻撃は殆ど意味を成さず、ステータス異常で行動に制限を掛けることも不可能である。
Lv.3の命の番人はさらに、ATBバーの減少操作が不可能(移動しながらでもATBバーが溜まる)という、
他に類を見ない特性を持っている上に、命の番人の出現条件が一旦揃うと、
そこから先はフロアを進めない限り、新しく出現する敵が全て命の番人に置き換わるという、
酷い嫌がらせまで仕掛けてくる。
死神の倒し方
死神の楽な倒し方としては、以下のようなものがある。
1.HPのオーバーフローバグを用いる。
一番簡単に実践できる方法である。死神の膨大なHPを逆手にとるもので、
敵に当たると最大HPが2倍になるアイテム(いのちの実、元気の実、巨大生物のエキス)を当てることで、
一定値以上のHPを持つ敵のHPがオーバーフローしてしまうバグを利用する。
ヒットすれば、死神の残りHPは実質的に1となり、後一撃でも当てれば、死神を倒すことが出来る。
(実際には、死神のHPはマイナスになっている。)
この戦法の難点は、当たり前であるが、蹴り付けたアイテムが当たらなければ、
根本的に成り立たないということである。
いざという時に涙目にならないよう、余裕を持ってアイテムを用意しておこう。
また、3.と同じく、一種のバグを利用したものであるため、邪道と捉える向きもある。
2.吸血効果の付いているツメで蹴る。
流石に吸血効果そのもので倒すことは出来ないが、吸血効果が発動すれば、
強制的にHPが1になる為、後一撃食らわせれば、死神を倒すことが出来る。
吸血効果の発生率は100%ではないものの、ツメのレベルを上げれば、まずノーダメージで倒せるだろう。
(吸血に限らず、ツメの特殊効果の発動確率は爪のレベルを上げれば上昇する模様。)
この場合は、1回蹴るごとに空のボトルの数をチェックしていくとよい。
1個減っていれば吸血効果が発動した目安になるためである。
この戦法の難点は、吸血効果を付けるために必要な吸血鬼のエキスを入手すること自体の難易度が、
他のエキスのものと比べてそこそこ高めであることである。
吸血鬼のエキスを入手できるヴァンパイア種の敵に共通する特性として、
｢HPが減ってくるとバット種に変身して逃げ出す｣というものがある。
特に、ヴァンパイア種Lv.1のヴァンパイアは、空のボトルのダメージ(4ダメージ)より、
変身の条件を満たすHPが高いため、こいつから吸血鬼のエキスを入手するのはまず不可能である。
ヴァンパイア種Lv.3のデミリッチは変身頻度が多少下がるものの、それでも気を抜くと逃げられてしまう。
おまけに、ヴァンパイア種には殆どのステータス異常が効かないため、行動を制限するのも難しい。
また、吸血効果の付いているツメを用意できても、空のボトルがないと吸血効果が発動しないので、
その点にも注意が必要となる。
3.カウンターバグを使う。
クラの特殊効果の1つであるカウンターにはバグが存在し、特定の操作をするとカウンターが永久に発動する。
この戦法の難点は、カウンターを発動させるために1回はどうしても攻撃を受ける必要が生じるため、
ある程度のHPが必要になることと、バグを利用するため人によっては邪道と捉えられるということである。
死神をガチンコで倒すことは一応可能だが、チョコボと装備をかなり鍛えないと倒すのはまず無理である。
が、やって出来なくはないようなので、戦力に自信のある方は試してみるのも一興であろう。
余談
第1作であるチョコボの不思議なダンジョンに登場する死神は、
ダメージ自体は通るものの、HPが瞬時に回復するため倒すことは絶対に出来ない。
そのため、モンスター図鑑に登録するためには、識別のカードを蹴りつけて敵データを見破る必要がある。
…というのが定説であったが、鍛えまくったチョコボであれば、この死神ですら倒せることが判明してしまった。
その方法とは、HPを20000程度にまで上げたチョコボを用意し、HPを調整した状態で、
がまんのツメ(もしくはがまんのツメの特殊効果を合成したツメ)を装備して攻撃する…というものである。
がまんのツメによる攻撃は、特殊効果として敵に与えるダメージ量に(最大HP-残りHP)×(1～2)が加算される。
(ダメージの倍率はATBバーの蓄積量に比例して増加する。)
これを利用して、一撃で30000のダメージを与えた場合、回復せずに死神が倒せてしまう。
どうやら、がまんのツメで30000のダメージを与えた時、敵のHPが増える効果が発動するらしく、
またしても死神のHPにオーバーフローが発生し、HPがマイナスになって消滅している模様である。
(がまんのツメには、HP増加以外にもダメージに応じて様々な効果が発生する模様である。 )
ここまでチョコボを強化するのにどんなメリットがあるのかは、もはや尊敬を通り越してよく分からないが、
見た目のインパクトはかなりのものである。
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