ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国単語

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『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』とは、2002年 2月21日にトミーから発売されたプレイステーション用シミュレーションゲームである。

概要

「ZOIDS 帝国VS共和国メカ生体の遺伝子」の続編で、ブレードライガー、ジェノザウラー、ライガーゼロ、バーサークフューラー、ケーニッヒウルフ、ダークスパイナーなど多数の新世代ゾイドが登場しているのが特徴。
勿論前作に登場したゾイドも全て登場しているため、旧シリーズファンも安心である。
総登場数は100種類以上にもなり、ZOIDS SAGAシリーズからトリニティライガー、ジェノハイドラもゲスト参戦する。
・・・その一方、ガンスナイパーやレブラプターなど新シリーズの小中型ゾイドの多くはハブられることとなったが。

硬派な作風だった前作とは違い、名前ありキャラクターの登場（ただし本当に名前のみ。絵などはない）、全体的にライトな雰囲気となるなど、当時小学生～中学生だった新シリーズユーザーを大分意識した作りとなっている。

登場人物

ヘリック共和国

・ウェイン＝ライナス

帝国ルートにて登場する主人公のライバル的存在。
共和国ルートにおいては登場せず、主人公（プレイヤー）がその代わりを務める。
階級は中尉で、後に大尉となる。搭乗機体はシールドライガーなどのライガー系ゾイド（とケーニッヒウルフ）。

・オーダイン＝クラッツ

共和国ルートにおいて主人公の上司となる人物。
スリーパー技術などに詳しい歴戦の将で、自身も格闘術を身に付けているらしい。
物語の途中で行方不明となるが後に復帰、部隊長の座を主人公に譲る。
階級は少佐で、搭乗機体は赤いシールドライガー DCS

実はかつて共和国との戦争によって滅びたゼネバス帝国の人間。
共和国で軍人をしながら密かに母国の復活を狙い暗躍していた。
物語終盤にその本性を表し主人公たちと敵対。
自身のスリーパー技術と怪物ゾイド、デススティンガーによって一時は無敵の力を得たかに見えたが、
デススティンガーはクラッツをもってしても制御できるようなものではなく、結局最期はそのデススティンガーの荷電粒子砲によって愛機ごと焼き殺されてしまった。

・ラガート＝ノーティス

クラッツが行方不明となった後、臨時の司令官となったウェイン（主人公）の参謀。
帝国編における登場機体はゴルドス。
帝国側の副官に比べ圧倒的に影が薄い悲しい人物でもある。

・ザイファー＝ガラント

共和国軍中佐。ロブ基地における司令官かそれに準ずる地位にあると思われる。
登場機体はディバイソン、ゴジュラスMk-Ⅱ。
共和国編では物語終盤、デススティンガーに搭乗機体ごと破壊されてしまい消息不明となってしまう。

・アイン

共和国編で登場する傭兵。
物語序盤、スリーパーゾイドに囲まれ動けなくなっている所を主人公に助けられ、以後暫くの間共に行動することに。
その後終盤で援軍として主人公たちのもとに駆けつけてくれる。その後の出番はないが
愛機はコマンドウルフ AT、援軍として登場する時はケーニッヒウルフ、トリニティライガーに搭乗する。
その名前、愛機からアニメの某人物を想像してしまうのはきっと気のせい。

・アルティシア＝フィールド

アインを助けられなかった場合に援軍として駆けつけてくれる共和国軍少尉。
ぶっちゃけ代役であるが、アインが生き残っている場合にも１度だけ登場する。
軍人らしからぬ性格で、上官である主人公にもタメ口で話してくる。
搭乗機体はケーニッヒウルフ、トリニティライガー、ウルトラザウルス。
ちなみに女性である。

ガイロス帝国

・レイハルト＝ギリアン

共和国編におけるライバル的存在。
帝国編においては登場せず、主人公がその代わりを務める。
共和国編主人公を上官の仇だと誤解しており、幾度と無く立ち塞がってくる。
階級は中尉で後に大尉。搭乗機体はセイバータイガー、セイバータイガーMkⅡ、ジェノザウラー、ジェノブレイカー、バーサクフューラー。

・ガーディッシュ＝クレイド

帝国編主人公（レイハルト）の上司で階級は大尉。
自ら前線に立ち、部隊の前にたって戦う漢というに相応しい人物。喋り方は若干古風。
しかし未完成とは言え、デスザウラーにも単身突っ込む辺り少々向こう見ずなところもあるかもしれない。
デスザウラーの荷電粒子砲の直撃を受け、戦死したかに思われたが・・・。
愛機はアイアンコングMk-Ⅱ。

ギュデム＝ランザーダック

ガーディッシュの旧友。部隊が全滅して窮地に陥っていた所を主人公たちに助けられる。
陽気で気さくな性格で、ガーディッシュが犠牲となったことで陰鬱とした空気が漂っていた部隊に光を灯した。
その後共和国の新型機（トリニティライガー）の襲撃を受け消息不明となるが、背中に傷を受けながらも奇跡的に生還。
主人公たちの前に援軍として現れ、そのまま部隊に加わる。
階級は大尉だったが、部隊全滅の責任を問われ中尉に降格。搭乗機体はレッドホーン、ジェノハイドラ。

・タリス＝オファーランド

帝国編におけるヒロイン。異論は認める。
元々は主人公たちの監視役としてPK師団（プロイツェンナイツ。摂政プロイツェンによる私設軍隊）から派遣されてきたのだが、あまりの上司の屑っぷりに愛想を尽かし、自ら主人公の部隊に移る。
その後は完全に部隊の補佐官（実質的には副官）としての地位を確立し、復讐心に燃え暴走していく主人公を心配しながら見守っている。
階級は少尉で愛機はアイアンコングPK。しかし本人は高速ゾイドに乗りたい模様。

・ジニアス＝ミスフィード

ニクシー基地決死隊として登場する軍人。ガーディッシュ同様古風な喋り方をする。
愛機は共和国編はライトニングサイクス、帝国編はジェノザウラー。何故違うのかは永遠の謎。

・ハイデル＝ボーガン

このゲームにおける屑代表。ガーディッシュ亡き後の主人公の上司になる人物で、階級は少佐。
手柄を横取りするなど横暴な態度が目立ち、ＰＫ師団とも懇意にしている模様。
タリスからも蛇蝎の如く嫌われており、ギュデムからも散々に言われている。
搭乗機体は特別改造を施したダークスパイナー。通常に比べ遥かに高い耐久性と化物じみた再生能力を持つ。
しかしここまで乗り切ってきた歴戦の強者（＝プレイヤー）の前にはゴミ屑同然だったりもする。
最期はその無理な改造が祟り、自爆という呆気無いものだった。