ニコニコ大百科

矛盾している。
価値相対主義的に個々人に正義があり、それが幾分かの絶対性をも持っていないならば、絶対的な保身によって利害調整が不可能になる。

保身の範囲が社会を形成することによって自分の身を守ると判断できることによって利害調整を図ることができるが、正しさに普遍性がないと自身を守る社会が形成できない。
どうやって社会のルール（＝普遍的な共同体の正義）に価値を感じられないのに利害調整が可能になるというのか。
人間が万人に対する闘争のリヴァイアサン状態から進歩することは不可能になる。
客観性を持った正義もないせいで法を伴った近代社会の成立も不可能だ。

長ったらしすぎて1レスも読んでないけどなんだこいつら
何の話してるか全くわからん。読んでないけど

社会を機能させるのに万人が納得できる内容の正論なんていらんよ。
権力を十分行使するシステムが成立していれば良いだけ。
過程がどうあれ一旦浸透した時点で大多数にとっての普遍性となる。
現状それが社会を支配している事実を以って正義となる。

それができなくなった時点でそれはその社会の正義ではなくなり、
新たな正義が台頭するだけ。

その権力はどうやって権力足りえるのか。
権力は他人を従わせる力だけども、なぜ無条件に人が権力者に従うことを前提とするのか。
権力者が民衆を支配する論理が存在しなくなる。
権力を十分行使するシステムが構築された後に、無意味になった慣習が残ろうとも、システム構築時には人が従う意味があったはずだろう。

過程がどうあれ、というが、普遍的な正義による社会的なルールがなければ権力が成立しない。
その過程の説明が不可能になるのに「過程はどうあれ」で済ますべきではない。

>>1624
『力』なんじゃね？ｗ中国での大昔からの政権交代システムｗ
アンサイクロペディアによれば、最も民主的なやり方らしいしｗ

今日のドラゴンボール超で破壊神ビルスが「正義を謳い上げる奴にロクな奴がいない」と人間の真理をつく台詞を言っていたね。

>>1625
単純な個人の腕っ節に頼れば、個人が暴力で支配できる人間の人数は家族等最小単位以上に広がらない。
国家を成立させるには組織だった力が必要となるが、共通した規範に従う能力がないのにどうして力で民衆を支配できるのか。
力で（高度な）規範を作れるが、それ以前に（下等な）規範がなければ力が成立しない。

なんでそんなに共同体の中に共通認識の正しさがあるってことに反発するのかがわからない
己の従う規範を他人の創作物っぽく感じてる？

正義が何だかよく分からなくなってきたな…
そもそも正義自体定義出来るものではなかったのではないのか。
無理に正義を定義しようとしているから、逆に分からなくなってしまったのかもしれん。

誰にとっての正義かによって中身が変わるだけで、それっぽい定義はできるでしょ。
「社会集団の秩序維持と利益追求にかなうこと。またそのような行為や人間性」みたいに。
これなら集団により正義が変わることや正義の反対もまた正義だったりすることが説明できる。

「義」とはそれ一文字で条理や正しい道の事を言う
正しいとは歪み無いこと。条理とは筋道、
筋道とは「物事がそうなっているわけ」である
つまり自然にまっすぐと進んでいるこの地球上の世が今の「正義」だ

近代化するに至って西洋から近代国家の概念を輸入した関係から、近代において正義はJusticeの和訳という面が強い。
オックスフォード英語辞典を引くと、Justiceはその成り立ちから分かる通り、"Just behaviour or treatment"を指す。
そうすると、Just（道徳的な正しさ、公平さ）から来るように、「道理にかなったり、公平であるという資質」という定義を出せる。
だから、公平さを以って争いを調停する法律は正義と結びつくし、法務省の英訳が"Ministry of Justice"になる。

そうだね。justiceはjustの派生語で、justの原義は「法にかなった、法に照らして正しい」。
さらに遡るとラテン語で「法、権利」を意味するjusがある。

ちなみに、good(善)は、ゲルマン系語根のghedhの「まとまる」というニュアンスから、
「好ましい状態」という基本義が成立した模様。

善と正義の関係は、
「好ましい状態（概念・価値観）」と「それを実現する方法（行為・法律）」
の関係と考えると明確かと。

ところで、原始仏教での善は「執着のなさ」だな。
後世に色んな宗派があったり、本来修行のための便宜に過ぎない戒律と善とが混同されがちだけど無視で。
執着なく生きることは、本人にしか分かりえないことで決まるという意味で、個人的正義だね。
自分が悟りを開くための正義なんだからそれで問題ない。

内面で正義が決まる例に、カントの動機説もあるな。
どの説にしろ正義が本人にしか分からないのでは、社会的正義にはできない。

>>1633
＞善と正義の関係は、「好ましい状態（概念・価値観）」と「それを実現する方法（行為・法律）」

それだと、多様な善を持つ権利や、それらの対立を調停する原理としての正義を説明できないのでは。

あなたがどんな立ち位置から言っているのかはよく理解できるよ。
好ましさの基準は多様だし、社会的善も考えた定義ということが伝わってないだけだね。

>>1636
ん？それでは、多様な善の保障と、その権利の対立を調停するのは正義に適うということ？

調停とは妙な。まず善には個人的なものと社会的なものがあるのはいい？

>>1638
結局、調停原理としての正義は無視している？

あと、社会的な善と個人的な善については、例えば現代の正義論だと、
共通善と「負荷なき自己」批判の共同体主義（communitarianism）を思い浮かべるが、それとは違う？

ありうる正義の話なのに調停や正義論などあるべき正義の話が一貫して出てくるのがやはり不思議。
善が個人で正義が社会という構図をとる限り、善の手段が正義という発想はそりゃ理解できないさ。

>>1640
正義と善について独自の思想を構築してるなら、かなり詳しく説明しないと誰にも理解できないだろう。

まずその「社会的な善」については、共通善との比較で説明すると分かりやすいのでは。

とりあえず現実社会で基本となるのはMight is Rightの原則。

>>1633
法律を「善を実現する方法」という意味で正義と規定するのは危険だろう。善を実現するのは個人に任せるべきであって国家が規定する必要はない。むしろファシストの手法に堕す可能性すらある危険性をはらんでいる

だから正義がなければ力は成立しない。
正義によって担保された力は多少の不正を捻じ曲げる力があるとは言えるかもしれないけど。

なるべく失礼のないよう生きること。

削除しました

削除しました

同じような話題は記事に反映した方がいいかもなぁ。
どこから書けばいいのかは難しいだろうけど。

思想及び良心の自由を保障する事は正義に適う、などからだろうか？

>>1648
その方がいいかもね…正義の内実の議論が行われないし。正義が成り立つ要件とは何か。自由なのか、公平なのか、みたいに議論していくのが健全なはずなんだけど。
「正義の反対はまた別の正義」みたいな漫画やアニメの正義の使われ方の議論になると不毛過ぎるんだよなぁ。国家の運営で法や行政によって統制や強制を伴う以上、それが正義に叶うかの議論は避けては通れないはずなんだか

>>1649
漫画・アニメ・ゲーム・特撮ヒーローなどは色々だから、どの作品の影響をどう受けているかによるなぁ。

例えば、「正義の反対はまた別の正義」は『パワプロクンポケット7』というゲームが出典だ。
しかし、出典とは無関係に独自解釈をしている人もいるし、さらに独自思想を構築している場合もある。