西園寺(YouTuber)

西園寺とは、関西を代表する鉄道系YouTuberである。

概要

同志社大学の大学生。2022年度は休学していたが、2023年度には「大学に通う」と言及している。高校在学中の2018年3月9日に西園寺チャンネルを開設。同月15日より動画投稿を開始する。
関西地方を中心に全国の公共交通機関に関連した動画を投稿。
大学1回時の2019年に「最長片道切符」シリーズと題して最長片道切符の旅の様子を投稿し、その前座動画として鉄道系YouTuberであるスーツ、がみとコラボした。2021年3月より公開された「日本の半分使って壮大な鬼ごっこしてみた」シリーズがYouTubeの急上昇動画になり、これを機にチャンネル登録者数が急増した。2019年7月4日に登録者数1000人、2021年4月18日に登録者数が10万人になったのち、2022年10月2日に30万人、2023年4月12日に40万人を達成した。

これまでにやった大型企画など

鬼ごっこ企画

鉄ヲタチームが逃走者、非鉄チームが鬼となり、日本国内の指定エリア内で、公共交通機関を用いた本気の鬼ごっこを行う。

基本ルール（矛盾を除く）

• 基本的なルールは一般的な鬼ごっこと同じで、制限時間内に鬼が逃走者を逮捕すれば鬼の勝利。逃走者が鬼から逃げ切れば逃走者の勝利。
• 勿論、駅構内などで走るなど言語道断。
• 逃走者・鬼共にタクシーを除く全ての交通機関が利用可能（第1回は逃走者・鬼ともタクシー利用可能。第2回以降は鬼チームに限り県境を跨がない範囲で利用可能）。
• 公共交通機関には必ず2人で利用する事。乗り物を用いての二手に分かれての逃走や、挟み撃ちによる逮捕は禁止。
• 逃走者は新幹線の利用制限があり、一定時間しか利用出来ず、降車後、更に一定時間、その駅からの移動が禁止される。
• お互いの位置情報を30分に1回確認できる。
• ゲームの進行中、ゲームマスターから逃走者にミッションが発令される。逃走者はミッションをクリアする事でゲームを有利に進められるが、逮捕されるリスクも高まる。中にはクリア出来なかった場合、強制的に鬼側の勝利となるものも。
• 第2回から鬼チームは「お助けテレフォン」を2回まで利用可能。西園寺の日頃からの知り合い（第2回は当時チーム加入前のZAKI、第3回はひろき）から有益な情報を得る事が出来る。

1回目は西日本、2回目は東日本、3回目は全国で行った

【矛VS盾】-厳重警戒都市大阪を攻めろ-

行動可能範囲：日本全国
矛チーム：西園寺、ZAKI
盾チーム：たなか、ちひろ
矛チーム勝利条件：盾チームの警戒網を掻い潜りながら大阪府内6箇所のコインロッカーのうち2箇所に隠された宝石（残り4箇所はたわし））を奪う事
盾チーム勝利条件：宝石を守り切るか、矛チームを二人共逮捕する事
その他のルールは、二人それぞれバラバラで行動が可能な事、進行中のミッション発令がない事、新幹線利用制限が宝石の隠された地域に入った矛チームの位置情報全面公開に代えられる以外、基本的に鬼ごっこと同じ。
その後の鬼ごっこの冒頭で今作の勝敗がカウントされていないため、番外編的な扱いとなっている。

1週間の旅シリーズ

1週間の間、企画に沿った旅先・旅行プランを持って目的地に行くという企画。またルールとして、交通費以外（食費・宿泊費・目的地に関わらない、駅と宿との交通費）を1日1万円以内で賄うという縛りの元で行う。
また1週間の内1日は大学への授業を受けに行く（他の授業はオンラインで受講している）ため、大学への立ち寄り時間のロスもかかる。

縛りルール付き日本縦断の旅シリーズ

何かしらの縛りを加えた上で日本縦断の旅を行う企画。

• 第1回 普通列車だけで日本縦断の旅

1週間以内に稚内から枕崎までを普通列車（快速含む）のみで縦断するという旅企画。特急（急行）の使用禁止（快速やライナー列車は可）・JRのみで移動（駅と宿との移動を除く）という前提の他、上記1週間シリーズに引き続いて1日の交通費（列車運賃）以外の資金を1日1万円で賄うというルールを設けた。
だが2日目にしてとある大チョンボをやらかし、電話相談を受けたたなか君（当時就活中のため不参加）から枕崎到着後に「禊」を行うことを提案され…。

• 第2回 路線バスだけで日本縦断の旅

上記普通列車の旅でたなか君から提示された「禊」として行うこととなった企画。同じく稚内から枕崎までを縦断するが、今回はその手段が高速バスを除く路線バスとなる。

今回では交通費（バス代）のみならず食費と宿泊費の縛りも無くなったが、代わりに1日ごとにルーレットで支給額（1～2000円）を決め、路線バス以外の交通手段を利用する場合その中（ただし前日までの資金をプール出来る）から交通費を出す必要がある。
路線バス同士が繋がっていない箇所では上記の支給費から交通費を出して鉄道を利用するか、徒歩で乗り越えることとなる。

また路線バスの事前情報は無く、スマホで調べることは禁止（地図を見る事は許可）。勘や周囲の交通状況を頼りに当てずっぽうで行くか、各所の観光案内所・バス案内所で聞き込みをするか、監視役として同行する悪徳情報屋（ZAKI君、1日だけたなか君）から500円で情報を貰う必要がある。なお情報屋から情報を買う資金は上記の支給費から支払う必要がある。

• 第3回 県庁所在地を通らずに日本縦断の旅

枕崎駅から稚内駅まで、県庁所在地の市区の境は一切跨がずに、日本を縦断する。駅や停留所が無くても、一瞬だけ県庁所在地を通過するのも不可。
路線バスや短・中距離フェリー（対岸に渡る〜都道府県境を1つ超える程度）など電車以外の公共交通機関に乗車しても良いが、飛行機、長距離フェリー、タクシーなどの利用は禁止。経路は西園寺が全て自力で調査する（スマホ等も使用可）。食費・宿泊費・観光費には1日1万円を充当し、残金は翌日繰越。運賃は無制限。

その他西村京太郎のミステリーでのトリックを実践したり友達（主にたなか君）が寝ている間に東京と大阪を往復したりAmazonより速く荷物を届けるドッキリもある。なおドッキリ系動画で動画後半でたなか君に「きっしょ」と言われるシーンがお決まり。その為、ニコニコのコメント欄やYouTubeのチャット欄には「○○「きっしょ」」の文字が必ず見受けられる。

イベント

2021年7月17日にYouTube登録者数10万人突破を記念して、コラボレーション企画「西園寺鉄道」を開催した。西園寺が水間鉄道の一日社長となり、水間鉄道が「西園寺鉄道」となった。
当日は臨時列車が運転され、10時から17時までの間、水間線の貝塚駅〜水間観音駅間で運賃が全線無料となった。イベントには1200人が来場し大盛況となった。
この際屋台で料理を行ったり来客に食べ物を手渡したりしていた。
2022年10月30日に2度目のコラボレーション企画「近畿ローカル鉄道まつり2022」を開催。「ローカル鉄道を盛り上げる、持続可能な鉄道戦略！」をテーマとして、西園寺自らがプロデューサーとなり、特急西園寺号の運行やグッズ販売、水鉄お土産グランプリ、ミニSLの運行などの企画が実施された。なお水間鉄道で急行が走ったことは過去にあったが特急が走行するのは今回が初だとか
信号システムや踏切の兼ね合いで通過駅では停止位置で停車寸前のスピードで走らせていたが車掌と化した西園寺とたなか君のアナウンスで車内を沸かせた。
2023年には「ロカ鉄道まつり2023」を10月28～29日にも行った。この時も「近畿ローカル鉄道まつり2022」の様なイベントが行われた他、全国各地の地方鉄道がグッズ販売に来た。また斎藤雪乃によるステージイベントもあった。遠方から来た人向けに周辺の宿泊施設に泊まると西園寺グッズがもらえる特典もあった。

チームメンバー

たなか

出演・撮影・編集・サムネイル担当。

中学からの西園寺の友人。「最長片道切符の旅」に個人的興味から帯同したのを機にチームに参加。

非鉄だが、キャリアが進むにつれて鉄ヲタ知識が向上する姿は、このチャンネルの名物。そして何より「きっしょ」の生みの親。

おっくん

出演・撮影・サムネイル担当。基本、顔出しNG。

バスヲタで、地元の奈良交通のファンである。

ちひろ

出演・撮影担当。

鬼ごっこ企画ではたなかと共に鬼チームとして登場。

非鉄だが、中学時代に社会科のテストで満点を取る程の地頭の良さと、陸上部出身の強靭なフィジカルで、西園寺ら鉄ヲタチームを尽く苦しめている。

トン

サブチャンネル「西園寺トラベル」出演・撮影担当。

国内のホテルを巡ったりフェリーなどの船旅の動画を制作。2022年にはシアトルに留学し、その様子も投稿する。

壁山

「西園寺トラベル」出演・撮影・編集担当。通称かべちゃん。

西園寺のアルバイト先の1年先輩。

ZAKI

三重県出身。出演・編集担当。

元々は東海地方を拠点とする鉄道系YouTuberだったが、就職活動に入ったたなかの業務量を減らす為、西園寺の誘いで2022年にチームに加入、拠点を大阪に移した。引き続き自身のチャンネルの投稿も行う。

路線バス日本縦断旅に帯同した際、情報料を徴収する「悪徳情報屋」というキャラクターとして登場したのを機に、「悪徳」キャラが染みついている。

体質的にお酒を一切受け付けない西園寺とは対称的に、大の酒豪であり、鬼ごっこで朝からビールで優勝したり、旅行しながら朝から晩までひたすら吞みまくる動画を投稿したりする。

ほいさっさ

東京都出身。編集担当。

東京都立調布南高等学校在学中の2022年、高校生を対象とした動画コンテスト『YouTube甲子園2022 春』の動画部門で金賞及び特別賞を受賞。卒業前は本名の島崎利一（しまざき りいち）名義でYouTubeドラマの監督を務め、「高校生監督」として話題となる。

高度な編集技術を必要とする鬼ごっこ企画などで西園寺らに代わり編集とナレーションを担当。

西園寺チームへ本格的に参加する為、高校卒業後は大阪の大学へ進学。『YouTube甲子園2023』にもクリエイター審査員として参加。

関連動画

関連リンク

• 西園寺 公式Youtubeチャンネル
• 西園寺トラベル
• 三日坊主チャンネル（西園寺のサブチャンネル）

関連項目

• 鉄道・交通系YouTuber
• スーツ（YouTuber）
• だいにぐるーぷ
• YouTuber一覧