Ninja 単語

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ニンジャ

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Ninjaとは、以下の意味である。

  1. 日本語忍者」の英語表記。特に英語で表記する場合は以下が想定される。
    1. 日本語由来の外来語としての「NINJA」。カタカナニンジャとも表記される。詳しくはカタカナ版の記事を参照
      1. 海外フィクション作品に登場するスーパーアクション生命体「NINJA」。常的なや驚異のスピードを有する。
        1. 燃えよNINJA(Enter the Ninja) - ショーコス演のアメリカ映画アメリカにおけるニンジャブームの嚆矢であり、下記「カワサキ・Ninja」のネーミングしたとも言われる。
    2. 一部商品名
      1. カワサキ・Ninja - 川崎重工業が製造・販売するバイクの商品名。
      2. ヨーヨージャムニンジャ - ヨーヨージャムが販売していたヨーヨーの名。
  2. 上記「忍者」を連想させるアクロニム(場合によってはバクロニム)
    1. No Income, No Job, no Assets(収入・無職資産)。 - 2000年代後半のサブライムローン問題は、この層に対する無計画な融資が原因とされる。2008年リーマン・ショックを引き起こした。
    2. いくつかのフィクション作品で、CIAのような諜報機関日本で組織されている世界観のときに用いられる略称National INtelligense agency of JApanなどのバクロニムで表現される。

当記事では川崎重工業が製造するバイクについて述べる。

概要

川崎重工スポーツタイプバイクにつけられるシリーズ名もしくはペットネーム

スポーツタイプバイクという以外に特に共通点はない。ツアラーイメージが強いが、排気量の低いものやオフロードタイプにもつけられる(そのあたりの経緯は下記「最終鬼畜全部Ninja」の項も参照)。

命名の由来は諸説あるが、1980年代海外で巻き起こったニンジャブームという点では概ね一致する。

初代・GPZ系

1984年、Z-1から伝統の冷4気筒エンジンに重量・出での限界を感じたカワサキが新たに開発した908ccエンジンを搭載したスポーツアラー、GPZ900Rが誕生する。
それまでのトップグレーモデルのGPz1100を上回る軽快性と最高速は当時のバイク界に衝撃をもたらし、テンションの上がりきった北販売部門のアメリカ人が「Oh、まるでNinjaだ!」とそのままのノリで命名。
さらに映画トップガン」で登場したことによりその知名度は爆発的に上昇。世界に「Kawasaki」と「Ninja」の名を知らしめた。

余談ではあるが、当時の日本では排気量750cc以上のオートバイ販売が自主規制されていたためにボアダウン仕様のGPZ750Rが販売されていた。しかしの子たるもの「モアパワー」とか「オリジナル」というものを欲しがるのは当然の流れで、GPZ900Rを逆輸入して購入するライダーも多かった。
スズキ・カタナと並んで逆輸入バイクに先をつけたモデルという見方もできる、まさに伝説マシンである。
カワサキ伝説はこれで幾つかは忘れた。

なお初代モデルは「GPz900R」と「z」が小文字だったが、後に冷と冷を区別するために「Z」が大文字になった。

ZX系

1992年ホンダからCBR900RR「ファイヤーブレード」が発売される。大パワーと軽快な操縦性を併せ持った「スーパースポーツ」時代の幕開けである。
ホンダのくせに生意気だ」と怒りに燃えるカワサキ1994年ZXR750のエンジンを899ccにボアアップ、さらに当時世界最速の座にあったZZR1100からラムエアシステムを導入。さらにネーミング上のインパクトで対抗するべく「Ninja」の名を与える。ここに「ZX-9R Ninja」が誕生した。カウルの「ZX-9R」のロゴ斜めった書体で書かれているため「ユメタマ」に空目されることからユメタマとも呼ばれている。詳しくは → ユメタマ
ZZR1100からラムエアと一緒にツアラー分も持ってきてしまったらしく、ファイヤーブレード較してやや重いために「これツアラーじゃね?」と揶揄されることもあったが、ZX-6Rの登場と共にエンジンを新造し劇的なシェイプアップに成功する。マイチェンを重ねるごとに生SSへと進化して行ったものの、やや理なダイエットが祟り、晩年のリバウンドを受けてZX-10Rにその座を譲り、初代GPZ系よりも一年くカタログから姿を消すこととなった。

ZX-6Rもまた走行を重視し、敢えて排気量を"レプリカ"せず636ccとする変り種であったが、エンジン良によって現在は599ccの排気量となっている。
ユメタマを後継したZX-10Rカワサキらしいモアパワー思想で設計され、メーカーリッターSS最後発ながら一際ジャジャな性格を持ったマシンとして邁進。2011年モデルチェンジにてZZR1400を上回るパワートラクションコントロールを備えた、名実共にグリーンモンスターとなっている。

また、メガスポーツ最速戦争に投入されたZX12Rも系列は異なるがNinja衆の一台として数えられており、後継ZZR1400も北ではZX14RのナンバリングとNinjaロゴを与えられていることから広義ではNinjaシリーズとする意見もある。
何よりも北での「Ninja」のネームバリューは商業戦略無視せざるものとなっている。どうやらテンションは20年以上変わっていないらしい。

普免区分に参上

ガス規制という大寒波がバイク業界に押し寄せる中、寄る年波には勝てずZZR250を始めとするカワサキのクォーターモデルたちが息を引き取る。そんな2007年救世主のごとく新世代のカワサキ250ccモデルが登場するが、その中で一際を引いたのがフルカウルのボディを持ち、側面に「Ninja」のロゴを記したバイクだった。
一時はZXR250のようなレーサーレプリカ再来とも噂されたが、実際には高めのハンドルポジションを持ち、排ガス騒音規制に適合した新ZZR250ともいうべきツアラーモデルである。
しかしながら250ccクラス経済性とクラス一のスタイリング、省コストに努めたゆえの安価な値段設定、カウルの恩恵たる高速巡航の楽さアラー呼ばわりなんてユメタマ再来みたいで最高じゃんといった要素に支えられ一躍人気モデルとなった。


大人気です。

2010年にはER-6fを400ccにボアダウンしたモデルとしてNinja400Rが発売された。
6Rを「中」、250Rを「小」と呼んでいる現状でどういった称を与えるべきかが今後の課題である。

最終鬼畜全部Ninja

2011年ラインナップ発表時、250R発売後から「何でもNinjaって名付けるのはどうなんよ」という意見をフリと勘違いしたのか、はたまた解っててやってんのか 囁かれていたが、それを裏付けるようにカタログに「Ninja」の名称が並んだ。ER-6fが「Ninja650」に名称変更された他、Z1000にカウルを装備してスポーツアラーとしたZ1000SXを「Ninja1000」としてラインナップに加えたのである。特に後者に関しては

客「今度出るリッターのninjaって予約出来ます?」
店「あぁ?どっちだよ?」
客「ライムグリーンで、フルカウルで、」
店「帰れ!」

というらしい面倒があったとかなかったとか。

あ、タバコ吸っていい? で、つまりさ…

Ninjaとは、カワサキカッコいいバイクに与えられる栄称号なのである。

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