ウィルキンソン/ウヰルキンソン(英語: Wilkinson)とは、
- 英語圏の姓。ウィルソン(Wilson/Willson)の異型の一つで、「ウィルキン(Wilkin, ウィリアムの指小形)の息子」という意味の父称姓。以下は全てこれの派生語である。
- ジェイムズ・ハーディ・ウィルキンソン(James Hardy Wilkinson) - イギリスの数値解析学者。アラン・チューリングらと共にACEプロジェクトに参加後、数値解析の分野で1970年にチューリング賞を受賞。
- ジェフリー・ウィルキンソン(Geoffrey Wilkinson) - イギリスの化学者。アルカンの工業的合成に使う「ウィルキンソン触媒」の発明者。「サンドイッチ構造を持つ有機金属化合物の研究」で1973年にノーベル化学賞を受賞。
- トム・ウィルキンソン(Thomas Geoffrey "Tom" Wilkinson) - イギリスの俳優。代表出演映画は『フル・モンティ』『イン・ザ・ベッドルーム』『フィクサー』など。
- ハワード・ウィルキンソン(Howard Wilkinson) - イギリスの元サッカー選手
- アメリカ中東部の地名・地方自治体名。数か所で用いられている。
- ウヰルキンソン・ジン - スコットランドのベン・ネヴィス蒸留所(Ben Nevis Distillery)が製造するジンのブランド。日本ではニッカウヰスキー(筆頭株主はアサヒビール。2001年よりアサヒビールの完全子会社)が販売するが、下記との関連は無い。
- アサヒ飲料から発売されている炭酸飲料のブランドである。当記事ではこれを説明する。
概要
1889年頃、日本に定住していたジョン・クリフォード・ウィルキンソンが狩猟の途中で天然の炭酸鉱泉を発見した。この鉱泉水をロンドンに送り分析してもらったところ医療用・食卓用として非常に優れたものであるとの結果を得た。ウィルキンソンはこれを瓶詰めにして販売することを企画し、1890年から「宝塚ミネラルウォーター」の生産を開始した [1]。
1904年にはザ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラルウォーター・カンパニーを設立、ブランドも「ウヰルキンソン・タンサン」と改めた。戦後アメリカのゼネラルフーズと提携し、バャリースの発売を開始。1951年からはウヰルキンソン・タンサン鉱泉株式会社が製造を、朝日麦酒が販売を行う体制になる。その後アサヒビールに買収され現在はアサヒ飲料の一ブランドとなっている。
商品
- ウィルキンソンジンジャエール
ジンジャーピアに近い辛味を持つジンジャエール(ジンジャーエールに非ず)。 - ウィルキンソンドライジンジャエール
「ドライ」と付いているが辛味が無く、無印のものよりおとなしい味のジンジャエール(同上)。 - ウィルキンソントニック
シュウェップスのものより甘味が抑えられた苦めのトニックウォーター。 - ウィルキンソンタンサン
100年以上の歴史を持つ炭酸水。ウィルキンソンブランドのなかでも最も目にする商品。
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関連項目
脚注
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