レイズタイガーとは、『ZOIDS』シリーズに登場したトラ型高速格闘戦用ゾイドである。
キットは蓄光性蛍光塗料と発光クリアチューブにより機体そのものが発光する。
機体解説
レイズタイガー RAYSE TIGER |
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基本情報 | |
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型式 | RZ-075 |
所属 | ZOITEC社 |
モチーフ | トラ型 |
スペック | |
全長 | 20.5 m |
全高 | 7.56 m |
全幅 | 不明 |
重量 | 87 t |
最高速度 | 280 km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
東方大陸のゾイド系兵器開発企業であるZOITEC社がZiファイターの間で噂される伝説の3大古代虎型ゾイドのコアの一つである“蒼のコア”から生み出したトラ型格闘戦用ゾイド。
RZ-73ワイツタイガーの最大の欠点であった制御機能の自壊という問題に対し、機体全体に放熱チューブを通してそこから余剰エネルギーを循環放出してその有り余る出力を抑える事によってこの最大の問題のクリアに成功したのである。
それによりレイズタイガーはその性能をフルに引き出して超絶的な戦闘能力を発揮出来るようになり、特に格闘能力においてはほぼこのクラスのゾイドの中でトップクラスの実力を有しているが、意外に火器も豊富で、レーザー砲やショックカノンなどの射撃武器も一通り揃えてある。
必殺技はエネルギーを増幅して牙に充填、敵に噛みついてそのエネルギーを敵内部に送り込み、中から敵機の機能を破壊する“エクスプロードバイト”で、その威力はRZ-1ゴジュラスやEZ-15アイアンコングなどの大型クラスのゾイドはおろかEZ-21デスザウラーといった超大型ゾイドにも致命的ダメージを与えられるほどである。
また、全身にはかつてRZ-40凱龍輝にも搭載された“集光システム”を導入し、敵のビームやレーザーといった光学攻撃を完全に無効化して自身の得意な格闘戦に持ち込む事が出来る。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2230年ロールアウト。ZOITEC社がどこからか手に入れた伝説の古代虎ゾイドの一つ“蒼のコア”からワイツタイガーの問題点を踏まえて開発された。
ライバル企業のZi-ARMS社に攫われたZOITEC社長の救出のため、Zi-ARMS社の実験場に殴りこむが、そこには同じ古代虎のゾイドコアから生み出されたブラストルタイガーが居り、2機は激しく激突する事になった。
ブラストルタイガーとの戦いの中で万全だったはずのレイズタイガーの制御システムが融解してしまい、さらにレイズタイガーをも捕獲しようとZi-ARMS社はメガデスザウラーを繰り出し、そこにようやく戦線復帰したワイツタイガーも加わっての大乱戦が勃発するが、すると3機のトラ型ゾイドのコアが共鳴を始めた事によりレイズタイガーもまた制御不能に陥ってメガデスザウラーを攻撃、ブラストルタイガーの開けた装甲の穴にエクスプロードバイトに叩きこんで撃破した。
最後は他の2機もろともホエールキングの爆発に巻き込まれて行方不明となってしまった。
アニメ
『ゾイドジェネシス』に登場。
ただし、こちらも仕様変更品であるソウルタイガーとしての登場になっている。
『ジェネシス』では元凄腕のゾイド乗りだったセイジュウロウの乗機。
セイジュウロウがルージの師匠的存在として一行に加わったためソウルタイガーも彼らの戦力となり、ディガルド軍との戦いにおいてもその凄まじい機動性能をもって活躍した。
さらに中盤では強化パーツであるソウルブースターを装備する事により、そのスピードに磨きが掛かり文字通り目にも留まらぬ速度で並み居る敵の群れを瞬殺して行った。
しかし、最終決戦では自慢のスピードもバイオティラノには通用せず、あっさりと捕獲されてゾイドコアを潰され、機能停止に追い込まれてしまった。
主な機体バリエーション
- レイズタイガーアロー仕様
略称はレイズタイガーAS。カラーリングは紅。 - ジェットレイズタイガー
レイズタイガーにブロックスゾイドのプテロレイズが合体した形態。
背部にサブジェネレーターのレーザーネストとマグネッサーウイングが新たに装備されている。
ウイングにより空中を飛行出来るようになり、さらにレーザーネストからは強力なビーム砲が放てるようになる。 - ソウルタイガー
頭部にバイザー、四肢にソウルバグナウという爪を装備した白亜のレイズタイガーの同型機。
『ジェネシス』に登場したのは本機で、キットには別売りだったレーザーネストパーツが標準付属していた。
関連動画
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関連項目
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