ブラストルタイガーとは、『ZOIDS』シリーズの登場するトラ型砲撃戦用ゾイドである。
機体解説
ブラストルタイガー BLASTLE TIGER |
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基本情報 | |
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型式 | EZ-076 |
所属 | Zi-ARMS社 |
モチーフ | トラ型 |
スペック | |
全長 | 18.4m |
全高 | 7.7m |
全幅 | 不明 |
重量 | 91t |
最高速度 | 300km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
東方大陸のゾイド系兵器開発企業であるZi-ARMS社がZiファイターの間で噂される伝説の3大古代虎型ゾイドのコアの一つである“紅のコア”から生み出したトラ型砲撃戦用ゾイド。
本来Zi-ARMS社はこの莫大な出力を持つ古代虎型ゾイドコアの制御しうるノウハウは保有していなかったが、先んじてその方法を確立したZOITEC社からその技術を奪取し、独自の方法を持ってそれを応用する事で完成させた機体である。
四肢や背部に多数の重火器を搭載しており、コアから来る膨大なエネルギーによってその火力は極めて高く、特にその漆黒の装甲から大気中の熱エネルギーを吸収してコアで最大限まで増幅し、そして全砲門から一気に放つという“サーミックバースト”の威力は超巨大ゾイドの重装甲も一瞬で粉砕するほどのものを誇っている。
火力に特化した機体であるが、格闘能力も決して低くは無く、素早い機動性と強靭なパワーは従来のゾイドと比べても遥かに強大であり、白兵戦においても圧倒的な戦闘能力を発揮する。
ただし、その吸収したエネルギーを体内に内包したままだとこちらも内部システムが自壊してしまうという問題を抱えており、それを防ぐため脚部には装甲を開いて熱気を放出する機構が組み込まれているが、一度エネルギーを放出するとその後の再チャージにはまた時間がかかってしまう。
また、RZ-73ワイツタイガーやRZ-75レイズタイガーに比べると野生体の性質が色濃く残っているため気性が荒いのも特徴。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2230年ロールアウト。ZOITEC社のライバル企業とも言うべきZi-ARMS社が唯一保有していた伝説の古代虎ゾイドの一つ“紅のコア”であったが、同社にはそれを上手く制御する術がなかったためデカルトドラゴンにZOITEC社の社長を攫わせ、同時にコアの制御技術も奪い取ってその技術を応用して生み出した。
完成するや社長の救出にやってきたレイズタイガーと対峙して激しい戦いを繰り広げるが次第に2機の機体は限界に近づき、そこに同じくZi-ARMS社が制作していた改造デスザウラーのメガデスザウラーも現れてブラストルタイガーと共にレイズタイガーに襲いかかった。
さらにレイズタイガーの救援にやってきたワイツタイガーも入交っての大激戦が繰り広げられるが、突如としてワイツ、レイズ、ブラストルの3匹のコアが共鳴を始め、ブラストルタイガーも暴走状態となってサーミックバーストでメガデスザウラーを攻撃してしまった。
メガデスザウラーはレイズタイガーの手で撃破され、ブラストルタイガーもまた燃え落ちるホエールキングの墜落に巻き込まれて姿を消した。
アニメ
『ゾイドジェネシス』に登場。
レイズタイガー、ワイツウルフと違ってほとんどそのままの登場であるが、バトルストーリーで言われたような特別なゾイドという訳でもない。
『ジェネシス』では元ラ・カンの家臣だったティ・ゼのEZカラーの個体と、一般ゾイド乗りの女性ガボールのGZカラーの個体の2機が登場。
ティ・ゼの機体は彼が生きていると知って接触に来たルージに呼応してそのまま討伐軍に合流、ガボールの機体はちょっとした因縁からルージとの決闘に臨んだが、その後にはこちらも討伐軍に加入する事となった。
劇中ではもっぱら後方支援役や工兵代わりとして利用され、ビームが効かないバイオゾイド相手にはサーミックバーストで地面を溶岩状にしてそこに敵を沈めたり、敵の要塞を攻撃する際にはサーミックバーストで要塞周辺の沼地を蒸発させて進撃ルートの開拓として起用されていた。
お絵カキコ
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関連項目
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