『ジョジョ』のご愛読、ありがとうございます。
なぜ、突然、この大百科の記事を書くのか?
それは、現在、ジャンプ・コミックスで発売中の『ジョジョ』に
シーザーというツェペリさんの孫が出てくるのですが、そのシーザーの
存在について、大変重大なミスが、『ジョジョ』の第4巻に収録されている中に、
あったためです。
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そのことについて抗議の手紙や電話をたくさんいただきました。
「ふざけるんじゃねえ!」とか「いいかげんな話をかくな!」とか「おとなはウソつきだ!」
とかの、少年少女の絶望と怒りと悲しみの声でした。
(おっと…ミスに気づかなかった読者のみなさん!「へぇ~、そーなの、どこかな?」
とかいって、わざわざ探したりしないでください)
* * *
そこで、その箇所を訂正して、ここでおわびをするために、この大百科を書いたのです。
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『ジョジョ』は、壮大な構想と緻密な計算のもとにつくられている作品ですが、
長くかきつづけると、そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。
,..-''" ̄ ̄ `'" ̄ ̄`ヽ、 / ヽ ./ ,,,... -――- ...._ ', | /'´ `! | | ,ノ | :! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ,. -==、 ,.==-、 |. | / 「おとなはウソつきだ」 l: l ィてフ_> :i i ィてフ_> | ;' | と思った少年少女のみなさん、 iヘ:| | | |''| | どうもすみませんでした。 |,ハ| r_!__ト, /ノ | おとなはウソつきではないのです。 ヽ'_l、 ,___, /'′ _ノ まちがいをするだけなのです……。 `l \ ―‐ ,/  ̄ ̄ヽ、_______________ _,. -l 丶、___.. 1"i''''''―- ‐''"´ |\ / | |: \ / | | \ / _ | l _,,. -へ // \ |
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時系列
シーザーが初めて登場したのが週刊少年ジャンプ1988年14号(3月14日号 2月29日頃発売[1])の『スパゲッティーの戦いの巻』で、シーザーが「自分の祖父はツェペリ」と語ったのが週刊少年ジャンプ1988年15号(3月21日号 3月7日頃発売)の『ハトと女の子の巻』である。この2話は通常版コミックス7巻に掲載されている。
3月7日頃から荒木飛呂彦のもとへ「シーザーの設定がおかしいじゃないか」という抗議の手紙が多くやってきたと推定できる。
通常版コミックスの4巻が発売されたのが1988年6月10日で、その巻末で荒木飛呂彦が謝罪文を掲載した。この4巻にはツェペリの「わしは・・・若い頃結婚していた しかし石仮面のため家族をすてた」という台詞が載っているが、ジャンプ本誌における「わしは・・・・・・結婚もしなかったし・・・家族ももたなかったが・・・」という台詞を修正したものだった。
「おとなはウソつきだ!」の声に影響を与えたかもしれない作品
荒木飛呂彦のもとに届けられる手紙の中には「おとなはウソつきだ!」という厳しい批判の表現があった。
この「おとなはウソつきだ!」の表現に影響を与えたと思われる作品の1つは、宗田理の『ぼくらの七日間戦争』である。1985年4月に初版が発行されたこの作品は、「大人は嘘つきで悪い。だから子供が大人を懲らしめる」と称して中学1年生の子供たちが教師や市長などの「悪い大人」を次々と懲らしめていく、という展開が続くものだった。
『ぼくらの七日間戦争』は人気小説なので映画化され[2]、1988年8月13日に東宝系劇場で公開された。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- ジョジョの奇妙な冒険
- 荒木飛呂彦
- ファントムブラッド
- 戦闘潮流
- ツェペリさん
- シーザー・アントニオ・ツェペリ
- うそだろ承太郎!
- この味は!…ウソをついてる『味』だぜ…
- スマンありゃウソだった
- ああ、そんなのあったね(笑)
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- 日常会話に使えるジョジョの奇妙な冒険の台詞集
脚注
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