おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスとは、北陸本線の通勤特急である。
概要
北陸本線で運行されている特急で、全車自由席。
「しらさぎ」の間合い運用で681系が使用されている。「しらさぎ」編成の683系も1編成のみ存在するが、「サンダーバード」の増結運用に回されている為、この列車の運用に入った実績は殆どない。
「おはようエクスプレス」は敦賀駅発金沢駅行き、「おやすみエクスプレス」は金沢駅発敦賀駅行きである。2019年3月18日より敦賀駅発着で運行されている(それ以前は福井駅発着)。
2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業以前は「おはようエクスプレス」の福井駅発(当時)は富山駅まで運行されていた。また、それとは別に泊駅発金沢駅行きも設定されていた。泊駅発金沢駅行きは当時、在来線特急時代の「はくたか」に使用されていた681系・683系の間合い運用だった為、当時北越急行が所有していたスノーラビット編成も使用されていた。なお、このダイヤ改正時に編成の方転が行われている。
また、七尾線七尾駅発金沢駅行きも設定されていたが、こちらは2010年3月に「サンダーバード」の始発を早める形で運行が休止された。
「おやすみエクスプレス」で使用された車両が翌朝に「おはようエクスプレス」となって金沢駅まで運行される。
両列車とも付属編成を使用している為グリーン車や女性専用席の設定はないが、同時間帯に福井~金沢間を走行する「ダイナスター」には6両編成の基本編成を使用している為グリーン車の設定がある。また、全車禁煙となっている。
なお、間合い運用で681系・683系を使用する特急としては本列車の他に東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)の「びわこエクスプレス(現らくラクびわこ)」、北陸本線の「ダイナスター」、七尾線・IRいしかわ鉄道線の「能登かがり火」があった。(北陸新幹線敦賀開業でびわこエクスプレスはらくラクびわこに改名し能登かがり火以外の運用は廃止、能登かがり火は他の特急運用と孤立した形での運用になったので間合いではなく本運用になった)。
2024年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸に伴い、並行在来線では特急の運転を行わないことから前日の3月15日を以て運行終了となった。なお、金沢発の最終便は681系N12編成と通常運用に入らない683系R14編成の6両編成で運行された。
北陸新幹線敦賀延伸後はサンダーバード・しらさぎの接続を伴わない「つるぎ」号で代替する事となった。
「おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス」データ(2015年3月13日まで)
- 会社:JR西日本
- 運用線区:北陸本線
- 運転区間:福井駅→富山駅 泊駅→金沢駅(おはようエクスプレス)
金沢駅→福井駅(おやすみエクスプレス) - 車両:681系・683系(金沢総合車両所・吹田総合車両所京都支所所属)
- 最高速度:130km/h
- 編成図(←福井駅・金沢駅 富山駅・泊駅→)
1号車 2号車 3号車 自由席 自由席 自由席
「おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス」(2015年3月16日~2024年3月15日)
- 会社:JR西日本
- 運用線区:北陸本線
- 運転区間:敦賀駅→金沢駅(おはようエクスプレス)※2019年3月15日までは福井駅発
金沢駅→敦賀駅(おやすみエクスプレス)※2019年3月15日までは福井駅止 - 車両:681系0・2000番台・(683系8000番台)(金沢総合車両所所属)
※2016年3月25日までは吹田総合車両所京都支所所属の編成を使用 - 最高速度:130km/h
- 編成図(←敦賀駅 金沢駅→)
3号車 2号車 1号車 自由席 自由席 自由席
関連項目
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