からておうのノブヒコとは、ポケットモンスターの登場人物である。
概要
ポケモンの一般トレーナーに個人名が付くようになったのは金銀以降だが、実はこの人物自体は初代から存在している。
ヤマブキシティのジムの隣にある「かくとうどうじょう」の師範・カラテだいおうがその人である。カラテだいおうと呼ばれているが、トレーナーの分類は通常のものと同じ「からておう」である。
その後金銀版でも登場。一般トレーナーでありながら2世代に渡って登場している珍しい人物。
初代(赤緑編)では
初代では格闘道場で門下生のからておう4人を従え、道場を構えている。主人公が道場に入ると道場破りと見なして勝負を挑んでくる。
門下生を全て倒すといよいよカラテだいおうに挑むことができる。使用ポケモンはサワムラーとエビワラーで、共にレベルは37。
彼に勝利すれば、サワムラーかエビワラーのどちらか1体をもらうことができる。
一つのデータでどちらか1体しか入手できないため、図鑑コンプリートを目指す人は注意が必要。
そうでない場合はかくとうタイプが冷遇されてた時代なのでどっちも戦闘要員には向かないのでどっちを選ぶかはお好みで。
ちなみにサワムラーとエビワラーのモンスターボールを取るとその後ろにある掛け軸を読むことができる。
サワムラーのほうの掛け軸は「しめんそか(四面楚歌)」、エビワラーのほうは「いんがおうほう(因果応報)」と書かれている。
なお、門下生のからておうの一人から格闘道場と、隣のヤマブキジムとの因縁を聞くことができる。
かつて格闘道場はヤマブキジムとどちらがヤマブキシティのジムとなるかを巡って争っていたのだが、ヤマブキジムはエスパーポケモンの使い手が集まるジム。
周知の通りかくとうタイプはエスパータイプに弱い。格闘道場は敗北し、現在のヤマブキジムがエスパーポケモン専門のジムとなったというわけである。
金銀版では
金銀版では格闘道場は閉鎖しており、門下生の一人が留守番している。
彼に話しかけると、カラテだいおうがジョウトの山で修行中という情報を聞くことができる。
その情報通り、スリバチやまの奥深くで修行中のカラテだいおうに会うことができる。「ノブヒコ」という名前はここで判明する。
こちらでも修行のため勝負を挑まれることとなる。使用ポケモンはやはりサワムラーとエビワラーだが、何故かレベルは34に下がっている。
勝利するとこちらではバルキーを譲ってくれる。この時手持ちが1匹分以上空けていないと受け取ることができず、出直してくるハメになる。おそらく筆者を含む多くのプレイヤーがこの点を見落として泣く泣く引き返したに違いない(なお、ノブヒコの元へたどり着くまでの道のりは信じられないくらいに険しい)。
リメイク版であるHGSSでも同じ設定で登場する。
ファイアレッド・リーフグリーンでは
初代のリメイクであるFRLGでも原作同様のシチュエーションでカラテだいおうが登場するのだが、何故か名前が「ノブヒコ」ではなく「タケノリ」になっている。どういうことなの・・・?
アニメにおいて
なんとアニメにも登場している。登場回は無印編233話「バルキーとからておうノブヒコ!」。
こちらではタンバジムリーダー・シジマの一番弟子という設定となっている。
同名なだけの無関係な人物かと思いきやこちらも使用ポケモンはサワムラーとエビワラー。金銀版でのノブヒコがモデルとなっているものと思われる。
トレーナーに捨てられ、人間不信になって不良化したバルキーにバトルの才能を見出し、ゲットを狙う。
シジマの教えの影響か、己の身を以てポケモンと立ち向かうことで自身を鍛え上げており、バルキーとのバトルでは手持ちのサワムラーとエビワラーが敗れると、なんと自らバルキーとリアルファイトを繰り広げる。
見事勝利した後はバルキー(とその子分であったマンキーとオコリザル)を連れ、修行のために旅立った。
関連項目
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