さすがプロだ。ちがうなあ…。とは、あやとりを見たのび太のパパの台詞である。
概要
漫画『ドラえもん』の「あやとり世界」に登場。てんとう虫コミックスでは15巻に収録。
あやとりが得意なのび太が、もしもボックスで「あやとりのうまさで人の値うちが決まるような世界」を望んだ後にできた世界での話。この世界ではあやとりが上手いと周囲から尊敬されるほか、大学の入学試験でもあやとりが重視されており、言葉通り「あやとりのうまさで人の値うちが決まる」状態になっている。
野比のび助(のび太のパパ)が急いで帰ってきて「『プロあや』のタイトルマッチがある」とテレビをつける。するとプロレスのリングの上で2人の男が向き合ってあやとりを見せる様子が流れていた。どうも世界チャンピオンの防衛戦らしい。
挑戦者のアヤノ・トリローが空中にひもを投げ、鮮やかな指裁きで「川」の技を披露する。のび太は「ただの『川』じゃないか」と淡々と指摘するが、野比玉子(のび太のママ)とのび助は「わかってないのね」「はじめはゆびならしさ」「みごとなかたち!あれこそ芸術だわ」と選手の技を称賛する。そして、パパが
さすがプロだ。ちがうなあ…。
と見事な「川」の技に感嘆した。
ちなみに「川」は幼児でもできるレベルの技である。実際に指裁きが美しかった可能性もあるが、ここまで周囲が褒め称えるのはやはりもしもボックスの補正がかかっているからだろう。
この後はチャンピオンが「富士山」を早業で決めて対抗したことで歓声を浴びていたが、のび太にとってはレベルの低い内容だったらしく「てんでようち!」と呆れていた。
インターネット上では見事な言動、作品などに対して素直に感心した際に使われることがあるほか、やや上級者向け・癖のあるものに対して的確なコメントを述べる人に対して使うこともある。
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関連項目
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