| この項目は、『カービィのエアライダー』内のモード『ロードトリップ』のネタバレを含んでいます。 物語の核心に迫る内容が記載されていますが、こうかいしませんね? |
概要
Nintendo Switch2用ゲーム『カービィのエアライダー』にて、本作のストーリーモードである『ロードトリップ』のムービーにて流れるナレーションの一節である。
『星のカービィ スーパーデラックス』のモードの一つである『銀河にねがいを』に登場したギャラクティック・ノヴァが本作にもなんらかの形で登場すること、ノヴァ内部と思われるエリアのコースを走れることは事前の情報として公開されていたが、ロードトリップのモードを進めることでムービーが再生され、その動向を見ることができる。
ロードトリップのストーリーは半生命体ゾラがポップスターに漂着したところから始まる。長すぎる時間を動けないまま過ごしたゾラは、『世界を自由に走り回りたい』という願いを持つようになった。その願いはプププランドの夢の泉であふれ出し、やがて衛星軌道上にいたノヴァに届く。
『世界を自由に走り回りたい』という願いがノヴァ体内のマシン生産工場にてエアライドマシンとして製造されていき、ポップスターへ大量に飛来する。エアライドマシンはライダーが意思を込めることで動き出し、ポップスター全体に普及していった。
そんな中、新たに流れるムービーはこんな内容だった。
第6章『刻まれるゾラ』
しかし ギャラクティック・ノヴァには狙いがあった。
作業ロボット群と資材を投下した。
ロボット群により、ゾラは引き裂かれ、穴をあけられバラバラにされていく。
"ギガンテス"に作り替えられてしまう。
地表から生命体を一掃するための兵器として、ギガンテスは作られた。
願いとは別にノヴァ自身にポップスターの破滅という企みがあることがここで判明し、ゾラはその野望のための足掛かりとして分解、巨大破壊兵器に作り替えられてしまった。この時投下されたロボット群はカービィシリーズの世界観からだいぶ浮いている小型のメカで、ゾラの中枢と思われる部分も引き抜かれてしまい、ギガンテスの一部となってしまう。
しかしギガンテスを起動するためにはほかのエアライドマシンと同じく、ライダーの強い意思が必要となる。そこでノヴァはライダーがギガンテスに向かうようにエアライドマシンへ信号を発信し、ギガンテスを起動させるように仕向ける。大半の住民は信号に気づかなかったが、信号を受信した一部のライダーはポップスターの破滅が待っているとは知らず、ギガンテスに向けての旅を始める。
本モードで真のエンディングに辿り着くには道中で全てのエアライドマシンを入手する必要があり、条件を満たさないと通常エンディングルートとなる。ノワールデデデの自己犠牲によりギガンテスは自爆し、企みが失敗に終わったギャラクティック・ノヴァはポップスターの衛星軌道上から離脱するところで終わる。
真のエンディング条件を満たすと手持ちのマシンが全てギガンテスに取り込まれ、フルパワー状態のハイパーギガンテスとして起動。全てはノヴァの目論見通りに進んでいるように思えた。
だがギガンテスにたどり着いたライダーとゾラの意識の一部が具現化した存在が共闘し、伝説のエアライドマシンを呼び出してギガンテスを破壊したことで状況は一変。その勢いでノヴァまでの光のルートを作り出し、元凶であるノヴァ本体に乗り込んでいく。そして最後、自身の核であるハートオブノヴァを破壊されたノヴァはまたしても木端微塵に爆発。企みは阻止され、ポップスターの平和は守られた。
ちなみに、ラストの展開が『爆発するノヴァ』『ポップスターへ帰還するライダー』『THE ENDの表記の仕方』『カービィ凱旋のBGM』など、『銀河にねがいを』のラストと全く同じ演出というセルフオマージュとなっている。
また、エアライドモードで1位を総計15回取る条件を満たすと、ギャラクティック・ノヴァのコースが出現し、レースで走れるようになる。コースはノヴァの衛星軌道上から始まり、光の道を通ってノヴァ内部へ入り込む形になるが、この時背景のノヴァはポップスターではない別の惑星と交戦を繰り広げており、星間戦争まで引き起こしている。内部はスターシップのシューティングステージを彷彿とした作りになっており、最後はハートオブノヴァを破壊し脱出してゴールとなる。
ミームとして
元々ギャラクティック・ノヴァは爆発シーンがネタ的に扱われたり、『ロボボプラネット』にて登場したノヴァを再現したマシン『星の夢』がろくでもない代物だったりするなどで一部で有名だったが、本作の動向でそれらのネタの意味が大きく変わることになった。
- 願いを曲解して惑星の破壊を行おうとしたわけではなく、願いとは無関係に惑星の破壊および生命体の根絶を目論む意思を持つ生命体だった
- ノヴァの不完全な再現により暴走した機械だと思われた『星の夢』が、思想も含めてしっかり再現されていたことが判明、転じて星の夢を作り上げたプレジデント・ハルトマンの手腕が再評価された(尤も『マシンは夢などかなえてはくれない』のでそもそも頼る相手を間違えていたのだが……)
- 『銀河にねがいを』の黒幕およびラスボスはマルクであり、ラストの爆発シーンは『とばっちりで爆発させられてしまうノヴァ』というネタとして使われていたが、本作での所業はいくらでも爆発させてもいいと思わせる悪行だった
同時に、『しかし ギャラクティック・ノヴァには狙いがあった。』と文末に付け加えることでなんでもギャラクティック・ノヴァの企みにして不穏にするネタが新たに生まれ、広まりつつある。
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https://twitter.com/JyudoFu/status/1991958411211346207
ムービーではノヴァの信号に大半のライダーが気づかない描写がされており、その際のナレーション「しかしそういった弱いライダーは元々求められていない」という一文もネタにされている。
関連動画
外部リンク
『カービィのエアライダー』の「しかし狙いがあった」構文が爆発的ブームに。何でも“不穏化”ねじ曲げテンプレ- AUTOMATON
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