CEROとは、日本のコンシューマゲームソフト及び一部のPCゲームの対象年齢を定める機関である。
2002年6月設立、同年10月審査開始。翌年12月東京都より特定非営利法人として認証。
正式名称は『特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構』と非常に長い。
概要
アメリカにあったレーティング機関をもとに作られた非営利法人。
抽選で選ばれた3名の審査員が性的表現・暴力行為・犯罪などの各基準から判断する。
審査は、メーカーから15分~2時間の長さのゲームの「表現内容」「コンセプト」「テーマ」「ストーリー」など
をまとめた映像が送られてくるので、それを見て判断する。実際にゲームをプレイして判断するわけではない。
ちなみにソフトメーカー側の申し立てにより再審査を要求することもできる。
倫理規定により過度な性表現や暴力表現などは禁止されている。つまりエロゲは認められないほか、洋ゲーの一部は修正を余儀なくされる。
国際年齢評価連合(IARC)について、CEROは加盟していない。そのため、IARCでのレーティングに対して日本国内での販売について一定以上のレーティングはCERO取得を義務付けるため、日本国内市場で事実上販売できない作品もあり、日本国内のデベロッパーもこれを考えて初めからCEROの審査がかかる日本市場内を度外視した方針を取るケースも増えつつある。
現在の区分
英語表記 | 対象年齢 | 色 | 主なゲーム |
---|---|---|---|
A | 全年齢対象 | 黒 | スーパーマリオシリーズ、ポケモン、パワポケシリーズ、牧場物語 |
B | 12歳以上対象 | 緑 | スーパーロボット大戦、テイルズオブシリーズ、ストリートファイターII |
C | 15歳以上対象 | 青 | アイドルマスター、モンスターハンター、零~月蝕の仮面~、CoD |
D | 17歳以上対象 | 橙 | バイオハザード、オブリビオン、メタルギアソリッド、龍が如く |
Z | 18歳以上のみ対象 | 赤 | GTA、Gears of War、デッドライジング、Left 4 Dead |
他に「教育・データベース」という区分があるが、こちらの多くは実用ソフトなど、内容がゲームとは言えないものが多い。(NDSに多い)
なお、CEROレーティングB,C,Dに関しては対象年齢があるものの、対象年齢未満の者の購入を制限するものではないため、指定年齢に達していなくても買う事が可能。
一方CERO「Z」指定のものは制限を伴う指定であるため、18歳未満の者は買う事ができない。
店によっては購入時に身分証明書等の提示が求められることがある。
表示例
コンテンツアイコン
パッケージ裏面に表示されている、対象年齢を決定した根拠となる表現を示すアイコン。
-
セクシャル
-
言葉・その他
関連リンク
関連項目
- 8
- 0pt