『どぅんつくぱ ~音楽の時間~』とは、2014年版ウゴウゴルーガフジテレビ版sakusaku10月~12月までフジテレビ系列で放送されていた音楽番組である。
概要
フジテレビの音楽番組というと、昔でいえば『HEY!HEY!HEY!』のようなトークバラエティ主体の番組や、『FMS歌謡祭』のような昔ながらの音楽番組、『僕らの音楽』のような大人向けを連想する人が多いだろう。しかし、蓋を開けてみれば番組の内容は斜め上であった。
ファンシーと狂気が悪魔合体したCGと登場キャラクター、子役タレントがMCと、かつてフジテレビが全国に放送した伝説の番組を想起させる強烈な音楽番組。それがこの番組である。「子供のような心で純粋に音を楽しむ」という建前コンセプトの元、子供番組風に仕立てた結果があの内容となっている。ややサイケな世界観となっているのでお年寄りに見せる場合には注意。スタッフは子供にも見せたいと言っているが、放送時間は金曜23時(一部地域除く)。まぁ、フジテレビがこういう病気になるのは今に始まった話じゃないので「何の問題ですか?」と思ってスルーしておこう。
番組は音楽の妖精が住む異世界「ミュージックフェアリーランド」という設定で、ゲストは人間界から2組来訪してきたという体で進められる。途中途中に挿入される意味不明のVTRもますます視聴者を困惑させている。
案の定ぶっ飛んだ内容が災いしてか、視聴率は平均3.8%(最高5.8%、最低2.0%)と低迷を極める。
裏番組(日テレ「アナザースカイ」、TBS「A-Studio」、テレ朝「金曜ナイトドラマ」)が3局とも平均7~8%の視聴率を記録し横一線で並ぶ中、「どぅんつくぱ」だけが完全に一人負け状態に陥り、結局わずか9回で打ち切られてしまった。
このままフジテレビの金曜23時枠が死に枠に陥ってもおかしくない低迷ぶりであったが、つなぎ番組の「音楽の時間」を経て翌年同枠で始まった「全力!脱力タイムズ」で盛り返し、2018年頃からは横並び1位を獲得することも少なくない状況にまでなっている。
出演者
ミュージックフェアリーランドの王族
- ココロくん(演:寺田心)
ミュージックフェアリーランドの王子様。元気いっぱいに質問する。 - アイナちゃん(演:西澤愛菜)
ミュージックフェアリーランドのお姫様。妙に大人っぽい質問をかますことも。 - まりやさん(演:西内まりや)
ココロくんとアイナちゃんのお世話係で実質的な進行役を務めるお姉さん。
音楽の妖精
- ロック田ベイビー(声:ピエール瀧???)
ロックの妖精。ギターとトサカがトレードマーク。中の人は一貫して「???」と表記されているがバレバレ→結局書くようになりました。電気グルーヴのニューアルバムを告知したココロとアイナに「あとで100円づつあげるね!」と宣言した。 - ストラディ・バリ子(声:茅原実里)
クラシックの妖精。第1回で早くも顔芸を披露し、出演者と視聴者をビビらせた。その後もほぼ毎回顔芸を続けている。 - ズージャー(声:小野大輔)
ダフトパンクジャズの妖精。正装をしたロボット。 - DJでっくん(声:折笠愛)
ヒップホップの妖精。すでに公式サイトで「紫の巨大なムック?」と書かれたかわいそうなモップ。
音楽の先生
関連動画
「どぅんつくぱ ~音楽の時間~」はそのうち、フジテレビsmartなどで配信されるかもしれないからそちらへ。
関連商品
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関連項目
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