ひぐらしのなく頃に祭とは、アルケミスト制作のPS2用ゲームソフトである。
概要
2007年2月22日発売。ジャンルはサスペンスアドベンチャーノベルである。
同人オリジナルの「ひぐらしのなく頃に」をPS2に移植したもの。一部を除き、登場人物の台詞は音声付き。後に追加DISKが発売されたことで、フルボイスとなった。話自体がとても長く、そして音声が付いたことによって、プレイ時間が大幅に増えた。
ゲームの流れとしては、前半に選択肢付きの話があり、そこで選んだ選択肢によって、後半の話が決定する仕組み。話が進んでいけば、選べる主人公が増え、見られる話も増える。しかし、選択肢を導入したことにより、前半と後半で内容に矛盾が発生したりする。とはいえ、些細なことなので、目くじらを立てる程でもない。
移植の際に、キャラクターデザインの変更、実写背景からの変更、曲の変更など、多くの変更があるため、原作とは話の内容以外、ほぼ別物と言ってもいい。そのせいで、原作派、祭派にファンが分かれていたりするが、どちらにも長所短所があるので、最後までプレイせずにあれこれ言うべきではない。とはいえ、音声のぶつ切り具合は「これはひどい」と冗談めかして言えないほどに酷い。オートモードにすると、その酷さがよく分かる。
2007年12月20日「ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び」(通常版・アペンド版)が発売された。テキストが読みやすくなったり、シーンジャンプが追加されるなどシステム周りが変更されたほか、一部追加要素がある。
2008年~2010年にかけてニンテンドーDSにおいて発売された「ひぐらしのなく頃に絆」(アルケミスト発売、全4巻)にも本作「祭」の内容が各巻に分割収録された。祭に収録しなかった「祭囃し編」の他、新規収録シナリオも半数以上を占めており、「祭」から演出や内容が改訂された部分も存在する。
2015年3月12日よりPS3・PSvita用ソフト「ひぐらしのなく頃に粋」(加賀クリエイト制作発売・アルケミスト制作協力)が発売。『ひぐらしのなく頃に絆』に収録されたものが全て収録された上に新規シナリオも追加された上、フルボイス化された。
2018年にPS4用ソフトとして『ひぐらしのなく頃に奉』が発売され(2019年にSwitch版も発売)、上記『粋』の内容に加え原作「ひぐらしのなく頃に奉」の内容のほか「雛見沢停留所」の内容も新規収録され全23話となっている。CS第1作「祭」~第3作「粋」のムービーまで含め全収録されている。2020年現在の完全版であり、ベスト版も発売されている。
オーイズミより本作がパチスロ化され、プレイステーション2専用ソフトとして発売されている。
主題歌
「嘆きノ森」
作詞・作曲 - 志倉千代丸/ 編曲 - 磯江俊道 / 歌 - 彩音
「コンプレックス・イマージュ」
作詞・作曲 - 志倉千代丸、編曲 - 上野浩司 / 歌 - 彩音
「escape」
作詞・作曲 - 志倉千代丸 / 編曲 - 磯江俊道 / 歌 - いとうかなこ
「Friend」
作詞・作曲 - 志倉千代丸 / 編曲 - 川越好博 / 歌 - いとうかなこ
関連動画
関連項目
- ひぐらしのなく頃に
- ひぐらしのなく頃に解
- 竜騎士07
- アルケミスト
- 澪尽し編
- 盥回し編
- 憑落し編
- ギャルゲーのタイトル一覧
- ゲームのタイトル一覧
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