むちむちポーク!とは2007年4月に稼動開始されたアーケード用縦スクロール弾幕シューティングゲーム。CAVE開発、AMI販売。
概要
惑星イベリコからやってきたブタ型宇宙人ポークフィレ将軍が、ブタ肉を否定されてキレてしまい、その場にいた女子高生たちを拉致して雌ブタ化する…という、どこぞのエロゲーのようなストーリーを持つが、れっきとした弾幕STGの一本である。 自機は雌ブタ化された女子高生(&女児)で、ブタ肉消費量日本一の福多塚町を舞台になぜか町に配備された防衛軍を蹂躙していく。が、彼女らの乗った人力戦闘機ケッタマシィーンが暴走してしまい、味方のはずのポークフィレ将軍たちにもケンカを売ってしまう。
もはやどこからツッコめばいいのか分からないが、とにかくそんな世界観を舞台にしたシューティングである。
ぽっりゃりブタ耳キャラや那津子お姉さんの歌う電波ソング「むちぽーきゅ!」など狙ったバカゲーとしての面も強い。でもはずしてるよね…。
プログラムは前作『ピンクスゥイーツ』に続き、矢川忍氏が担当。CAVEおなじみのショットとレーザーの使い分けや低速移動による回避がなく、エブリエクステンドを利用した大量の残機とテクニックで進めるYGWシューとしての向きが強いゲームとなっている。ただし、氏のゲームの特徴である高い戦略性はなりを潜め、プレイヤーの腕によって多様に変化するゲーム展開を重視した調整が行われており、見た目をのぞけばプレイしやすいタイトルとなっている。
また、イベント専用で基本部分はそのままだが、各ステージのボス戦後に『ピンクスゥイーツ』のボスたちが乱入してくるケイブ祭りverがある。
システム
機体
ゲーム開始時に3人のキャラから自機を選択する。メインショットは全機共通で正面撃ちこみ型。オプションショットやラードアタックの性能に差がある。
むちむちピンク
ワイドショットタイプのオプションを持ち、ラードアタックは巨大なチェンソーを展開する。全体的に平均的な能力を持ち、癖がない性能。
むちむちブルー
追尾効果のあるドリルを展開するオプションを持ち、ラードアタックも巨大ドリルを展開する。追尾性能のおかげでボスのパーツを剥がしやすく、稼ぎ向き。ランキングでも上位に上がりやすいキャラ。
むちむちイエロー
敵に当たると跳ね返るショットを撃つオプションを持ち、ラードアタックは弱い追尾性能付きの巨大パズソー。ショットの性能に癖があるものの、ラードアタックの攻撃範囲が広めという利点も持つ。
ラードアタック
本作の特徴的なシステムで、画面下のラードゲージが溜まっている時に発動できる特殊攻撃。この攻撃で倒すと勲章アイテムのキントンとボムブーゲージを回復するアイテム、ボムブーハムが出現する。
キントンは一度に大量に出現し、育てていくことで最大1個1万点を獲得可能。デフォルト設定なら1000万点でのエブリエクステンドとなっているので、うまく活用すれば残機を増やしやすい。
ボムブーゲージが溜まっている時にCボタンを押すとミニボム「プチボンブァー」を発射できる。ゲージさえ回復すれば何度でも使用可能。ただし、通常ボムより威力は低い。
つまりキントンを育てる=稼ぎやすく攻略もしやすくなるという重要な要素である。使いこなせるようになればガラリと印象が変わるので、ぜひ練習しよう。
移植
『ピンクスゥイーツ』とカップリングされ、Xbox360へ移植されている。
新たなゲームモードとして調整を加えたver.1.1とフィーバーなどの要素を加えたアレンジモードを搭載している。また、初回特典としてケイブ祭りverも配布された。
関連動画
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関連項目
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