イカルガ(ナイツ&マジック)とは、ライトノベル『ナイツ&マジック』に登場するロボット、この世界の用語でいう幻晶騎士で、主人公エル君ことエルネスティ・エチェバルリアの専用機である。
主人公自ら設計を行ったというロボットもの作品でもかなり特異な機体である。
諸元
※諸元は小説版4巻を参照。
全高 | 11.2m |
起動重量 | 21.6㌧ |
動力 | |
武装 | |
特殊装備 |
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概要
小説2巻でエルは幻晶騎士『グゥエール』を操縦し、超巨大魔獣『ベヘモス』と戦ったのであるが、この時操縦桿ではなく幻晶騎士の操作系に自分自身を接続して動かした。結果ベヘモスを倒すことには成功したが、機体がエルの操作に耐え切れず崩壊するという末路を迎えた。結果として『この世界にはエルの操作に耐えられる幻晶騎士は存在しない』という残酷な結論に達してしまう。
そこで一から自分の操縦に耐えられる専用機を作ることとし、完成したのがイカルガである。
そのフォルムは異様。鎧武者をモチーフにした頭部、背中に四本の腕が生えているという特異なフォルムをしている。通称『鬼面の死神』もしくは『鬼神』。
本機の製造を担当したダーヴィド・へプケンいわく。
機体解説
動力
先行した人馬騎士『ツェンドリプル』と同じく二基の魔力転換炉を持つが、その二基が半端ではない。だがその前にこの作品の用語『魔力転換炉』について。
魔力転換炉は空気中のマナを吸い込み幻晶騎士の可動部、結晶筋肉を伸縮させるエネルギーを供給するものである。その核には触媒結晶というものがある。幻晶騎士用魔力転換炉には通常鉱山からとれるものを生成して使われるものであるが、実は魔獣の体の中にもあり理論上は魔獣の体からとれたものを使った方が出力が大きい。但し出力にムラがあり、性能をそろえるのが難しいので普通は使わないとのこと。
しかしエル君のイカルガは量産度外視の一品物。キ〇ガイみたいなものを積みやがったのだよ、この男の娘は。
まずは中型炉『女皇之冠』(読み:クイーンコロネット)。これは小説三巻でエル君が仕留めた旅団級魔獣(≒一匹が幻晶騎士一〇〇機分相当の強さを持つ)『クイーンデッドリーシェルケース』の触媒結晶を使っている。やめてください、これだけで幻晶騎士100機分とか。中型炉とは……。
そして大型炉『皇之心臓』(読み:ベヘモスハート)。先述のベヘモスの心臓からとれた触媒結晶を使っている。ベヘモスの強さは師団級、幻晶騎士換算で約四〇〇機相当の強さ。
理論上出力だけなら二つの心臓で幻晶騎士五〇〇機相当。こんなの絶対おかしいよ。
武装
武装としては銃装剣(読み:ソーデッドカノン)を通常二本、最大六本運用できる。
銃装剣とは見た目は普通の剣であるがガパっと剣が縦に割れ中からこの世界の飛び道具、魔導兵装が現れる。ここから魔法の炎、戦術級魔法『轟炎の槍』をぶっ放すことができる。破壊力は重装甲であるはずの敵国、ジャロウデク王国の幻晶騎士『ティラントー』を一瞬で消し飛ばす程度の能力。剣にギミックが仕込まれてる関係で銃装剣にはギミックが壊れるのを防ぐための防御魔法がかけられているが、これを維持するには並の幻晶騎士では不可能とのこと。これを最大六本運用できるイカルガパネェ。但し六本運用の時は流石に空を飛べない(後述)。
もう一つ、固定兵装として執月之手(読み:ラーフフィスト)がある。これはまず四本ある補助椀の手首から先がジオングよろしく有線で分離して空を飛び、遠くのものを捕まえられる機能がある。そして補助椀の手のひらに仕込まれたものが問題の執月之手で、爆発魔法を発生させられる。これによって複数の敵を相手にできるのである。
あと、登場当初は斧槍を補助椀が持って振り回してたが、どう考えても執月之手の方が使い勝手がいいのでハブられた。
特殊装備
イカルガはこの世界では世界初の『空を飛ぶことができる幻晶騎士』である。それを可能にしたのが魔導噴流推進器(読み:マギウスジェットスラスタ)、ざっくり言えば『魔力が燃料のジェットエンジン』、これを四機搭載している。これは筒状の機械で中で爆発の魔法を連続で発生、その推力だけで空を飛んでいるのである。
我々の世界でも一応そのような機械は存在するが、いくら存在するからと言って本当にやっちゃいましたよ、この男の娘は。ちなみにイカルガの話を聞いた敵側技術者の感想をご覧ください。
自滅が怖くないのか? 絶対に頭がイカれてやがる!
オラシオ・コジャーソ
戦績
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関連リンク
関連項目
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